みなさんこんにちは。

今年の夏は梅雨明けも遅く、明けたと思ったら連日の猛暑で体がついて行きませんね。(笑)例年よりも暑い日が続くようですのでみなさんくれぐれもお身体にはご自愛ください。

さて今回は、そんな夏真っ盛りの猛暑に負けないよう、はめて気分を上げたい【 パテックフィリップ 】のアクアノートの” トロピカルバンド ”にフォーカスして話をしたいと思います。

まさかのバンドの話!?

と思われますが、そのまさかの” トロピカルバンド ”について書いていきます。(笑)

しかし、書いていると私自身もこんなに種類があるんだ!?とびっくりしつつ、正直に欲しくなってきちゃいました。皆さんもあまり欲しくなり過ぎない程度にお読みください。

” トロピカルバンド ”とは?

そもそも” トロピカルバンド ”ってなに?と思われる方も多いかと思います。

出典:patek.com

” トロピカルバンド ”とは防水性・牽引耐性・紫外線耐性に優れたハイテク・コンポジット素材のバンドで【 パテックフィリップ 】のアクアノート対応のバンドのことを指します。1997年に発表されると同時に大きな話題を呼びました。

コンポジット素材とは、とても強度の高い物質で航空機やF1のボディにも採用されている素材です。また、人工心臓弁や人工骨などもコンポジット素材が使用されています。

コンポジット素材を利用した” トロピカルバンド ”【 パテックフィリップ 】が2年の月日を費やして開発したバンドで、金属アレルギー対策かつ紫外線に強い上に装着感も抜群です。また、通常のゴム素材と違いべとつかず、サラサラしています。そして何度も言いますが耐久性も高いのです。

それでは、ここから具体的にモデルをみながら紹介していきます。

Ref.5167A-001

先ずは、今更モデルの紹介は必要ないと思いますが、” トロピカルバンド ”を世に知らしめた、SS(ステンレススチール)素材の「Ref.5167A-001」です。

あらためて定価を調べるとビックリしたのですが、税込2,277,000円!国内正規店で買えたらそれはもう良いに越したことないですね(笑)

こちらのバンドの色は定番・安定の黒でどんなスタイルにも合わせることができます。

Ref.5167R-001

続いては先程と同様の素材違い、18KRG(ローズゴールド)ケース仕様「Ref.5167R-001」

こちらもいちいち定価を言わなくても良いのですが、税込4,257,000円と同じく正規店で買えたら最高の1本ですね。” トロピカルバンド ”の色は、文字盤の色に合わせたお洒落なチョコレートブラウンです。色味としては秋口~になってくるとより合わせが綺麗で品が良いイメージかと思います。

Ref.5168G-001

どんどん続けて行きます。こちらは2017年にアクアノート20周年記念として発表された「Ref.5168G-001」

現行モデルのエクストララージサイズ「Ref.5167」よりもひと回り大きい42.2mmのジャンボサイズです。ブラック・グラデーションのブルー文字盤に合わせた、ミッドナイトブルーの” トロピカルバンド ”がとても綺麗ですね。半袖を着用することが多い今時期にもオススメな色味です。また、ネイビーのジャケットやスーツに合わせて同じトーンで合わせるのもお洒落ですね。出来る男って感じがします(笑)

Ref.5168G-010

昨年の新作で発表された、こちもジャンボサイズの「Ref.5168G-010」

【 パテックフィリップ 】としては斬新なカーキグリーンの文字盤に” トロピカルバンド ”もこれまた同色のカーキグリーンです。【 パテックフィリップ 】の中でアクアノートはカジュアルなモデルでありますが、綺麗目な格好に着用するというイメージが強いと思います。

私としてはTシャツにデニムなどラフな格好だけど、腕元にカーキグリーンのアクアノートなんていうのもカッコいいのではないかなと思います。個人的にミリタリーが好きなので、このモデルは特に推しではあります(笑)

Ref.5968A

出典:patek.com

続いて” トロピカルバンド ”のカラー展開の中でもひと際目を引くのが2018年に発表された、クロノグラフ仕様「Ref.5968A」です。

ブラックグラデーションの文字盤に鮮やかなオレンジ色のクロノグラフ針。インダイヤルにもバランスよく差されたオレンジ色と” トロピカルバンド ”のオレンジ色が、まさしく夏真っ盛りの” 今はめないでいつはめる “という1本です(笑) *もちろん黒ベルトも付属しています。≫

実物は何度も見てますが、バンドの色がこれだけビビットでインパクトがある中、洗練された品の良さはさすが【 パテックフィリップ 】のひと言です。先程も記載しましたが、これこそTシャツにデニムが似合いますね。時計自体の大きさと厚みもあり、すれ違う人の注目の的になるのは間違いないでしょう。

アクアノート 〖 ルーチェ 〗

最後に、位置付けとしてはレディースモデルではありますが、アクアノートのルーチェについて少しだけ触れたいと思います。

Ref.5067A-024

SS(ステンレススチール)ケースにパヴェダイアをあしらったアクアノート・ルーチェは2005年に誕生し、さまざまなカラーバリエーションを生み出してきました。はっきりとしたところは分かりかねますが、20色に届きそうなほどのカラーバリエーションだと思います。パッと思い浮かぶところで黒、白はもちろんのこと、水色、青、カーキグリーン、ブラウン、ボルドーがあったかなと。残念ながらSS(ステンレススチール)モデルは廃盤となってしまいましたが、未だに人気があり探されている方も多いと思います。

出典:patek.com

現行モデルはRG(ローズゴールド)ケースのみで、よりラグジュアリー感が強い仕様となっております。

また、2019年にシンガポールの『グランド・エキシビジョン』のために500本限定で発表された「Ref.5167A-012」は、SS(ステンレススチール)ケースにミニッツトラックと秒針、” トロピカルバンド ”がシンガポールの国旗カラーと同じ赤色で登場し、ケースバックのサファイアクリスタルには『SINGAPORE2019』の文字が入ったスペシャルな仕様で発売されました。バンドがビビットな赤なので、かなり目を引きますが人とかぶることは先ずないモデルでしょう。と言うか、どこで買えるんだよ!って話ですが(笑)

更にはアクアノート・ルーチェ「Ref.5067A-027」も300本限定で発表されてます。

ダイヤルとストラップの赤が強烈なインパクトですね。ただし、こちらも実物を実際に見たら【 パテックフィリップ 】らしさは消えず、非常に品の良い印象です。すごい!!

まとめ

今回は夏らしい” トロピカルバンド ”の色にフォーカスして話をしましたがいかがでしたでしょうか。

ここのところは、他ブランドも含めてラバーバンドの時計人気がでてきていると思います。そんな人気を牽引しているのは、間違いなく【 パテックフィリップ 】であり、アクアノートの” トロピカルバンド ”ではないかと個人的には思っています。

1本目の高級時計にもってこいとは強く言えませんが、2本目にこういったモデルに挑戦することは、高級時計を楽しむコツのひとつかなと思います。

是非ご参考にして頂ければと思います。

阿部泰治のパテック論