今回の8選は『競馬』にフォーカスを当てて書いていきたいと思います。
単刀直入に、『競馬』好きの方は、好きなジョッキーが身に着けている時計は気になるところではないでしょうか。また、最近【ウマ娘】というアプリ?ゲーム?が流行しているようですが(当店のActor’s Watchの著者が好きなようです笑)、競馬好きとしては、こういったところから『競馬』界を盛り上げていき、裾野が広がると嬉しい限りです。
前置きはこの辺りで、早速ジョッキーが着用している腕時計を紹介していきたいと思います。
Ⅰ.【ミルコ・デムーロ】
1人目は、イタリア出身のJRA(日本中央競馬会)所属騎手【ミルコ・デムーロ】。私が一番好きな外国籍のジョッキーです。
特に印象に残っているのが、2011年3月26日に行われたドバイワールドカップ(世界最高賞金)にヴィクトワールピサに騎乗し日本馬初勝利に導いたレース。そして、2012年10月28日に天覧競馬(天皇陛下が観戦されるレース)として行われた天皇賞(秋)にて、ダービー馬エイシンフラッシュで優勝したレースです。
本来、レース後の検量前に下馬することは審議対象(罰則や降順)となるのですが、ウイニングランを終えた直後、メインスタンド前の馬場で下馬し、天皇皇后両陛下に最敬礼を行ったことに感動した日本人は私だけではないはずです。
さて、そんな【ミルコ・デムーロ】ジョッキーが着けている時計ですが
【ロレックス】の『ミルガウス』「Ref.116400GV」黒文字盤です。
【出典】スポニチ
また【ロレックス】『デイトナ』「Ref.16520」の白文字盤も愛用しているようですね。
【出典】キシュメシ!
最後に、元FCバルセロナ所属で現ヴィッセル神戸のイニエスタ選手との一枚では、『GMTマスター』を着用しています。
【出典】netkeiba.com
Ⅱ.【川田将雅(かわだゆうが)】
2人目は、現在JRAでリーディング争いをしている日本競馬界の若手トップジョッキー【川田将雅(かわだゆうが)】。
彼の騎乗で一番印象に残っているのは、2012年の優駿牝馬 (オークス) で、騎乗停止になった岩田康誠ジョッキーの代鞍としてジェンティルドンナを二冠に導いたレースです。ジェンティルドンナはその後の秋華賞も制して三冠牝馬になりました。
そんな【川田将雅(かわだゆうが)】ジョッキーは、【ロレックス】『デイトナ』のコンビモデルの黒文字盤を着用しているようです。
【出典】Twitter @durkshadow 様(絆創膏さん☺︎)
Ⅲ.【安藤勝己】
3人目、「アンカツ」の愛称で知られる【安藤勝己】元騎手は、1976年に公営の笠松競馬場でデビューした名騎手のひとりです。
2003年に正式に中央競馬へ移籍。【安藤勝己】元騎手のJRA移籍を契機に、数々の地方競馬出身騎手がその後に続き、地方競馬から中央競馬への道筋を開いた先駆者と言われております。
【安藤勝己】元騎手は、競馬を知らない人でも一度は耳にしたことがある「オグリキャップ」に笠松競馬場で騎乗していたジョッキーでもあります。「オグリキャップ」は【安藤勝己】元騎手より先にJRAへ移籍してしまうこととなり、鞍上として「オグリキャップ」に騎乗できなくなった心境は想像もつきませんが、ご本人は”それほど執着はなかった”と後日談を残しているようです。(笑)
【出典】Twitter @FujitaOfficial 様(藤田伸二元騎手)
中央競馬移籍後は、大種牡馬「キングカメハメハ」「ダイワスカーレット」「ダイワメジャー」「ブエナビスタ」など数々の名馬に騎乗し、GIを制覇してきた【安藤勝己】元騎手ですが、写真から推測するに【ロレックス】『デイデイト』もしくは『デイトジャスト』のシャンパン文字盤を愛用しているようです。ルメール騎手、藤田伸二元騎手との写真、素敵です!
Ⅳ.【クリストフ・ルメール】
4人目は、JRAのリーディング争いで近年常にトップに君臨している、フランス出身のトップジョッキー【クリストフ・ルメール】。
2006年のドバイシーマクラシックでは「ハーツクライ」に騎乗し優勝。その「ハーツクライ」は2005年の有馬記念で、国内で唯一「ディープインパクト」に土をつけた名馬です。
名馬への鞍上も多く、どのレースが印象に残っているか選ぶのは難しいのですが、ぱっと思い浮かんだのは、2009年11月29日のジャパンカップです。それまで2戦連敗をしていた「ウオッカ」に騎乗し「オウケンブルースリ」の追い込みを鼻差退けて優勝したレースです。
叶うのであれば「アーモンドアイ(牝馬三冠)」で凱旋門賞に挑む【クリストフ・ルメール】ジョッキーを観たかったと思うのは僕だけではないはずです。
さて、そんな【クリストフ・ルメール】ジョッキーは、【ファーブル・ルーバ】というスイスの時計ブランドのアンバサダーを務めておりますが、【カルティエ】『サントス100スケルトン』や【ウブロ】『クラシックフュージョンスケルトン』など、複数本の腕時計を所有しており、時計愛好家の一面も持っています。
【出典】ホットペッパー
【出典】パワーウォッチ クリストフ・ルメール-男の肖像時計の選択(パワーウオッチ No.113)
Ⅴ.【ランフランコ・フランキー・デットーリ】
5人目は、国内外含め、名ジョッキーといえば真っ先に名前が挙がるであろう”フランキー”こと【ランフランコ・フランキー・デットーリ】。イタリア出身のジョッキーです。
アラブ首長国連邦(UAE)のゴドルフィン(世界最大規模の繁殖業務を行っている組織)の専属騎手を勤めたほどの腕前で、「ラムタラ」「テイラミ」「ドバイミレニアム」など、数々の名馬をG1制覇に導きました。
UAE のH.H.シェイク・モハメド殿下とは親交も深く、日本にも短期免許を取得し、2011年には日本ダービー(東京優駿)に出走する「デボネア」に騎乗しました。
そんな【ランフランコ・フランキー・デットーリ】ジョッキーは、【カルティエ】の『タンク』や【フランクミュラー】などを愛用しているようです。
【出典】RoyalAscot
Ⅵ.【オリビエ・ペリエ】
6人目は、フランス出身の世界を代表する騎手の一人だった【オリビエ・ペリエ】。日本での騎乗経験も豊かな名ジョッキーです。
2004年には「ゼンノロブロイ」にて秋季主要GIレース3連勝を達成、有馬記念で騎手として同競走新記録の3連覇を達成したほどの実力の持ち主です。
【オリビエ・ペリエ】と聞いて一番に思い浮かぶのは、2012年の凱旋門賞で「ソレミア」に騎乗し、日本競走馬の悲願であった凱旋門賞制覇の期待がかかった「オルフェーヴル」をクビ差で破ったことでしょうか。うーん、、、未だに悔しいのは私だけではないはずです(笑)
さて、そんな【オリビエ・ペリエ】元ジョッキーが身に着けているのは【オーデマ・ピゲ】『ロイヤルオーククロノグラフ』。
さすが、一流ジョッキーは身に着ける時計も一流ですね。
Ⅶ.【ウィリアム・ビュイック】
7人目は、ノルウェー出身でデンマーク国籍を有し、イギリスで活動する【ウィリアム・ビュイック】。
2018年にはJRA短期騎手免許を取得。マイルチャンピオンシップを「ステルヴィオ」で制しており、日本でのGI初制覇も遂げています。2020年ロンジンワールドベストジョッキーでは3位に選出されるほどの腕前で、ドバイのモハメド殿下が率いるゴドルフィンの、イギリスとUAEにおける主戦騎手の一人です。年齢的にもまだまだ若く、今後が楽しみなジョッキーですね。
そんな【ウィリアム・ビュイック】ジョッキーは、【ロレックス】『サブマリーナー』を愛用しております。
【出典】keibalab
Ⅷ.【武豊】
日本を代表するジョッキー=【武豊】。だれ一人異論を挟む方はいないのではないでしょうか。「ディープインパクト」をはじめ、数々の名馬に騎乗しGIを制覇していますので、その業績は説明不要かと思います。
どのレースが印象的であったかを決めるのは難しいですが、やはり私は1998年の「サイレンススズカ」に騎乗した第118回天皇賞(秋)。そして、低迷期に鞍上を任され、復調のきっかけを掴んだ「キズナ」とのコンビでしょうか。
さて、そんな【武豊】ジョッキーは、競馬界きっての腕時計好きとして知られております。【ロレックス】『デイトナ』「Ref. 116515LN」をはじめ、『デイトナ』アイスブルーの「Ref.116506」、【パテックフィリップ】の『ノーチラスアニュアルカレンダー』「Ref.5726A-001」など、そのコレクションは素晴らしいの一言に尽きます。
【出典】JRA
ぜひ【武豊】ジョッキーには、朝日杯FS、ホープフルステークス(2017年にG1昇格)を制していただいて、国内G1完全制覇を成し遂げて欲しいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
かなり頑張ってジョッキーが着用している時計(主にSNS等での写真)を探したのですが、JRA所属ジョッキーだけで8名を選ぶことができませんでしたので、世界で活躍するジョッキーを含めての選出とさせていただきました。
私的な感情が強く入っていますが、是非とも、全国、全世界のジョッキーの皆さま、コミット銀座へのご来店お待ちしています!(笑)
ではまた!