本日は高級腕時計 パーツ紹介~”ダイヤル”バリエーション~デイトナ イエローゴールドモデル編をお送りいたします。

高級腕時計のダイヤルは、モデルごとにカラー、素材、デザインの違い等、数多のバリエーションが展開されています。その種類はシンプルなモノから宝石があしらわれたモノまで多岐に渡り、皆様が存在すら知らないダイヤルも多くあることかと思います。

そこで複数回に渡り、カラーや素材、デザインなどに着目して、バリエーション豊富な【ロレックス】の『サブマリーナー』、『GMTマスター』、『ヨットマスター』、『デイトナ』、『デイトジャスト』、『デイデイト』のダイヤルを、代表的なモデルと合わせてご紹介していきたいと思います。

第5回目となる今回も前回に続き、圧倒的人気を誇る”デイトナ“から18KYG(イエローゴールド)モデルに搭載されたダイヤルをご紹介していきたいと思います。是非とも最後までお楽しみください。

18KYG(イエローゴールド)モデル

①ブラックダイヤル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vintage_rolex/daytona-2/

定番とも言えるこちらのダイヤルには、インダイヤルに18KYG(イエローゴールド)モデル特有のゴールドを採用しています。モデルの進化とともにデザイン自体もより洗練されたモノへと昇華しており、「Ref.6263/8」ではインダイヤル全体がゴールド、「Ref.16528」では外周部のみ、後継機「Ref.116528」「Ref.116508」になると、インダイヤルのフチのみにゴールドが採用されたデザインへと変更されています。華やかでありながら、精悍な印象のカッコ良い個体をお探しの方は、こちらのダイヤルを選んでみてはいかがでしょうか。

“ブラックダイヤル”の代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-el-primero-318373/

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-173/

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-296794/

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona

②ホワイトダイヤル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-795/

5桁『デイトナ』にてレギュラーモデルのラインアップに加わったこちらは、製造された年代によって様々なバリエーションが存在しています。中でも「Ref.16528」初期に見られる、12時位置のレター表記が4行になっている”フォーライン”、エナメル調の質感が魅力の通称”ポーセリン”、「Ref.116528」のクリーム(アイボリー)へ変色したダイヤルなどは、非常に評価も高くなっています。また、大きなデザイン変更こそございませんが、1988年(R番)頃から1993年(S番)頃まではインダイヤル外周部にブラックを採用、以降はゴールドカラーへとマイナーチェンジされています。ブラックダイヤルと異なり、インダイヤルのデザインが受け継がれているのもポイントのひとつですね。

“ホワイトダイヤル”搭載の代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-el-primero-275586/

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-339018/

*出典元:https://www.ap-watches.com/en/rolex-cosmograph-daytona-116508-yellow-gold

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona

➂エキゾチックダイヤル

*出典元:https://www.christies.com/lot/lot-6367558

エキゾチックダイヤルと呼ばれている希少な文字盤のこちらは、反転カラーで目盛りが描かれたダイヤル外周部や、独特なフォントデザインが採用されたインダイヤルが主な特徴となっています。イエローダイヤル×ブラックインダイヤル(通称”レモンポール”)、ブラックダイヤル×イエローインダイヤル(通称”ジョン・プレイヤー・スペシャル”)の2種類存在していますが、どちらも海外オークションでしか見かけることがほぼ無く、出品される度に高額落札されるレアピースとなっています。

“エキゾチックダイヤル”の代表モデル
『デイトナ』「Ref.6241/8」
『デイトナ』「Ref.6241/8」

*出典元:https://www.christies.com/lot/lot-6185889

④ブラックダイヤル(8Pダイヤ)

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-el-primero-310687/

インデックスに8Pダイヤを配したこちらは、ブラックダイヤルにダイヤモンドがプラスされたことで、より煌びやかな雰囲気へと昇華されています。インダイヤルの仕様がモデル毎に変更されており、5桁「Ref.16528G」6桁「Ref.116508G」ではインダイヤル外周部が全てゴールド、6桁「Ref.116528G」「Ref.116518LNG」ではインダイヤルのフチのみにゴールドが採用されるなど、そのデザインの変遷が面白いモデルとも言えるでしょう。

“ブラックダイヤル(8Pダイヤ)”搭載の代表モデル
『デイトナ』「Ref.16528G」
『デイトナ』「Ref.116528G」
『デイトナ』「Ref.116518LNG」
『デイトナ』「Ref.116508G」
『デイトナ』「Ref.126518LNG」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-321455/

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-194106/

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona

⑤ホワイトダイヤル(8Pダイヤ)

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-el-primero-315023/

インデックスに8Pダイヤを配したこちらは、ホワイトダイヤルにダイヤモンドがプラスされたことで、ラグジュアリーな印象が強くなっています。5桁「Ref.16528G」「Ref.16518G」のS番頃まではインダイヤルがブラックとなっておりましたが、以降はゴールドが採用されています。惜しまれつつも、2023年にラインアップから姿を消してしまっていますが、今後また復活することを期待したい人気のダイヤルです。

“ホワイトダイヤル(8Pダイヤ)”搭載の代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-164209/

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-663/

*出典元:https://www.1stdibs.com/jewelry/watches/wrist-watches/

⑥シャンパンダイヤル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-el-primero-329996/

5桁『デイトナ』にてレギュラーモデルのラインアップに加わったこちらは、「Ref.16528」ではインダイヤルにブラックカラーを採用していましたが、以降のモデルはインダイヤルがダイヤルカラーと同様のゴールドへと変更されています。2023年の新作「Ref.126508」では、インダイヤルのデザインが「Ref.16528」に回帰しましたので、こちらのデザインをお探しの方は、新作モデルにも注目してみると良いでしょう。

“シャンパンダイヤル”搭載の代表モデル
『デイトナ』「Ref.16528」
『デイトナ』「Ref.116528」
『デイトナ』「Ref.116508」
『デイトナ』「Ref.116518LN」
『デイトナ』「Ref.126508」

*出典元:https://www.chrononation.com/products/rolex-cosmograph-daytona-116528-2192xxxx

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-332967/

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona/

⑦シャンパン×ブラックダイヤル(サンレイ)

*出典元:https://www.christies.com/lot/lot-6248968

ゴールデン(シャンパン)ダイヤルにブラックのインダイヤルが特徴的なこちらは、4桁『デイトナ』から登場していたダイヤルです。イエローゴールドのケース・ブレスレットとの組み合わせがエレガントな印象かつスポーティーな装いとなっており、イエローゴールド仕様のモデルの中でも特に人気のダイヤルです。

“シャンパン×ブラックダイヤル”搭載の代表モデル
『デイトナ』「Ref.6263/8」
『デイトナ』「Ref.116508」
『デイトナ』「Ref.116518LN」
『デイトナ』「Ref.126518LN」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-326789/

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona/

⑧シャンパン×ブラックダイヤル(マット)

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-201383/

シャンパンダイヤルにブラックのインダイヤルやレッドのクロノ針などを配した特徴的な色味のこちらは、「Ref.116528」にて初めて搭載されましたが、国内正規店には入荷されていなかったと言われている希少ダイヤルです。(後継機の「Ref.116508」からは国内正規店でも販売されていたようです。)エレガントな印象かつスポーティーな装いで、カジュアルスタイルにも合わせやすく、2023年にディスコン(廃番)となったこともあり、今後が楽しみなダイヤルのひとつと言えるでしょう。

“シャンパン×ブラックダイヤル(マット)”搭載の代表モデル
『デイトナ』「Ref.116528」
『デイトナ』「Ref.116518」

*出典元:https://www.christies.com/lot/lot-5158247

⑨ブラック×シャンパンダイヤル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-185321/

先ほどご紹介したシャンパン×ブラックのカラーリングを反転させたこちらのダイヤルも、「Ref.116528」にて初めて搭載されましたが、国内正規店には入荷されていなかったと言われている希少ダイヤルです。(こちらも後継機の「Ref.116508」からは国内正規店にて販売されていたようです。)2023年の新作にも引き続きラインアップされていますが、クロノ針がレッドからゴールドに変更されております。

“ブラック×シャンパンダイヤル”搭載の代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-325380/

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona/

⑩シャンパンダイヤル(8Pダイヤ)

*出典元:https://www.christies.com/lot/lot-6102863

シャンパンダイヤルのインデックスに8Pダイヤを配したこちらは、ラグジュアリー感満載のダイヤルとなっています。「Ref.16528G」ではインダイヤルにブラックを採用していましたが、以降のモデルではゴールドに変更されたことで、華やかさがより増しています。2023年に惜しまれつつもディスコン(廃盤)となってしまいましたので、また復活することを期待したいダイヤルのひとつです。

“シャンパンダイヤル(8Pダイヤ)”搭載の代表モデル
『デイトナ』「Ref.16528G」
『デイトナ』「Ref.116528G」
『デイトナ』「Ref.116508G」

*出典元:https://www.sothebys.com/en/buy/auction/2020/watches-weekly-rolex-patek-philippe-audemars-piguet/rolex-cosmograph-daytona-reference-116528-a-yellow

ロレックス コスモグラフ デイトナ シャンパン/ブラックダイアル1*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-182/

⑪グリーンダイヤル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-297597/

サンレイ調のグリーンを採用したこちらは、コーポレートカラーのグリーンとイエローゴールドのコントラストが美しいダイヤルとなっています。2016年に発表された「Ref.116508」にのみラインアップされていましたが、2023年の新作発表に伴いディスコン(廃番)となっております。出回りが少ないこともあって、相場も高値を維持しておりますので、これぞ金無垢というモデルをお探しの方にオススメです

“グリーンダイヤル”搭載の代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-297597/

⑫ブルーアラビアダイヤル

ロレックス デイトナ ブルーアラビア1*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-138/

ブルーダイヤルに大きめのアラビア数字を配したこちらは、6桁の金無垢およびコンビネーションモデルにラインアップされていましたが、「Ref.116508」「Ref.116518」を最後にディスコン(廃番)となっているダイヤルです。積算系に配されたレッドカラーと”DAYTONA”のレターがアクセントになり、落ち着いたブルーに映える仕様となっています。二次流通市場でも出回りが少なく、従来の『デイトナ』からは一風変わったカラーが人気のダイヤルです。

“ブルーアラビアダイヤル”搭載の代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-634/

⑬ホワイトアラビア(パンダ)ダイヤル

*出典元:https://www.phillips.com/detail/rolex/CH080121/4?fromSearch=116528&searchPage=1

ホワイトダイヤルに大きめのアラビア数字を配したこちらは、6桁の金無垢およびコンビネーションモデルにラインアップされていましたが、既にディスコン(廃盤)となっているダイヤルです。インダイヤルがブラックになっていることから、通称”パンダ文字盤”とも呼ばれており、二次流通市場でも出回りが少なく、人気のデザインとなっています。少しカジュアルに着用したい人にオススメしたいダイヤルです。

“ホワイトアラビアダイヤル”搭載の代表モデル
『デイトナ』「Ref.116528」
『デイトナ』「Ref.116518」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-462/

⑭ホワイトアラビアダイヤル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-202032/

ホワイトダイヤルにやや小さめのアラビア数字を配したこちらは、「Ref.16518」のS番(1993年頃)まではインダイヤル外周部にブラックを採用しており、以降はゴールドへとマイナーチェンジされています。アリゲーターストラップ仕様にのみラインアップされた珍しいダイヤルで、こちらも少しカジュアルに着用したい人にオススメしたいダイヤルです。

“ホワイトアラビアダイヤル”搭載の代表モデル

ロレックス コスモグラフ デイトナ Z番-1*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-142/

⑮シェルアラビアダイヤル

ロレックス デイトナ エルプリメロ A番1*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-133/

天然素材のシェルダイヤルにやや小さめなアラビア数字を配したこちらは、スポーティー、且つ上品さが際立つデザインとなっています。光の加減や当たり方によってシェルが独特の色味を放ち、様々な表情を見せてくれる点が最大の特徴で、二次流通市場でも出回りが少なく、既にディスコン(廃番)にもなってしまっているため、今後の動向に期待が高まる魅力的なダイヤルのひとつです

“シェルアラビアダイヤル”搭載の代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-601/

⑯シェルローマンダイヤル

ロレックス デイトナ イエローシェルローマン P番-1*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-236/

天然素材のシェルダイヤルにアプライドのローマ数字を配したこちらは、6桁モデルから登場しており、ブラックシェル及びイエローシェルの2種類が存在しています。スポーティーな『デイトナ』に、シェルダイヤルとローマンインデックスを採用したことで、高級感や上品さがプラスされ、一味違った雰囲気を纏った文字盤となっております。

“シェルローマンダイヤル”搭載の代表モデル
『デイトナ』「Ref.116528NR」イエローシェル
『デイトナ』「Ref.116518NR」ブラックシェル

*出典元:https://onlineonly.christies.com/s/watches-online-geneva-edit/rolex-yellow-gold-daytona-ref-116518-203/133988

⑰シェルダイヤル(8Pダイヤ)

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-264968-298317/

天然素材のシェルダイヤルに8Pダイヤを配したこちらは、5桁モデルから登場しており、ホワイトシェル、イエローシェル及びブラックシェルの3種類が存在しています。高貴な印象のホワイトシェル、爽やかな印象のイエローシェル、妖艶な雰囲気を纏ったブラックシェルと、カラー毎に大きく印象が変わりますので、ご自身の服装や利用シーンを想像して選ばれると良いでしょう。他の人と一線を画す時計をお探しの方には特にオススメのダイヤルです

“シェルダイヤル(8Pダイヤ)”搭載の代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-257927/

⑱メテオライトダイヤル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-271072/

天然石であるメテオライトを文字盤に採用したこちらは、2021年に「Ref.116508」および「Ref.116518」に突如追加された人気のダイヤルです。イエローゴールド製の『デイトナ』に採用されるのは初となりましたが、2023年のモデルチェンジをもって、わずか2年あまりでディスコン(廃番)となっています。生産期間が短いだけでなく、流通量も極めて少ない希少な文字盤です

“メテオライトダイヤル”搭載の代表モデル
『デイトナ』「Ref.116508MET」
『デイトナ』「Ref.116518MET」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-271072/

⑲レパードダイヤル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-760/

ヒョウ柄のモチーフに8Pダイヤを配したこちらは、2004年頃から登場した通称”レパード”と呼ばれている大胆なデザインが特徴のダイヤルです。また、ダイヤルだけでなくストラップもヒョウ柄のモチーフとなっており、ベゼルには36個ものコニャックサファイア、フラッシュフィット部分に48個のダイヤモンドがあしらわた、斬新で圧巻のデザインとなっています。

“レパードダイヤル”搭載の代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-760/

⑳タイガーダイヤル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-152611/

ブラックラッカー文字盤に243個のダイヤモンドを配したこちらは、2019年のバーゼルワールドで発表されました。インダイアルは通称”タイガー”の名の通り、虎の目を表現したデザインとなっており、インデックスに台座つき8Pダイヤ、15、30、45には18KYG(イエローゴールド)が植字されています。ダイヤルのみならずベゼルにも36個のバケットダイヤモンドが惜しげもなくセッティングされているなど、指折りの贅を尽くしたモデルと言えるでしょう

“タイガーダイヤル”搭載の代表モデル
『デイトナ』「Ref.116588TBR」
『デイトナ』「Ref.116598TBR」

*出典元:https://onlineonly.christies.com/s/watches-online-dubai-edit/rolex-daytona-ref-116598tbr-eye-tiger-flamboyant-gold-diamond-set-123/165617

㉑パヴェダイヤル

*出典元:https://www.phillips.com/detail/rolex/CH080220/171?fromSearch=16528&searchPage=1

パヴェダイヤモンドをダイヤルに敷き詰め、台座インデックスにはルビー、エメラルドなどを採用したこちらは、ゴージャス感満載のダイヤルとなっています。イエローゴールドケース、ブレスレットとの組み合わせは、まさに豪華絢爛と呼ぶにふさわしい印象で、海外オークションでしか見かけることがほぼ無い、レアピースと言えるでしょう

“パヴェダイヤル”搭載の代表モデル
『デイトナ』「Ref.16528」
『デイトナ』「Ref.16528」

*出典元:https://www.phillips.com/detail/rolex/HK080120/947?fromSearch=16528&searchPage=1

番外編:①ブルーダイヤル

*出典元:https://www.phillips.com/detail/rolex/CH080219/173?fromSearch=16528&searchPage=1

サンレイ調のブルー文字盤が特徴的なこちらは、【シンガー】社がその昔に試作したと言われていますが、反応が芳しくなかったため、公式に販売されることが無かった幻のダイヤルとされています。数本分しか製造しなかったようで、パートナーやサプライヤー、【ロレックス】上級管理職の社員に贈られたとされています。海外オークションでもほぼ見かけることの無いコレクター垂涎のダイヤルとなっています。

*出典元:https://www.christies.com/lot/lot-6320600

番外編:➁ラピスラズリダイヤル

*出典元:https://www.sothebys.com/en/buy/auction/2020/important-watches-2/rolex-cosmograph-daytona-reference-16528-an

天然石ラピスラズリを文字盤に使用し、インデックスに8Pダイヤを配したこちらは、公式に販売されなかった希少なタイムピースです。真偽は定かではありませんが、ソーダライトダイヤル、グロッシュラーダイヤルが販売される前の試作品であったようです。当時、18KYG(イエローゴールド)製『デイトナ』で唯一となる天然石ダイヤルが採用された希少モデルです。

*出典元:https://www.sothebys.com/en/buy/auction/2020/important-watches-2/rolex-cosmograph-daytona-reference-16528-an

番外編:➂パープルダイヤル

*出典元:https://www.phillips.com/detail/rolex/CH080123/141?fromSearch=16528&searchPage=1

パープル文字盤に8Pダイヤを配したこちらも、公式販売されることはなかった希少なタイムピースとなっています。【ロレックス】から密な販売店のみに供給されたようで、オマーン王室と関係が深い【アスプレイ&ガラード】社が、特別な顧客のためにエングレービングを施したと言われています。パープルの色味が美しい、超が付くほど希少なダイヤルです。

*出典元:https://www.phillips.com/detail/rolex/CH080123/141?fromSearch=16528&searchPage=1

番外編:➃レッドダイヤル

*出典元:https://www.sothebys.com/en/auctions/ecatalogue/2019/important-watches-hk0892/lot.2300.html

鮮やかなレッドダイヤルが特徴的なこちらは、文字盤裏面に【シンガー】社のサインが刻印されており、近年まで市場ではその存在が知られていなかった『デイトナ』となっています。シリアルはE番(1990年頃)で、”フローティング”、”逆6″、”段落ち”と、その当時のダイヤルの特徴を備えており、製作経緯が謎に包まれている希少なタイムピースとなっています。「Ref.6263」「Ref.6265」にも通称”赤ポール”と呼ばれる赤いエキゾチックダイヤルの『デイトナ』が存在しているようですが、そちらは中南米向けに製作されたモノと言われていますので、こちらも中南米向けに試作されたモノなのかもしれませんね。

番外編:⑤ブラックダイヤル(8Pダイヤ)

*出典元:https://www.sothebys.com/en/buy/auction/2020/important-watches-2/rolex-cosmograph-rainbow-daytona-reference

こちらは、2012年に発表された18KYG(イエローゴールド)製の「Ref.116598RBOW」通称”レインボー”に搭載されていたダイヤルで、インダイヤルにはゴールドクリスタルが採用されています。ダイヤルインデックスのダイヤモンドはもちろんのこと、ベゼルに虹色のグラデーションを描くようにセットされたバケットカットサファイアが特徴的なコレクター垂涎のモデルです。

まとめ

バリエーションが非常に豊富で、ガラッと雰囲気が変わるようなカラーリングのダイヤルが多く見受けられたのではないでしょうか。また、マイナーチェンジが施されたダイヤルも多く、そのどれもが異なる魅力を持っています。迷われる方も多くいらっしゃるかと思いますが、やはり実物を手に取ってご自身の目で見ることが大切です。ビビッと来る個体が必ず見つかると思いますので、是非ともお近くにいらした際には、コミット銀座へお立ち寄りください。

今回も、本記事がお気に入りの高級腕時計を見つける一助となることを願っております。

ではまた!

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