みなさんこんにちは。

季節の変わり目は風邪を引きやすく、最近はそこに天候不良も重なってしまってと散々ですが、いかがお過ごしでしょうか。コロナウィルスによって日常の予防の質が高まったとは言え体調管理には十分気を付けてください。

さて、今回も前回に引き続き【 パテックフィリップ 】の価格も含めてリーズナブルなモデル、製造年数も短く生産本数も少ないモデル、ロングセラーでありながらも買いやすい価格のモデル、大トリとして昨年の新作として発表された話題のモデルをご紹介させていただきたいと思います。

Ref.5960/1A-001 アニュアルカレンダー・クロノグラフ S/S

コラムでも度々ご案内をしておりますが、まだギリギリ500万円を切ってご紹介が出来るモデルです。2014年に新作で発表された、アニュアルカレンダー クロノグラフ「Ref.5960」のSS(ステンレススチール)モデル。発売当初は定価以上もしくは同等での価格で売られていました。ここのところは流通個体も少なく価格も徐々に上がってきていると感じます。SS(ステンレススチール)ブレス仕様で使い勝手が良いのもポイントです。

【 パテックフィリップ 】でSS(ステンレススチール)モデル自体が少なく、そもそも普通に購入が可能なSS(ステンレススチール)ブレスレットの仕様となると、現行モデルではノーチラス、アクアノート、レディースモデルのTWENTY〜4などに限られてしまいます。

今回、コミットで販売している時計は、2020年の10月にメーカーにてオーバーホールがされており、そういった点でも安心してご使用がいただけます。*パテックフィリップの時計は、メーカーでオーバーホールを行なった場合、発行日から2年間の修理保証が付いております。

SS(ステンレススチール)モデルでブレスレット仕様、アニュアルカレンダーにクロノグラフを搭載、価格もまだ比較的にリーズナブル、とオススメポイントが満載です。

Ref.5711J-001 ノーチラス ラージサイズ 18KYG

今さら説明は不要かと思いますが【 パテックフィリップ 】の中で圧倒的な人気を誇るノーチラスの三針モデル「Ref.5711」の革ベルト仕様で18KYG(イエローゴールド)ケース×白文字盤の組み合わせです。

YG(イエローゴールド)のケースに白文字盤の組み合わせに、どこかポップな印象を抱くのは私だけでしょうか(笑)革ベルト仕様のノーチラスは2007年に発表され、その当時は正直なところあまり人気がなかったと思います。YG(イエローゴールド)ケース×白文字盤、RG(ローズゴールド)ケース×ブラウン文字盤、WG(ホワイトゴールド)ケース×グレー文字盤の3種類で販売され、当時も流通個体は少なかったと思います。

趣味趣向が変わったのか、まだまだ見る目がなかったのかは定かではありませんが、今となってはシンプルでありながら遊び心もあり、とてもカッコいいと思えるデザインです。ちなみに金相場が全体的に上昇していますので、金無垢モデルは狙い目かもしれませんね(笑)

今回、コミットで販売している個体は、使用に伴う微細なスレは多少ございますが、付属品もしっかりとしており、現状で着いているアリゲーターベルトも使用感がほぼなくこのままご使用がいただけるのもオススメです。

Ref.5712G-001 ノーチラス プチコンプリケーション 18KWG

個人的に好きなモデルでもある、ノーチラスにプチコンプリケーションを搭載した、革ベルト仕様である「Ref.5712G」。未だに現行として続いているロングセラーモデルです。

ノーチラス誕生から30周年を記念して作られた、スポーツウォッチとしてはエレガンスさを漂わせる、複雑機構を搭載したコンプリケーションモデル「Ref.5712」

今回ご紹介する「Ref.5712G」は、引き締まったスレートグレー文字盤に水平エンボス装飾が施され、非常に優雅な印象を受けます。上品なWG(ホワイトゴールド)のケースが、大人のスポーツウォッチを演出しています。

革ベルトの仕様ではありますが、国内の正規販売価格から考えるとそこまでのプレミアムがなく、お求めやすい価格設定であると思います。

Ref.5212A-001 カラトラバ ウィークリーカレンダー S/S

2019年の新作モデルとして発表された、ユニークなデザインのカラトラバ・ウィークリー・カレンダー「Ref.5212A-001」。自分としての一番の驚きは、スポーツモデルではなく、敢えて【 パテックフィリップ 】のカラトラバをベースにしたSS(ステンレススチール)ケースにこの機構を載せて来たところです。斬新なイメージでの驚きと言うと、アニュアルカレンダー・クロノグラフの「Ref.5960」や、カラトラバ・パイロット・トラベルタイム「Ref.5524」に似た感じでしょうか。

この時計の一番の特徴としては、外周のポインターが指す日本人にはあまり馴染みがない、月表示の下にある週表示(ウィークリーカレンダー)ではないでしょうか。私自身、時計の週表示については、全くもって理解が出来なかったのですが、アメリカ、ヨーロッパなどでは、ビジネスでも多様されるようです。
【 パテックフィリップ 】ならではのとてもキレイなオパーリンシルバーの文字盤に黒く焼かれた針やインデックスは時刻の視認性に非常に長けていると思います。

コミットで販売しているこちらの「Ref.5212A-001」ですが、使用感もあまりなく付属品も完備しております。【 パテックフィリップ 】の中でSS(ステンレススチール)ケースのモデルは極めて少なく、ましてや革ベルト仕様のモデルとなると、限定モデルなどに限られていると思います。

今後、市場にもそこまでは数が出てこないと思われますし、人と違った【 パテックフィリップ 】 を所有されたい方にもオススメが出来る時計です。私があらためて説明する必要はないかと思いますが、2020年10月より【 パテックフィリップ 】の国内正規販売価格が改定されており、10%程値段が上がっております。

まとめ

今回も前回に引き続き新着商品のご紹介をさせていただきました。ここのところ、パテックフィリップの時計の入荷も増えて来て、私自身、とても嬉しい限りでございます。ありがとうございます。

現在、国内外の市場動向や流通状況を見ていると、モデルにもよりますが【 パテックフィリップ 】の時計は中古市場で販売価格が上がって来ています。【 パテックフィリップ 】は私自身が思い入れのあるブランドであるとともに、常に絶賛買取強化中ですので、ご売却をお考えいただいている方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談お待ちしております。

また、ホームページで時計の状態や付属品についてのご確認はいただけますが、気になる点、お知りになりたい点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。今後も新着で紹介したいモデル、稀少モデル、思い入れのあるモデルが入荷した際はコラムで書いていきたいと思います。

阿部泰治のパテック論