みなさん、こんにちは。

まだまだ寒い日もございますが、だいぶ春らしい日が増えてきましたね。腕元の露出も増えてくるこれからの時期は楽しみでしかたないですね(笑)

さて、今回は久しぶりの入荷となる【パテックフィリップ】のアイコンとも言える定番モデルカラトラバ「Ref.5196」の18KWG(ホワイトゴールド)仕様が入荷致しましたのでご紹介したいと思います。また、もう一本カラトラバの派生モデルであり、現在は廃盤になっているトラベルタイム「Ref.5134」も併せてご紹介していきます。

「Ref.5196G-001」 カラトラバ 18KWG

こちらの「Ref.5196G-001」は「Ref.3796」の後継機種として、2004年に発表されました。

ケース径は30mmから37mmへとサイズアップされましたが、搭載のムーブメントは「Cal.215 PS」が継続して採用されました。素材は18KYG(イエローゴールド)、18KRG(ローズゴールド)、18KWG(ホワイトゴールド)、PT(プラチナ)で展開されております。

PT(プラチナ)のみ差別化されており、ケース6時位置にはダイヤモンドが埋め込まれています。また、ダイヤルは2トーンのブレゲ数字のインデックスにリーフハンドの組み合わせとなっております。こちらは、ケースの色味が非常に使いやすい18KWG(ホワイトゴールド)仕様で、グレーがかったシルバーの文字盤もクールでかっこいい印象です。

ケース・バックルは使用によるスレや小キズは多少ございますが、エッジは立っておりしっかりとした印象です。直近で【パテックフィリップ】にて、艶ありマシンステッチの黒色アリゲーターストラップとWG(ホワイトゴールド)製のバネ棒を新調しております。

人気の定番モデルでは有りますが、最近では正規店での入荷も少ないとのことで、中古市場での相場も上がってきています。

気になる販売価格ですが¥1,980,000円(税込)です。

国内正規販売価格が¥2,827,000円(税込)となっていますので、かなりお得感のあるお値段だと思います。

飽きの来ない【パテックフィリップ】のフラッグシップモデル「Ref.5196」はいかがでしょうか。付属品も全て揃っておりオススメできる1本です。

「Ref.5134」 トラベルタイム 18KWG

「Ref.5034」の後継機種として、2001年に発表され、文字盤・針仕様の変更もあり、2009年頃まで製造された「Ref.5034」。個人的見解ではありますが、ブレゲ数字のアップライドインデックスにリーフハンドの組み合わせの仕様は格好良さの中に渋さを備え、とても好みであります。

ムーブメントは、前述のカラトラバ「Ref.5196」にも搭載されている手巻き式「Cal.215 PS」をベースに、タイムゾーン機構を搭載した「Cal.215 PS FUS」

時刻合わせについては、連動している12時位置にある24時間計を見ながらホームタイムの設定を行います。ローカルタイムの調整は、時計9時側側面にある上下のボタンを使い行います。下側のボタン(8時位置)を押すと、時計回りに、上側のボタン(10時位置)を押すと反時計回りに一時間ずつ動きます。

箱は経年による傷みは見られますが、付属品も揃っております。

気になる販売価格ですが¥2,178,000円(税込)です。

既に生産が終了しておりますので、現時点での国内正規販売価格のお伝えは出来ませんが、カラトラバベースのケースにトラベルタイム機構を搭載し、フォールディングバックルという点を踏まえて、とてもお得な1本であると思います。

何度もご紹介しているワールドタイムも非常に優れた機構を持った時計ではありますが、残念ながらサマータイム時には一時間のズレが生じてしまいます。

その点、トラベルタイムはホームタイムとローカルタイムの時差で調整しながら時刻を確認しますので、サマータイムの影響は受けず、問題もございません。あらためて、非常によく出来た時計だなと感銘を受けました(笑)

まとめ

前回のパテックフィリップ論でも触れましたが、ここのところ【パテックフィリップ】の時計の動きが活発です。

これからも価格・状態含めて魅力的な仕入れをし、いろいろなモデルをご紹介出来ればと思います。

【パテックフィリップ】のことで何かお困りの事がございましたら、些細なことでも「是非」「是非」お問い合わせ下さい。

買取・預かり販売も強化しておりますので、ご売却をお考えの方もお問い合わせお待ちしております。

では、また!

阿部泰治のパテック論