みなさん、こんばんは。

 

 

今回は、私が一番愛してやまないと言っても過言では無い、希少モデルが緊急入荷して参りましたので、ご紹介していきたいと思います!しかも、この素材での入荷は当店初となりますので、私も熱が入っております!ぜひ最後までお付き合いお願いいたします!!

 

 

「Ref.5004J-012」
『パーペチュアルカレンダー スプリットセコンド クロノグラフ』18KYG

 

『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』の三代目にあたる「Ref.3970」に遅れること約10年、1990年代中頃に"スプリットセコンド"機構を追加搭載して登場した「Ref.5004」。

その後継機にあたる「Ref.5204」が発表された、2012年頃まで生産されていましたが、製造期間の割には流通量が少なく、販売当初も市場で見掛けることが比較的少なかった印象です。

そして今回、当店初となる18KYG(イエローゴールド)モデルが、なんと"シングルシールド"状態で緊急入荷して来ましたので、たまらず筆を取りました。

※ビニール越しでの撮影となりますので、画像が鮮明で無い点はご容赦ください。

 

 

ケース径は約37mm(36.7mm)と、着用するには程良い大きさになっていますが、ケース厚は、"スプリットセコンド"を搭載しているため15mm程あり、スプリットボタンを備えた大きめなリューズも相まって、実際のケースの大きさ以上にインパクトがあります。実際に着用してその雰囲気をお伝えしたかったところですが、今回は完全な"シングル シールド"状態なので伝わりにくかったらすみません、、、

 

 

18KYG(イエローゴールド)ケースにシルバー文字盤の組み合わせはクラシカルな印象で、更には、アラビア数字のアップライドインデックス、サークル有りのインダイヤルデザイン、リーフハンドと、全てが絶妙なバランスで配されているこの姿は、とにかく"カッコいい"ですよね!

 

 

製造された年代によってホールマークの箇所は異なりますが、ラグ裏の四箇所に入っているのがビニール越しにお分かりいただけますでしょうか。

こちらに搭載されているヌーベル・レマニアベースのムーブメント「Cal.CHP 27-70 Q」は、"パーペチュアルカレンダークロノグラフ"に"スプリットセコンド"が加えられるなど、高い機能性を有していますが、これだけにとどまらず、この立体的な構造が、まるで芸術品を見ているような素晴らしいデザイン性も兼ね備えていますね。

 

 

保証書日付は2010年。冒頭でもお話ししたように、新品出荷時のビニールから開封されていないシングルシールドの素晴らしい状態です。また、比較的高年に販売された個体なので、保証書類を納めるレザー製のパスケースも大きめの高級感ある仕様となっております。他にも、未開封の裏蓋、調整ピン、シリアルタグ、ムーブメント/シリアルナンバーが入ったシールが貼ってある納品時のスリーブケースも付属しており、付属品も完品ですので、コレクション・ピースとしても最適でオススメです。

 

そして気になる販売価格は、、、と言いたいところでしたが、まだ現時点では販売が確定していない個体ということで、今回はあくまでご紹介となります!

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

18KYG(イエローゴールド)モデルの「Ref.5004」は、市場での流通も極めて少なく、ましてやこのような状態で販売されている個体を見つけるのは、非常に難しいかと思います。今後、当店で販売をさせていただく可能性もございますので、気になる方は是非ホームページをチェックしてくださいね!

引き続き、今まで以上に魅力的でオススメ出来るモデルを一本でも多くご紹介して参りますので、次回もお楽しみにお待ちください!

では、また!

監修者のプロフィール

阿部泰治の写真

阿部 泰治(あべ やすはる)

高級腕時計専門店 コミット銀座 オーナー / 鑑定士歴:2004年~現在

51歳 埼玉県出身

30歳の時に二次流通の某高級腕時計専門店に勤務。数多くの高級時計を査定してきたが、とりわけパテックフィリップの技術力並びに芸術的な美しさに感銘を受ける。
約10年の勤務期間を経て、コミット銀座を創設。自ら仕入れ・販売をこなす傍らで、鑑定士、店頭スタッフの教育を兼務。お客様・時計と向き合う日々を過ごし、今でも第一線でその手腕を遺憾なく発揮している凄腕鑑定士。

阿部泰治のパテック論