みなさん、こんばんは。
関東も梅雨入りいたしましたが、日によっては気温差も大きく、みなさまくれぐれも体調管理には気をつけてください。ちなみに、今年の夏は猛暑が予想されているようで、そうなると腕時計の露出も多くなると思いますので、今からそれを楽しみに時計探しをするのも良いかもしれないですね。
さて、今回はこれからの季節はもちろん、通年あらゆるシーンで活用できる、『ワールドタイム』「Ref.5130/1G-010」と「Ref.5130/1G-011」をご紹介していきたいと思います。是非最後までお楽しみください。
「Ref.5130/1G-010」「Ref.5130/1G-011」
『ワールドタイム』 18KWG
左:「Ref.5130/1G-010」右:「Ref.5130/1G-011」
「Ref.5110」の後継モデルとして2006年に発表された「Ref.5130」。発売当初は先代同様、YG、RG、WG、PT(イエローゴールド、ローズゴールド、ホワイトゴールド、プラチナ)の4素材、革ベルト仕様のみの展開でした。「Ref.5130/1G-010」は、18KWG(ホワイトゴールド)ケース・ブレスレット仕様で、18KRG(ローズゴールド)ケース・ブレスレット仕様の「Ref.5130/1R-001」と同時に2012年に追加されました。
【Ref.5110⇒Ref.5130仕様変更点】
①サイズが37mmから39.5mmへ
②時針がアップルハンドへ
③文字盤中央部がギョーシェ仕上げからサンビーム(放射線)仕上げへ
ケースサイズが大きくなったことで、文字盤に記載されている都市名が見やすくなり、ベルトもラグ幅21mm尾錠幅16mmへとサイズアップされました。
※「Ref.5130/1G-011」
現在、当店では「Ref.5130/1G-011」も在庫しておりますが、「Ref.5130/1G-010」との違いは、都市名が一部変更になっている点。(※以前ご紹介した『ワールドタイム』「Ref.5230G-001」が「Ref.5230G-014」に枝番変更された時と同じです。)
また、革ベルト仕様の「Ref.5130G-001」と比べると、文字盤中央部分の色が、シルバーから黒に近いグレーに変更され、これまでのシルバー文字盤×革ベルトの仕様は、柔らかい印象だったのに対して、文字盤中央部がグレーになり、18KWG(ホワイトゴールド)ブレスレット仕様になったことで、無機質でクールな印象に変わったと思います。
、、、ん?色々とお話ししてきましたが、今回ご紹介している「Ref.5130/1G-010」は、何かおかしいぞ?とほとんどの方が思われたと思います。それもそのはず、文字盤中央部分が革ベルト仕様の「Ref.5130G-001」と同じなのです。
私が知る限り【パテックフィリップ】は、超絶なVIPカスタマーでもない限り、文字盤の変更や特別な文字盤を使用することはしません。無論、文字盤のみを入手することも極めて困難であり、このような仕様はまずないと思われます。正直私もびっくりしております。
話を戻しまして、私がいつも感心するのが【パテックフィリップ】のブレスレット仕様の着用感です。とにかく腕馴染みが良く、ストレス無くはめていただけます。やはりこのような点は、時計選びをする上でとても重要になります。
時計とブレスレットの一体感あるデザインもとても美しく、【パテックフィリップ】の時計は、スポーツモデルを除いて基本的に革ベルトの仕様が多いため、実際に着けている方だけが分かる、ちょっとした優越感みたいなものもあると思います。
スケルトンバックから眺めることが出来るムーブメント「Cal.240 HU」は、「Ref.5110」から引き継がれた【パテックフィリップ】独自のワールドタイム機構です。10時位置のプッシュボタンを押すことにより、時針、24時間リング、都市名リングが連動し、1時間分動いて行く様は、大袈裟ではありますが見ていて感動します。記念すべき第一回目のパテックフィリップ論で『ワールドタイム』を取り上げたのも、私が初めてこの機構を実際に体験した時の驚きを未だに覚えているからです。
革ベルト仕様のシルバー文字盤が現在入っているお得な仕様「Ref.5130/1G-010」の気になる販売価格は6,578,000円(税込)
保証書日付は2012年10月、冊子類(ワールドタイムの冊子有り)、タグ、パスケース、箱はもちろん、オリジナルの文字盤セットも付属しております。細かなスレや目立たない小キズはございますが、ブレスレットのヨレが全くない状態でこの価格は、とてもオススメです。
続いて、都市名が変更となった「Ref.5130/1G-011」の気になる販売価格は6,765,000円(税込)。
保証書日付は2015年11月と比較的後年に販売された個体。冊子類(ワールドタイムの冊子有り)、パスケース、箱が付属しております。使用によるスレや小キズはございますが、ブレスレットのヨレもほぼ感じられないオススメの個体です。
今回はご紹介しておりませんが、Platinum(プラチナ)ケース×革ベルト仕様の「Ref.5130P-001」も在庫しております。こちらは保証書こそありませんが、ポリッシュなしに近いしっかりとしたケースの個体で、2022年4月にメーカーでオーバーホールされたばかりのオススメの個体です。よろしければ、こちらの時計も是非ご覧になってみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
みなさんご存知の方も多いかと思いますが、6月1日から国内正規販売店での税込み希望小売価格が1割ほど上がっております。これに伴い、二時流通市場での中古相場も少なからず上がってくると思われます。
ご紹介した『ワールドタイム』然り、ここのところ過去の評価されるべきモデルの相場、販売価格が明らかに上がってきており、市場で流通している個体も少なくなってきております。金相場の上昇や為替の変動(円安)を鑑みると、正直今が買い時かもしれませんね。是非ともご購入を検討されている方は、お気軽にご質問、お問い合わせください。
ではまた!