本日は高級腕時計 パーツ紹介~”ダイヤル”バリエーション~デイトナ エバーローズゴールドモデル編をお送りいたします。
高級腕時計のダイヤルは、モデルごとにカラー、素材、デザインの違い等、数多のバリエーションが展開されています。その種類はシンプルなモノから宝石があしらわれたモノまで多岐に渡り、皆様が存在すら知らないダイヤルも多くあることかと思います。
そこで複数回に渡り、カラーや素材、デザインなどに着目して、バリエーション豊富な【ロレックス】の『サブマリーナー』、『GMTマスター』、『ヨットマスター』、『デイトナ』、『デイトジャスト』、『デイデイト』のダイヤルを、代表的なモデルと合わせてご紹介していきたいと思います。
第6回目となる今回も前回に続き、圧倒的人気を誇る”デイトナ“から18KERG(エバーローズゴールド)モデルに搭載されたダイヤルをご紹介していきたいと思います。実は初めて18KERG(エバーローズゴールド)製の『デイトナ』が登場したのは2008年と、15年余りの歴史しかありませんが、多彩なラインアップとなっておりますので、是非とも最後までお楽しみください。
18KERG(エバーローズゴールド)モデル
①ブラックダイヤル
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-286742/
定番とも言えるこちらには、インダイヤルにケースと同色のローズゴールドを採用しています。2008年に発表された「Ref.116505」はマット調の質感であったのに対し、2023年の新作として発表された「Ref.126505」では、インダイヤルの外周カラーがブラックからローズゴールドに、ダイヤルはサンレイ調のサンダストブラックへとブラッシュアップされています。18KERG(エバーローズゴールド)ならではの上品な印象と、精悍な顔立ちをお探しの方は、こちらのダイヤルを選んでみてはいかがでしょうか。
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-206862/
*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona/
*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona/
②アイボリーダイヤル
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-344140/
ダイヤルのアイボリーが柔らかい印象を与えてくれるこちらは、インダイヤル外周部にローズゴールドを採用しており、その上品さが最大の魅力と言えるでしょう。2023年の新作発表に伴いディスコン(廃番)となっていますが、爽やかで個性を持ったダイヤルとして評価されてくるかもしれません。
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-779/
➂チョコレートアラビアダイヤル
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-164321/
チョコレートカラーのダイヤル、インデックスに大胆なアラビア数字を配したこちらは、”チョコアラ(チョコレートアラビア)”の愛称で親しまれている人気の文字盤です。インダイヤルにもチョコレートカラーを採用し、アリゲーターストラップの仕様で2011年に『デイトナ』のラインアップに加わりました。「Ref.116515LN」の初期モデル、つまりセラクロムベゼルを搭載した『デイトナ』の誕生時にラインアップされていた歴史的な文字盤でもあります。2017年にオイスターフレックスが開発されたことに伴い、ストラップがマイナーチェンジされましたが、2019年にはディスコン(廃盤)となっています。上品でありながら、カジュアルな印象を併せ持つ、唯一無二のダイヤルです。
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-342208/
*出典元:https://www.sothebys.com/en/buy/auction/2022/important-watches-i-2/cosmograph-daytona-reference-116505-a-brand-new
④チョコレート×ブラックダイヤル
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-330002/
2019年のチョコレートアラビア文字盤のディスコン(廃番)と同タイミングで登場したこちらは、ダイヤルに濃いブラウン(チョコレート)、インダイヤルにブラックを用いており、”チョコブラ”の愛称で親しまれています。2023年の新作発表に伴いディスコン(廃番)となってしまいましたが、18KERG(エバーローズゴールド)製『デイトナ』の中でも1、2を争う程の人気のダイヤルです。
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-273612/
⑤ピンク×ブラックダイヤル
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-164872/
2008年に「Ref.116505」にて初登場となったこちらのダイヤルは、18KERG(エバーローズゴールド)と同系色のサンレイ調のピンク、インダイヤルにブラックを備えています。2017年に【ロレックス】独自のラバーストラップであるオイスターフレックスが開発されたことにより、「Ref.116515LN」にも追加されました。2021年にディスコン(廃番)となってしまいましたが、ロゼカラーの美しさが際立つ仕上がりで、根強い人気を誇るダイヤルです。
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-156/
⑥サンダスト×ブラックダイヤル
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-309548/
2021年にピンク×ブラックダイヤルのディスコン(廃番)に伴い新たに追加されたこちらは、ベージュピンクのような色味が魅力のサンダストと呼ばれるダイヤルで、サンレイ調のダイヤルとブラックカラーを採用したインダイヤルのコントラストが非常に美しい仕上がりとなっています。ピンク×ブラックダイヤルとは異なり、インデックスのフチにゴールドが採用されていることで、より高級感のあるデザインとなっています。登場してからあまり年数が経っていないダイヤルですが、今後、主力となっていくことでしょう。
*出典元:https://onlineonly.christies.com/s/watches-online-geneva-edit/rolex-pink-gold-chronograph-daytona-ref-116505-236/167297
*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona/
*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona/
⑦ブラックダイヤル(8Pダイヤ)
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-236943/
インデックスに8Pダイヤを配したこちらは、ブラックダイヤルにダイヤモンドがプラスされたことで、ラグジュアリーな印象のダイヤルとなっています。インデックスには、18KERG(エバーローズゴールド)素材で、8Pダイヤの台座や、15、30、45の植字が施されています。2023年に発表された新作にもラインアップしていますが、マット調のダイヤルからサンレイ調のブライトブラックへと大幅な変更が加えられました。
*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona
*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona
*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona
⑧ピンクダイヤル(11Pダイヤ)
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-322805/
2014年に「Ref.116505」のラインアップに加わったこちらは、インデックスにバケットカットされた11Pダイヤを配したゴージャスな文字盤です。インダイヤルはプラチナ製『デイトナ』アイスブルー文字盤の「Ref.116506A」と同じく、特別感のあるダイヤルとして同系色を用いています。ピンク×ブラックダイヤル同様に、2017年に【ロレックス】独自のラバーストラップであるオイスターフレックスが開発されたことにより、「Ref.116515LNA」にも追加されました。2021年にディスコン(廃盤)となっており、市場でもあまり見掛けないダイヤルですので、今後が楽しみなダイヤルのひとつと言えるでしょう。
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-559/
⑨サンダストダイヤル(11Pダイヤ)
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-344127/
2021年にピンクダイヤル(11Pダイヤ)のディスコン(廃番)に伴い新たに追加されたこちらは、ベージュピンクのような色味のサンダストダイヤルに、バゲットダイヤを配した上品なダイヤルです。製造期間はわずか2年余りと、2023年の新作発表に伴い、バケットダイヤインデックスの文字盤はディスコン(廃番)となっております。こちらも流通量が非常に少なくなっておりますので、今後が楽しみなダイヤルのひとつです。
*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona/
⑩メテオライトダイヤル
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-337209/
天然石であるメテオライトを文字盤に採用したこちらは、2021年に「Ref.116505MET」および「Ref.116515LN」に突如追加された人気のダイヤルです。18KERG(エバーローズゴールド)製の『デイトナ』に採用されるのは初となりましたが、2023年のモデルチェンジをもって、わずか2年あまりでディスコン(廃番)となっています。製造期間が短いだけでなく、流通量も極めて少ない希少な文字盤です。
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-317015/
番外編:①ブラックレインボーダイヤル
*出典元:https://www.phillips.com/detail/rolex/NY080222/110?fromSearch=116595&searchPage=1
2018年に発表された「Ref.116595RBOW」通称”レインボー”に搭載されており、ゴールドクリスタルのインダイヤル、レインボーのサファイアをインデックスに配した豪華なダイヤルです。ベゼルにも36個のバケットカットサファイアが虹色のグラデーションを描くよう配されており、雑誌やTVなどでも度々取り上げられている、コレクター垂涎のモデルです。
*出典元:https://www.phillips.com/detail/rolex/NY080222/110?fromSearch=116595&searchPage=1
番外編➁パヴェレインボーダイヤル
*出典元:https://www.phillips.com/detail/rolex/CH080123/117?fromSearch=116595&searchPage=1
こちらも2018年に発表された「Ref.116595RBOW」通称”レインボー”に搭載されており、パヴェダイヤモンドが敷き詰められたダイヤル、ゴールドクリスタルのインダイヤル、レインボーのサファイアをインデックスに配した、”超”が付く程の豪華なダイヤルとなっています。ベゼルにも36個のバケットカットサファイアが虹色のグラデーションを描くようセッティングされており、コレクター垂涎のモデルとして知られているだけでなく、指折りの贅を尽くしたモデルと言えるでしょう。
*出典元:https://www.phillips.com/detail/rolex/CH080322/41?fromSearch=116595&searchPage=1
まとめ
いかがでしたでしょうか。
18KERG(エバーローズゴールド)モデルには、素材カラーに合った上品な印象のダイヤルが数多く用意されていましたね。『デイトナ』の金無垢モデルの中では、2008年登場と歴史は浅いですが、今後モデルの大きな柱になるとともに存在感を増していくことに違いないでしょう。どのダイヤルも異なる魅力を持っていますので、迷われる方もいらっしゃるかと思いますが、やはり高級腕時計は実物を見ることが一番です。是非ともお近くにいらした際には、コミット銀座へお立ち寄りください。
今回も、本記事がお気に入りの高級腕時計を見つける一助となることを願っております。
ではまた!