みなさん、こんばんは。

本日は、激レアモデル『スプリットセコンド クロノグラフ』「Ref.5370P-011」が、当店初入荷となりましたので、ご紹介させていただきます!過去に一度拝見したことはありますが、今回実際にお取り扱いできたということで、非常に興奮しております!(笑)

と、前置きはさておき、早速ご紹介していきましょう!是非とも、最後まで楽しんでご覧ください!

「Ref.5370P-011」
『スプリットセコンド クロノグラフ』
グラン・フー 本青七宝(エナメル)文字盤 PT

美しい”グラン・フー エナメル”のブルー文字盤を配して、2020年に登場した『スプリットセコンド クロノグラフ』「Ref.5370P-011」。

先日のパテック論(※第167回 2023年取り扱い 厳選4モデルをご紹介!!でもご紹介した、「Ref.5370P-001(ブラック)」の文字盤違いのモデルとなります。ブレゲ数字のインデックス、ホワイトゴールド製の針、文字盤外周に描かれたタキメーターなど、洗練されたデザインと、鮮やかな色味のブルー文字盤がモダンな印象の1本です。

グラン・フー エナメルとは
「偉大な炎」との意味を持つ”グラン・フー”とは、約800~1000度という高温の炉で、幾度に渡って焼き上げ、美しいガラス皮膜の強固なエナメル面を作る技法のこと。自社基準を満たす仕上がりの文字盤を作り出すのは、熟練の技術者においても至難の業とされている。

ここで、本題へと入る前に「Ref.5370P-001(ブラック)」も少しだけご紹介します。

2015年のバーゼルワールドで発表された『スプリットセコンド クロノグラフ』「Ref.5370P-001」。

販売開始当時は、美しく洗練された印象のデザインに、単体での”スプリットセコンド クロノグラフ”搭載ということもあり、「すごいモデルが発表された!」と一躍話題になりました。

こちらの「Ref.5370P-001(ブラック)」は、今回ご紹介の「Ref.5370P-011(ブルー)」とほぼ同様の仕様になっていますので、気になっている方は、好みのカラーで選ばれるのが良いかと思います。まさに甲乙つけがたい美しさですが、そもそも手に入れるチャンスが巡ってくるのか、、、コメントは控えさせていただきます。(笑)

それでは本題の「Ref.5370P-011(ブルー)」に話を戻します。

重厚感のあるPT(プラチナ)仕様のケースは、サイズ41mm、厚さ13.56mmと、インパクトのある仕上がりのこちらは、ケース側面中心部分の凹んだ箇所にサテン仕上げが施されるなど、【パテックフィリップ】の拘りが感じられるデザインとなっています。スプリットボタンや大き目のリューズもデザインのアクセントになっていて、とにかく格好良いです!

腕に載せた存在感はやはり別格で、只者ならぬオーラを放っています。この先、お目に掛かれる機会も非常に少ないと思いましたので、リストショットいただきました!(笑)

スケルトンバックから鑑賞可能な手巻きムーブメント「Cal.CHR 29-535 PS」は、スプリットセコンド機能の他、独自開発のジャイロマックステンプも備えた複雑機構となっています。この芸術的とも言える立体的なムーブメントが非常に美しく、ずっと見ていても飽きない程、巧みに作り込まれていますね。

保証書日付は2021年10月。使用によるスレや小キズこそございますが、ノンポリッシュのケース、バックルがしっかりとした印象の良個体です。付属品も完備で、交換用のソリッドバックもございますし、メーカーでの保証期間が残っているのも魅力的ですね。

気になる販売価格は、30,800,000円(税込)

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市場での出回りもほぼなく、現在の国内定価と比べると魅力的な価格となっておりますので、気になっていた方には、非常にオススメの1本です!

※2023年7月10日時点の国内定価:39,732,000円(税込)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

先日「Ref.5370P-001」(ブラック文字盤)をお取り扱いさせていただいたばかりでしたので、ブルー文字盤が緊急入荷となり、、、少し頭が混乱しております。(笑)(※オークションでも頻繁に見れるモノではないので)兎にも角にも「Ref.5370P」は本当に美しい仕上がりの時計であり、何度見ても見惚れてしまいますね。お持ちの方は見せに来ていただけるだけでも十分ですので、ぜひとも当店に自慢がてらお立ち寄りいただけますと幸いです。

私事になってしまいますが、このように希少で素晴らしいモデルを数多く取り扱いさせていただいていることで、鑑定士としての力が蓄えられております。これもひとえにみなさまのおかげでございます。いつも本当にありがとうございます。

そんなみなさまに、最大限感謝の気持ちを伝える為にも、【パテックフィリップ】の素晴らしさを今後もお届けして参りますので、次回のパテック論もぜひとも楽しみにお待ちください!

ではまた!

阿部泰治のパテック論