みなさんこんにちは。
7月も中盤に差し掛かり、本来であればもうすぐオリンピック!!という時期でしたね。残念ながら延期となり、夏休みのイベント(夏祭りや花火大会など)もほとんどが中止となっていますが、プロスポーツの再開(観客数も徐々に増えている)なんかは前向きな動きかなとも感じます。こういったパンデミックと経済の関係は非常に難しい問題ですが、なんとか良い方向にと願うばかりですね。
さて、そんな中でも今日は7月10日(日)に香港で開催された ” PHILLIPS(フィリップス) “の時計オークション速報として、PHILLIPS(フィリップス)の公式データの元【 パテックフィリップ 】にフォーカスして書いていきたいと思います。私たちも毎年直接参加しているオークション。さすがに今回はオンラインでの参加となりましたが、通常のモデルよりもコレクション性が高い物、市場であまり見かけない物、話題性の高い物などが沢山出品されており、非常に見ごたえがあったなと感じます。是非最後までお楽しみ頂ければと思います。
*価格につきましては、オークションの落札価格に手数料(25%)が入った金額となっております。
*日本円につきましては、オークション開催当日のレートを参照しております。
*画像は全て「PHILLIPS」を参照させて頂いております。
- ◆ Lot.877 ワールドタイム クロワゾネ 18KRG
- ◆ Lot.878 ワールドタイム ムーンフェイズ 175周年記念モデル18KWG 世界限定1300本
- ◆ Lot.881 ワールドタイム クロワゾネ 18KYG
- ◆ Lot.912 ノーチラス ダイヤモンドベゼル 18KWG
- ◆ Lot.913 ノーチラス パーペチュアルカレンダー 18KWG
- ◆ Lot.914 パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ Platinum
- ◆ Lot.915 パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ 18KRG
- ◆ Lot.982 アクアノート エクストララージ Tiffany & Co. S/S
- ◆ Lot.998 パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ 18KYG
- ◆ Lot.1005 パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ 18KYG
- ◆ Lot.1041 パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ Platinum
- ◆ Lot.1056 カラトラバ パーペチュアルカレンダー レトログラード Platinum
- ◆ Lot.1069 パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ 18KWG
- ◆ まとめ
Lot.877 ワールドタイム クロワゾネ 18KRG
Ref.5131R-011
落札結果⇒HKD 875,000(JPY 12,468,750)
コミット銀座でも過去にシールド品(ビニール未開封)と中古美品の販売をしているこちらのモデル。文字盤のクロワゾネが非常に綺麗で日本を確認することが出来、とても好きな時計です。
Lot.878 ワールドタイム ムーンフェイズ 175周年記念モデル18KWG 世界限定1300本
Ref.5575G-001
落札結果⇒HKD 687,500(JPY 9,796,875)
こちらもコミット銀座で過去に未使用品を3本販売した実績があるモデルです。このモデルのために、ワールドタイムにムーンフェイズが搭載されました。実物を見るととにかくカッコいいの一言。入荷すると動きも早いモデルです。
Lot.881 ワールドタイム クロワゾネ 18KYG
Ref.5231J-001
落札結果⇒HKD 750,000(JPY 10,687,500)
こちらは2019年の新作として、新たなワールドタイムケースに収められたクロワゾネモデルです。まだ、取り扱いが無いモデルですので、是非とも実物を見てみたい1本です。お持ちの方は見せにくるだけでもいいので是非!(笑)
Lot.912 ノーチラス ダイヤモンドベゼル 18KWG
Ref.5713/1G-010
落札結果⇒HKD 937,500(JPY 13,359,375)
18KWG(ホワイトゴールド)ケースに豪華にダイヤモンドがベゼルに配置されたノーチラスのジャンボサイズ。発売当初は思ったほど人気が出なかった印象ですが、生産個数が非常に少なく、今のノーチラス人気も重なり価格が高騰しているモデルです。
Lot.913 ノーチラス パーペチュアルカレンダー 18KWG
Ref.5740/1G-001
落札結果⇒HKD 1,500,000(JPY 21,375,000)
2018年の新作モデル、ノーチラスパーペチュアルカレンダー。18KWG(ホワイトゴールド)製のケースにパーペチュアルカレンダーを搭載しながらも大きすぎず、厚すぎずと絶妙なサイズ感。この仕様に仕上げた【 パテックフィリップ 】は流石の一言につきます。現行モデルでありながら入荷数も少なく、市場ではプレミアムな価格となっております。
Lot.914 パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ Platinum
Ref.3970EP-019
落札結果⇒HKD 93,750(JPY 13,359,375)
こちらのモデルは既に生産が終了して15年以上が経ちますが、レマニアベースのムーブを搭載した「Ref.3970」は非常に人気が高い時計であります。この商品は、シールド(未開封)がプラス材料。ひとつ気になったのは、ダイヤの文字盤であれば、本来バトン型の針がつくと思うのですが、こちらはリーフ型の針がついていますね。
Lot.915 パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ 18KRG
Ref.5270/1R-001
落札結果⇒HKD 1,000,000(JPY 14,250,000)
2018年に発表された、パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ「Ref.5270」18KRG(ローズゴールド)ケースのフルブレス仕様。これに関しては正直に、落札された方が価格的にかなりお得だったのかな?と感じます。欲しかった!!(笑)
Lot.982 アクアノート エクストララージ Tiffany & Co. S/S
Ref.5167A-001
落札結果⇒HKD 675,000(JPY 9,618,750)
ノーチラスと人気を二分する、説明不要のモデル「アクアノート」人気のSS素材にトロピカルバンドの組み合わせに” Tiffany ”とのWネームとなれば、高くなるのも必然ですね。
Lot.998 パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ 18KYG
Ref.2499/100
落札結果⇒HKD 4,750,000(JPY 67,687,500)
パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ「Ref.2499」の第四世代、サファイアクリスタルが導入された「Ref.2499/100」。こちらはラグ裏の刻印も綺麗に残っており、コンディションが非常に良かったのか、高額な落札価格になっております。こういった個体は今後も探すことが困難な、まさにコレクションピースといえます。
Lot.1005 パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ 18KYG
Ref.3970E
落札結果⇒HKD 562,500(JPY 8,015,625)
パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ「Ref.3970」の第2世代にあたり、バトン型のインデックスにリーフ型の針が特徴のRef.3970E。ケースはスクリューバック(ねじ込み式)のクローズドの裏蓋のみの仕様です。こちらは保証書も付属され、コレクション向きな時計ですね。
Lot.1041 パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ Platinum
Ref.5270P-001
落札結果⇒HKD 1,375,000(JPY 19,593,750)
2018年に「Ref.5270/1R-001」と共に発表されたプラチナケース仕様のパーペチュアルカレンダー・クロノグラフ。現行モデルではありますが、落札価格からも人気の高さが伺えます。
コミット銀座でもタイムリーに先日販売をしておりますが、即日SOLD OUTとなりました。
Lot.1056 カラトラバ パーペチュアルカレンダー レトログラード Platinum
Ref.5050
落札結果⇒HKD 875,000(JPY 12,468,750)
比較的薄型のカラトラバケースにパーペチュアルカレンダーと「レトログラード」機能を搭載したモデル。やや小ぶりにも感じますが、ケースサイズ、文字盤・針のデザインが絶妙にバランスの良い時計です。もともと所有されていた方が著名であったのが理由なのか、高額な落札結果となったのかなと思います。
Lot.1069 パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ 18KWG
Ref.5970G-001
落札結果⇒HKD 1,125,000(JPY 16,031,250)
人気のパーペチュアルカレンダー・クロノグラフ「Ref.5970」の18KWG(ホワイトゴールド)ケース仕様。文字盤、針の色味で見ると一番クールでカッコいいと思える1本です。最近はなかなか市場で売っているの個体も見かけなくなってきている気がします。これは私自身もはめてみたい時計の1本です。
まとめ
以上。初のオークション速報ということで、結果ベースで簡潔に分かり易く、そして参考になる記事を意識して書きましたがいかがでしたでしょうか。数千点の出品があり、他にも【 パテックフィリップ 】の時計は多数出品されていたのですが、今回は私が結果も含めて気になったモデルを筆頭に紹介させていただいております。
ちなみに、今までコラムで書いてきたモデルも多数出品されており、毎度の事ではありますがさすが【 パテックフィリップ 】だなとつくづく思わせられる次第であります。
また、以前と比べ現在ではオークション落札価格と市場相場は、ほぼイコールになってきているような気がします。こういった世界オークションに目を通すことは正確な”適正価格”を知るためにはやはりとても重要なことだなと感じます。
今回初めて店舗でもオークションをリアルタイムで流してみたのですが、なかなか反応も良くスタッフも勉強になる、と非常に有意義な取り組みが出来ました。是非次回はより多くのお客様に届けられればなと思います。
今回はPHILLIPS(フィリップス)オークションについて書きましたので、次回は香港で行われたサザビーズ、クリスティーズの結果についてお話をしたいと思います。