なんと!!日本時間2022年11月1日(未明)にロレックスから新作が発表されました!!

その名も

『シードゥエラー ディープシー チャレンジ』

「Ref.126067」

2022年3月末に『シードゥエラー ディープシー』「Ref.136660」が登場してから約半年。”10,000m”以上の圧倒的な防水性能を携えて誕生しました。今回の新作発表で、2023年のロレックス新作に対するヒントが転がっているかも、、!?

ということで、今回は新作『シードゥエラー ディープシー チャレンジ』「Ref.126067」の特徴を解説していきたいと思います。是非最後までご覧ください。

基本スペック

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/sea-dweller/m126067-0001.html

注目ポイント

新作『シードゥエラー ディープシー チャレンジ』のポイントについて詳しく見ていきましょう。

1.ケース、ブレスレットに”RLXチタン”を採用(型番(Ref.)の末尾は”7”)
2.ケース径50mm、ドーム型風防9.5mm、防水性11,000m
3.「Cal.3230」を搭載(『サブマリーナー』ノンデイト「Ref.124060」と同様)
4.”フリップロック エクステンションリンク”と”グライドロックシステム”の両方を搭載

1.ケース、ブレスレットに”RLXチタン”を採用(型番(Ref.)の末尾は”7”)

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/sea-dweller/m126067-0001.html

“RLXチタン”の素材は『シードゥエラー ディープシー』の裏蓋に採用されていましたが、今回の新作『シードゥエラー ディープシー チャレンジ』「Ref.126067」にて、ケース、ブレスレットと、全面的に採用されました。またその変更に伴い、永らく欠番となっていた末尾”7”が今回初めて採用されています。
*【ロレックス】の型番の末尾は使用されている素材を表しています。

型番の末尾と素材の一覧
0:SS(ステンレススチール)
1:SS/ERG(ステンレススチール/エバーローズゴールド)
2:SS/PT(ステンレススチール/プラチナ)
3:SS/YG(ステンレススチール/イエローゴールド)
4:SS/WG(ステンレススチール/ホワイトゴールド)
5:ERG(エバーローズゴールド)
6:PT(プラチナ)
7:欠番⇒RLXチタン
8:YG(イエローゴールド)
9:WG(ホワイトゴールド)

『シードゥエラー ディープシー』「Ref.136660」から、素材の名称が”グレード5チタン”から”RLXチタン”へと変更になりましたが、今考えると、今回の新作発表に対する布石だったのかもしれませんね。

2.ケース径50mm、ドーム型風防9.5mm、防水性11,000m

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/sea-dweller/m126067-0001.html

恐らく【ロレックス】としては最大となるケース径”50mm”を採用し、ドーム型風防も「Ref.136660」の”5.5mm”から”9.5mm”へと厚みが増しました。また、防水性能に至っては、それまでの腕時計界におけるトップクラスの防水性能であった”3,900m”の約2.8倍にも及ぶ、”11,000m”を実現しました。この破格の防水性能を実現する為には、この位の頑丈なケースが必要だということなのでしょう。そして、あくまで推測にはなりますが、この防水性は『ディープシー』の歴史と密接に関係していると思います。

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/sea-dweller/m126067-0001.html

1960年1月23日、潜水艇トリエステ号によるマリアナ海溝最深部への最初の有人潜水が行われ、その際に【ロレックス】がケース径”43mm”の試作機を作成しており、帯同しました。(*上部写真右側のモデル)

その後、半世紀程の期間を経て、2012年3月26日、映画監督で探検家のジェームズ・キャメロンが、潜水艇ディープシー チャレンジャー号に乗り、太平洋の水深10,908 m(35,787フィート)への記録的な単独潜水を成功させ、世界最深地点に到達しました。この際にも試作機が作成され、帯同しております。(*上部写真左側のモデル)

これらの試作機は市販用としては製造されませんでしたが、今回、この世界的な記録の”10,908m”をリスペクトし、”11,000m”という防水性を備えたモデルとして実用化したのではないでしょうか。

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/sea-dweller/m126067-0001.html

ちなみに、ケース裏蓋には、「MARIANA TRENCH(マリアナ海溝)」、「23-01-1960」、「26-03-2012」と刻印されており、この記録を十分にリスペクトしていることが伺えます。

3.「Cal.3230」を搭載(『サブマリーナー』ノンデイト「Ref.124060」と同様)

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/sea-dweller/m126067-0001.html

搭載されているムーブメントにも注目です。文字盤を見ていただければお判りいただけるかと思いますが、デイト表示がございません。それもそのはず、搭載されているムーブメントは、『サブマリーナー』ノンデイト「Ref.124060」と同様の「Cal.3230」となっているのです。デイト表示を削ったというのは、よりプロフェッショナルを追求した結果の表れなのでしょうか。

4.”フリップロック エクステンションリンク”と”グライドロックシステム”の両方を搭載

*出典元:https://www.rolex.com/ja/watches/sea-dweller/m126067-0001.html

RLXチタン製のオイスターブレスレットには、”フリップロック エクステンションリンク”と” グライドロックシステム”の両方が搭載されており、この2つのエクステンションシステムにより、厚さ7 mmまでのダイビングスーツの上からでも快適に着用することができます。この2つのシステムは、「Ref.126660」までは採用されていましたが、「Ref.136660」で”フリップロック エクステンションリンク”のみ廃止となっていました。そして今回、原点回帰ということで復活を遂げています。もしかしたら、巷で復活してほしいとの声を【ロレックス】が捉えて採用したのかもしれませんね。

まとめ

価格は、¥3,093,200円と、『シードゥエラー ディープシー』「Ref.136660」の1,646,700円の約2倍程となっていますが、防水性能は約3倍、そしてチタン製ということもありますので、逆に割安なのかもしれません。

そして何より、2023年の【ロレックス】新作にて、チタン製のモデルが出てくるのか、新たな可能性が浮上しましたね!!60周年の『デイトナ』と記念すべきモデルはございますので、この中からもしかしたら、、、新作を楽しみに待ちましょう。

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