近年は、自分へのご褒美として『高級腕時計』の購入を検討している女性も少なくないのではないでしょうか?
「女性だけどそんなに高い腕時計を購入する必要ってある?」そう考えている方もいるかもしれません。しかし、近頃30代~40代を中心にブランド腕時計の需要が増えていることがスイス時計協会の調査で明らかになりました。
今回の記事ではそんなレディース向けの腕時計について、選び方のポイント、おすすめブランドについてお伝えさせていただきます。初めての高級腕時計を購入する方、お手持ちの時計の買い替えを検討されている方など、是非ご参考にしていただければと思います!
レディース腕時計のニーズが増している
著名企業にて女性管理職の登用が進んでいる今日、それに伴い女性の社会進出機会は年々増大しています。スイス時計協会の調査によると、女性の腕時計購入に関する意識も比例して高くなっており、100万円以上の腕時計の購入予算と回答した人は14.2%と、10万円未満と回答した13.1%を上回る結果となりました。
これは、男性の購入予算100万円以上の17.6%に迫る勢いで、今や時計市場においても男女の時計入手の機会は平等になりつつあると考えられます。
一生後悔しないレディース腕時計の選び方
では、そんな女性の腕時計購入に関して、後々後悔しないように選び方のポイントをお伝えさせていただきます。
ブランドのステータス性に着目
前述の通り、男性と女性、その雇用の形は平等に近づきつつあります。すると、古くから男性に求められている”ビジネスの場のルール”に沿うことを、今後は女性にも求められることが増えてくると考えられます。
ビジネスの場において男性に求められていた腕時計の着用、その最たる理由は「ブランドが持つステータス」になります。
ブランド腕時計のステータスは、そのまま「経済力」「センス」「こだわり」といった形で他人から評価されます。もちろん、自分が嫌いなブランドを無理に着ける必要はありませんが、同価格帯であるなら、そういった効果を狙うのも後悔しないために必要でしょう。
比較的シンプルなものを選ぶ
ビジネスの場において華やかすぎる宝飾腕時計はふさわしくありません。ジュエリー関係や芸能関係など、華やかさを求められる仕事といった例外を除き、ビジネスの場で宝飾時計を選ぶと「TPOができていない人」と受け取られてしまう可能性がありますよね。
存在感を出しつつも、装飾過多にはならないシンプルなものを選ぶことにより、これからの40代、50代と年齢を重ねても使える腕時計になります。
少しだけ予算を高めに設定する
ブランド腕時計を購入するときの予算の目安は年収の3%から30%と言われています。
年収500万円でしたら約1.5万円~150万円ということですね。ただ、見ての通りかなり開きがあります。必ず30%にしないといけないということではもちろんありませんが、今の自分が適正だと思った予算の少し上にしておくことで、40代、50代になった時でも問題なく使えるような高性能、高いステータス性を腕時計を使うことができるようになると考えらます。
「少し今の自分には早いかな」「ちょっと背伸びすれば大丈夫」そう感じる程度の予算を組むことが後々、「安物買いの銭失い」にならないためのポイントです。
周りの人の腕時計をチェック
周りの人と腕時計が被った場合、少し気持ちが滅入りますよね。
ただ、人気モデルは人と被る可能性が非常に高いです。親しい間柄であればそれも良いでしょうが、仕事相手だと気まずいだけですよね。
こんなことを避ける為にも、時計を購入する際には事前にチェックしておくことが非常に大切です。また中古市場に流通している希少モデルを選ぶのも、被る可能性自体を下げる上で有効です。
世界に唯一の表情を持つリユース品も検討
「リユース品(中古品)」というとネガティブな印象を持つ方も少なくありませんが、美術品と同じで品質の良い腕時計は時が経過することで逆に評価されるという特性を持っています。それにより、自分だけの味わいのある時計を手に入れることができるのです。
品質の良い時計には、素材の成分の劣化により起こる通称「レアポイント」があります。
美術品としても評価されるレアポイントには例として以下のようなものがあります。
- インデックスの焼け
- 「スパイダーダイヤル」と呼ばれる文字盤のヒビ
- 文字盤の変色(ブラウンやトロピカル)
中古腕時計というとあまりイメージは良くありませんが、長年大切に使えばヴィンテージ、アンティークと呼ばれるようになります。
綺麗に年を重ねた時計を見つけ、自分だけのヴィンテージ時計とするのも面白いかもしれませんね。
また、リユース品の場合、新品で買うよりも費用を抑えられることもあるため、ワンランク上の時計を購入することも可能になる場合もあります。
価値の上がる「限定品」も検討
高級腕時計ブランドは、量産品のように「たくさん作ろう」という考え方をしません。現行モデル以外はすべて生産終了しており、限定品となります。
時にはプレミア価格としても売り出され、通常よりもはるかに高い価格で売買されています。あなたが買った後にさらに人気が沸騰して高値で売れてしまう可能性だってあります。
しかし、そうしたモデルは人気の為、正規店で買うことが困難を極めます。ただ、そんな限定品であっても、購入者の何らかの事情によってすぐ販売され、「未使用品」として中古ショップに出品されることもあるので、一度足を延ばしてみるのも良いでしょう。
ただし、やみくもにショップを回っていては偽物を掴まされる可能性があるため、力を持った「鑑定士」が在籍しており、信頼できる店舗を回るようにしましょう。
資産価値の高い時計を選ぶ
女性の大きな転機として結婚と出産があります。仕事を続ける選択をする方もいるでしょうし、育児や家庭に専念するという選択肢もあるでしょう。
いずれの場合にも考えておいて損がないのが、資産価値の高い腕時計の購入です。
高級腕時計には、何年経っても価値が落ちにくいもの、逆に価値が上がるものもあります。すると何らかの事情で腕時計が不要になった際や違う時計への買い替えの際に売却価格が高くなるので、もしもの時の資産としても、次の腕時計の購入資金としても使えるようになります。
後悔しないためのポイントしては「高級だからといって値が落ちないわけではない」ということです。資産価値の高いブランドというのは絞られており、センスの赴くままに購入してしまったことで、後悔したという話もあります。
ぜひ、時計ブランドを選ぶ際は「資産価値」にも注目してみましょう。
30代レディース向けおすすめブランド5選
ここまでご紹介した後悔しないポイントは、シンプルかつステータス性が高く、資産価値も高いということでした。それを踏まえたレディース向け腕時計ブランドをご紹介します。
カルティエ
【カルティエ】は女性らしいデザインの時計を作るのが得意なメーカーで、スイス時計協会の調査でも女性が欲しい腕時計ブランド2位を記録しました。柔らかい女性らしいデザインでありながらも、世界で初めて腕時計を生み出した実績もある、腕時計ブランドを語るには外せない名門中の名門です。
【カルティエ】というとジュエリー部門が有名ではあります。時計にもその流れはあり、シンプルながらもどこか煌びやかな雰囲気を漂わせる時計デザインは【カルティエ】ならではです。
女性からの圧倒的なステータスはもちろん、中古市場でも人気が高いため、一定の資産価値が期待できます。
ロレックス
「ロレックスって男性向けのブランドじゃないの?」そう感じる方も多いようですが、実は【ロレックス】はレディース向け腕時計にも力を入れています。男性ならば誰でも知っているほどの知名度を誇り、【ロレックス】らしい洗練されたデザインを残しつつも、女性らしい雰囲気も感じさせます。
また、【ロレックス】は中古市場価値が非常に高く、値崩れがほとんどないことでも知られています。スイス時計協会の調査でも女性が欲しい腕時計ブランド第1位を記録しています。
男女関係なく、ビジネスの場でもふさわしい腕時計と言えるでしょう。
パテックフィリップ
「世界一の腕時計ブランドといえばパテックフィリップ」と多くの方が答えるほど、世界的に権威のあるブランドです。レディース向けのパテックフィリップはシンプルながらもまるで王侯貴族が自然と身に着けているような高貴さがあります。
また、世界三大時計ブランドとして称されているその根底には、圧倒的な技術力があります。【パテックフィリップ】は腕時計の中でも複雑機構を得意としており、他の腕時計にはない魅力を十二分に感じられる逸品が多く存在しています。
もちろん、その確かな技術力と高貴なデザインであるが故に値段も世界トップクラスとなっていますが、ステータス性、資産性を考慮して保有したい方におすすめです。
オーデマピゲ
「シンプルも良いけど、どうせならもう少し華やかなほうが良い」などと、せっかく身に着けるのであれば、テンションが上がるような、そんな時計が良いですよね。【オーデマピゲ】は、世界で初めてドレスウォッチとしても使えるラグジュアリースポーツウォッチ『ロイヤルオーク』を開発したブランドです。
男性向けがフューチャーされやすいですが、レディース向け『ロイヤルオーク』を代表として【オーデマピゲ】の時計はいずれもハイセンスかつ華があります。
世界三大時計ブランドにも数えられるほど高いステータス性と資産価値を有していますので、是非おすすめしたいブランドになります。
ショパール
【カルティエ】と同様にジュエリーブランドしての名声が高いですが、実は1860年創業の古くから続く老舗腕時計ブランドでもあります。ステンレススティールとダイヤモンドを組み合わせたシンプルかつ華やかなハッピースポーツモデルなど、見ていて欲しくなるシリーズが多数あります。
古くからの伝統と光を意識したデザインは多くの女性の心を惹きつけてきました。
資産価値もデザインも人気も高いため、女性が多く活躍する、女性らしさを演出したいそんな場面が多い方におすすめです。
まとめ
今回の記事では、レディース向けの腕時計についてお伝えしました。
近年の女性の社会進出に伴い、高級腕時計の需要も上がってきています。そんなレディース向け腕時計ですが、後悔しないために購入前に以下のようなポイントを抑えておくと良いことをご紹介しました。
- ブランドのステータス性に着目して購入
- 今の自分より少しだけ予算を高めに設定する
- 他人と被らないかチェック
- 世界に一つだけの表情を持つリユース品も検討してみる
- 価値の上がる「限定品」も検討してみる
- 後々の人生や買い替えのために資産価値の高い時計を選ぶ
そして、これらのポイントを満たす腕時計の内、代表的な5つのブランドをご紹介しました。
- 古参メーカーであり女性人気の高い【カルティエ】
- 日本での知名度が高く、資産価値の落ちにくい高級腕時計の定番【ロレックス】
- 世界三大時計ブランドとしての格をもつ【パテックフィリップ】
- ドレスウォッチとしても利用できる万能性を兼ね備えた『ロイヤルオーク』の【オーデマピゲ】
- 歴史が古くジュエリーのように華やかな腕時計を作る【ショパール】
これらのブランドはどれを選んでも一生モノにふさわしいブランドです。最終的にはご自身が身に着けたいと思えるかどうかが、最も重要になります。ぜひ様々な時計を見て、後悔のない一品を手に入れてみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
本記事を機に「一生物のレディース時計」の購入を検討されてみてはいかがでしょうか?
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