みなさんこんにちは。
突然ですが、みなさんは”ヴィンテージウォッチ”の明確な定義をご存知でしょうか?
そもそも”ヴィンテージウォッチ”の定義とは何か。
実はこの定義、時計好きな方でも意外と認識がずれているのです。
今回は、その定義や魅力、購入(売却)する際のポイントなどを出来るだけ分かり易くお伝えしていければと思います。
特に男性は”ヴィンテージ”に弱い生き物です。(笑) 興味さえあれば一読の価値がある内容をまとめましたので是非最後までお読みください。
ヴィンテージウォッチとは?
一般的に言われているのは1980年代頃までに製造された時計=ヴィンテージウォッチとの認識がされております。*こちらについては諸説あります。
1980年代頃までに…認識がされています。
年代頃、、、?
されています、、、?
?
???
そうです。実はヴィンテージウォッチについての明確な定義は
無い
のです。
つまりは『生産終了した古い時代に製造された時計』といった認識で良いかもしれませんね。言い換えると、現在販売されている時計も30年~40年経過した時にはヴィンテージウォッチとして取り扱われる可能性を秘めているということです。
ヴィンテージウォッチのおすすめポイントは?
❶経年劣化による変化
ヴィンテージウォッチの醍醐味と言えば、経年劣化による変化を楽しむことが出来ることが一番に挙げられます。例えばダイヤルに綺麗な焼けが入り、白いダイヤルがクリーム色に、黒いダイヤルがブラウン色になど、現行品には見られない特徴が出てきます。当時は多く販売されていた商品も、ヴィンテージ時計になると1つとして同じものが無い“自分だけの1点モノ”として確立されるので特別感がより演出できます。また、作られた時代背景なども垣間見える点は男心をくすぐるポイントかもしれませんね。
❷多種多様なファッションに合う
ヴィンテージウォッチはスーツからカジュアルな格好までどのような服装にも合うのはもちろん、現行品がもつ新品でキレイなイメージだけでなく、1点モノ特有の”身に着けているだけで他の時計とは一線を画す”雰囲気を演出してくれます。
❸時計の資産性
ヴィンテージウォッチは希少性が高いモノが多く、資産として保有する方も近年では増えてきています。その判断基準は、状態とオリジナル性。当然何十年も前の時計となるため、当時のままとなっている個体には目を疑うような値が付く事もあります。
*詳しくは、以前資産性について記事にしてますので、是非お読みください。
取り扱い時の注意すべき点は?
ヴィンテージウォッチの多くは製造された当時の材質や技術力が現在とは異なります。ですので以下ポイントには注意して取り扱いましょう。
▼防水性
そもそも防水機能が備わっていない、または備わっていたとしても年月の経過に伴い、機能が劣化している可能性があります。その為、雨の日などの利用は控える必要があります。また手を洗う際などには必ず腕から外し、水に濡れないようにしましょう。
▼衝撃性
現行品の耐衝撃性に比べ、落としたり、ぶつけたりすると故障の原因となり、パーツが外れてしまうなんてこともあります。例えば最近は自転車に乗る方が増えていますが、自転車は思っているよりも振動による衝撃が起こります。その衝撃で「針が外れてしまった」なんてケースも聞きますので、十分に注意しましょう。
▼メンテナンス
あまり知られていないところかもしれませんが、正規店にメンテナンスに持っていくと、丁寧に修理してもらえる反面、オリジナルのパーツを新しい物に交換されてしまうケースがあります。ヴィンテージウォッチの大きな魅力でもあり、価値を左右するオリジナルのパーツが交換されてしまっては誰だって嫌ですよね?正規店に持って行けば安心!ではないのがヴィンテージウォッチの難しいところです。メンテナンスを行う際は、一度ヴィンテージウォッチに詳しいお店を探し、そこに相談すると良いでしょう。
上記からも分かるように取り扱いには十分注意し、大切に取り扱うことはとても重要です。
お店選びのポイントは?
続いて、どういったお店でヴィンテージウォッチを購入(もしくは売却)すれば良いのかについてお話していきます。
ポイントは、
ヴィンテージウォッチについての経験豊富な鑑定士が在籍しているのか。
何故これがポイントなの?と思った方も多いと思いますが、順番に紐解いていきましょう。
●知識量
経年劣化が醍醐味でもあるヴィンテージウォッチは、販売当時の状態を知り、どのような変化が起こったのか、どの程度の変化なのかを正しく判断する必要があります。その判断には絶対的に知識量が必要です。商品を知らないのに個体の価値を正しく判断することは出来るのでしょうか?答えは当然NOですね。
●経験値
ヴィンテージウォッチは市場への出回りがとても少ないので、そもそも見る機会が非常に少ないです。そんな中どうやって経験値を得るのか?それは多くのヴィンテージウォッチを見ることが出来る海外オークションへの参加です。毎年開かれる世界オークションに参加し、実物を多く見ている鑑定士はヴィンテージウォッチに詳しい方が多いです。やはり実物を見るのと、インターネットで画像として見るのとでは大きく差が出ます。みなさんもインターネットで買い物をした際に、いざ手元に商品が届くと、あれ?思ってたのと違うな…なんてことは経験したことありますよね?まさに鑑定士においても同じことなのです。
上述の通り、ヴィンテージウォッチの価値を知識量×経験値で正しく判断出来る鑑定士の存在はとても大きいです。正しく判断する力を持っていない鑑定士が所属する販売店で購入する際は実際の時価よりも高値で買ってしまう可能性が高くなります。また、いざ売却しようとした際にも低い価格で提案されてしまうケースも起きてしまうかもしれません。
まとめ
少し長くなりましたが、いかがでしたでしょうか。ヴィンテージウォッチはとても魅力があり、資産性にも長けている反面、購入する際や保有する際に気を付けるべきポイントが多数存在します。
そのため、優良店や優良鑑定士と出会える可能性を上げるポイントとして
☆状態の良いヴィンテージウォッチの展示品や販売品が多くある
☆鑑定士がヴィンテージウォッチについて詳しい
上記に注意してお店・鑑定士を探してみると、自分だけの特別な時計にめぐり合うチャンスが近づくかもしれません。
もちろん当店は、多くの時計を見てきた経験豊富な鑑定士が在籍し、ヴィンテージウォッチについて知りたい!良い状態の商品を購入したい!などのご要望に沿えるよう、全力で対応させて頂きます。気になる時計がございましたら、是非ともお気軽にお問い合わせ、または遊びにいらしてください。
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