みなさん、こんばんは。

9月に入り、朝晩は比較的過ごしやすくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。巷では季節外れのインフルエンザが流行っているようで、小・中学校などでは学級閉鎖も相次いでいるようです。みなさまも体調管理にはくれぐれも気を付けてくださいね。

さて本日は、超絶モデル『ノーチラス クロノグラフ トラベルタイム』「Ref.5990/1R-001」が入荷いたしましたので、ご紹介したいと思います!当店での取り扱い初となる希少モデルでもありますので、ぜひとも最後までご覧ください!

「Ref.5990/1R-001」
『ノーチラス クロノグラフ トラベルタイム』18KRG

『ノーチラス クロノグラフ トラベルタイム』シリーズ待望の18KRG(ローズゴールド)ケース・ブレスレット仕様で、2021年に発表された「Ref.5990/1R-001」。

ブルーソレイユ文字盤とのコントラストが美しいこちらは、”フライバッククロノグラフ”、”トラベルタイム”、”現地の日付表示”という3つのコンプリケーションを搭載しており、【パテックフィリップ】の技術力が詰まったモデルとなっています。

ここで、本題へと入る前に『ノーチラス クロノグラフ トラベルタイム』シリーズについて、簡単におさらいしていきましょう。

2014年の新作として発表された、SS(ステンレススチール)ケースの「Ref.5990/1A-001」。

やや濃いめのグレーにも見えるブラックグラデーションの文字盤は、従来の『ノーチラス』のクラシックな雰囲気とは異なり、モダンでクールな印象となっています。惜しまれつつも2022年にディスコン(廃盤)となったため、二次流通市場においても非常に人気の高い一本です。

次に登場したのが、今回ご紹介する新作モデルの『ノーチラス クロノグラフ トラベルタイム』「Ref.5990/1R-001」。

前述の通り、美しいデザインと優れた機能性を併せ持つ、最上級のモデルとなっています。ケース径40.5mm、ケース厚12.53mmの重厚感ある作りながら、一体型となったブレスレットの着用感は抜群と、文句無しの一本です。

*https://www.patek.com/en/collection/nautilus/5990-1A-011

そして、「Ref.5990/1A-001」を進化させる形で2022年に登場した「Ref.5990/1A-011」。

基本的な構成は従来と同様ですが、傑作とも呼ばれる「Cal.CH 28-520」にトラベルタイムが加わった「Cal.CH 28-520 C FUS」を新たに搭載し、4mmのエクステンション機能も備わったことで、実用性が格段に向上しました。こちらは当店未入荷の商品となっていますので、お目に掛かれる日を楽しみに待ちたいと思います。

話を戻しまして、水平エンボス模様が施されたブルーソレイユ文字盤には、時分針やインデックスのフチなど、至る所に18KRG(ローズゴールド)素材のパーツが配されているため、ケース・ブレスレットと相まって、上品かつ華やかな印象に仕上がっています。

また、6時位置には60分計、12時位置には日付表示、3時・9時位置にはHOME・LOCAL表示と文字盤のスペースを余すことなく使用しています。一つの時計で複数の機能を有しているため、本来であれば少々うるさいデザインになりがちではありますが、そこをスッキリ見やすく仕上げているのは、【パテックフィリップ】だからこそ成せる技なのではないでしょうか。

先述の通り、デザインだけでなく実用面も非常に優れている「Ref.5990/1R-001」ですが、中でもトラベルタイム機構は海外を行き来する方であればとても重宝するかと思います。

ここで、トラベルタイム機構の使用方法について簡単におさらいいたします。

トラベルタイム機構とは、2つのタイムゾーンの時刻を同時に表示する機構のことを指します。文字盤には2本の時針があり、通常の時針がLOCAL(現地、滞在先)を、スケルトン時針がHOME(出発地、自宅や職場など)の時刻を表示します。

使用方法
3時位置HOME(出発地)、9時位置LOCAL(現地)の小窓によって昼夜を判別
ケースサイド9時位置の上下ボタンを押してLOCAL TIMEを変更(1時間毎に前後進)
12時位置の日付表示はLOCAL TIMEに連動

日付を単体で合わせる必要が無く、プッシュボタンで簡単に日時調整が出来るのは、煩わしさが無く、使いやすいですね。

スケルトンバックの裏蓋から鑑賞いただけるムーブメントは「Ref.5990/1A-011」と同様の「Cal.CH 28-520 C FUS」。クロノグラフ機構に加えてトラベルタイム機構も搭載していることで、インパクトのあるサイズ感となっています。また重量は265gと、見た目以上に重厚感もございます。

保証書日付は2021年。付属品も完備しており、綺麗な状態を保っています。個体については、経年による変色や保管による微細なスレこそ一部ございますが、着用されていない未使用品となっております。

気になる販売価格は、42,460,000円(税込)

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おいそれと手が出せる価格ではございませんが、この美しさと重厚感を店頭にて是非体感してみてはいかがでしょうか。

まとめ

高級感漂うデザインと、3つのコンプリケーション機能を搭載したこちらの超絶モデルは、市場での出回りも極めて少なく、今後の入荷もなかなかない希少モデルとなっています。検討されている方は、迷うことなくご購入されることをオススメいたします!

残暑の厳しい日が続いておりますが、体調には十分お気を付けて、当店まで遊びに来ていただけたら幸いです!

ではまた!

阿部泰治のパテック論