店頭やインターネットで興味のある時計を見つけたが、実際に腕につけてみると意外としっくりこなかった。という経験はないでしょうか。

時計は盤面のデザインや機能はもちろん大切ですが、それよりもあなたに合ったサイズの時計を選ぶことが最も重要です。

あなたに合っていない時計をしていることで、

  • 腕が細く見える
  • 腕が太く見える
  • 時計が悪目立ちする
  • 盤面が見にくくなる

といった弊害が起こります。

今回は時計のサイズによって変わる見た目や、適切なベルトのサイズについてご紹介いたします。

時計はサイズによって見た目が大きく変わるので慎重に選ぼう

手首幅と時計の大きさとのバランスは非常に重要で、手首の細い人が大きな時計を身につけると、腕がより細く見えてしまいます。逆に手首が太くて悩んでいる方が、小さな時計を身につけると余計に太く見えてしまうので、時計のサイズ選びは非常に重要です。

男性の一般的な手首のサイズは16〜17mmと言われていますが、時計を選ぶ前にまずは自分の手首のサイズを測っておくと良いでしょう。

時計のケース径とは、横の直径のこと

時計のサイズ表記では、38mmや40mmといったように記載されていますが、この数字はどこを指しているかご存知でしょうか。

このサイズは時計の縦の直径ではなく、横の直径の長さのことを指します。

横の長さには、時間や日付を調整するリューズは含みません

では、手首の太さによってどのサイズのケース径が合うのか、おすすめブランド・モデルとともに紹介していきます。

なお、ケース径40mmは最もポピュラーなサイズで、手首が細い人や太い人のどちらでも違和感なく身につけられます。迷った場合は40mmにしておくと無難と言えます。

スーツに合わせる場合や、手首の細い人は40mm以下がおすすめ

時計のサイズは非常に重要で、スーツを着用している時に大きなケース径の時計をすると、ジャケットの袖口から大きくはみ出してしまうので、どうしても時計が悪目立ちしてしまいます。

また手首が細くて華奢な人が大きな時計をしていると、腕の細さが余計に際立って頼りない印象を与えてしまいます。

なのでスーツに合わせる場合や、手首幅が16cm以下といった細い人は40mm以下の時計をつけると、全体のバランスがよく見えるのでロレックスやジャガールクルトなどがおすすめです。

ロレックス

ロレックスはケース径の大きなディープシーや、ヨットマスターⅡ以外は基本的には40mm以下なので、スーツタイルや手首の細い人にはおすすめです

また長年使っても資産価値があまり落ちず、購入してから何年か使用していても、買った値段と変わらない値段で売却できます。限定品などであれば定価以上で売れることもあるくらいです。

初めての高級時計選びに迷っている方は、ロレックスがおすすめです。

その中でもエクスプローラーⅠサブマリーナーが、スーツスタイルや手首が細い方にも合うので、この2つについてご紹介いたします。

エクスプローラーⅠ

エクスプローラーⅠはロレックスを代表するスポーツウォッチで、使う場所や人を選ばない万能な時計です。

盤面は3.6.9と指針のみのシンプルなデザインなので、スーツスタイルはもちろん、カジュアルにも使うことができます。

エクスプローラーⅠの購入を検討するにあたり、2010年に発売された現行モデルの(Ref.214270)と2009年以前の(Ref.114270)のどちらを購入しようかと悩まれることでしょう。

盤面のデザインの違いはほとんどないのですが、盤面のサイズが現行モデルは39mmと大きく、2009年以前に発売されたモデルは、36mmとスタイリッシュなサイズとなっています。

36mmの方がスーツの袖口に隠れやすく、手首の細い人でもバランスよく映えますが、ともに40mm以下なので、実際に試着してみてあなたの好みで決めると良いでしょう。

サブマリーナー

ダイバーズウォッチは厚みがあってサイズが大きいので、スーツスタイルや手首の細い人からは敬遠されがちです。

しかしサブマリーナは直径40mmで、厚み13.2mmと一般的な時計のサイズなので、スーツに合わても袖口の邪魔をしません。

300mまで潜ることができる高い防水性だけではなく、シンプルで飽きのこないデザインは、使うシーンを選ばないで長く身につけることができます。

手首の細い人にはやや大きく見えるかもしれませんが、実際に腕にはめてみると違和感なく受け入れることができるでしょう。

ジャガールクルト

スポーツウォッチやダイバーズウォッチがしっくりこない方は、ジャガールクルトがおすすめです。

ジャガールクルトの代表モデルでドレスウォッチにあたる「レベルソ」は、縦長の形が特徴的でどのモデルもケース径40mmを下回ります。

厚みも10mm以下と薄く、スーツやシャツの袖口にもすっぽりと収まるので、スーツスタイルとの相性はもちろん、手首の細い方でもバランスよく身につけることができるでしょう。

またレベルソは激しいポロ競技にも耐えられるように、盤面が反転する仕組みとなっていますので、周りと差別化を図ることができます。

他にもスポーツウォッチの「マスターコンプレッサー」も、ケース径が40mm以下のモデルもありますし、厚みも標準的なのでどんな方でも身につけることができます。

手首が太い人は40mm以上の大きな時計がおすすめ

手首が太い方が、小さなケース径の時計を身につけていると女性用に見えるので、サイズが大きく厚みのあるウブロパネライなどがおすすめです。

ウブロ

ウブロの代表的なモデルの「ビッグバン」は、ケース径が大きく存在感があることから、手首の太い方やスーツスタイルの外しとしても合わせることができます。

派手なデザインが好みではない方は、「クラシック・フュージョン」もおすすめです。

ケース径が42mmで厚みが10mm程と標準的な時計のサイズなので、手首の太い人はもちろん細い人でも違和感なく身につけることができます。盤面もシンプルで3針ということもあり、悪目立ちしたくない方にはピッタリの時計です。

パネライ

元々イタリア海軍へ納入していたパネライは、海の中でも視野性が高くなるように盤面が大きくデザインされています。

厚みもあることから手首の太い人には非常にマッチするブランドです。

パネライは年間の生産数を限定しており、シリアルナンバーもつけられていることから希少価値が高く、中古で売却しても価値が下がりにくいのも特徴です。

時計のベルトのサイズについて

時計のケース径の大きさも重要ですが、ベルトのサイズも非常に大事です。

あなたに合った適切なベルトのサイズにしておかないと、時計の寿命を縮めてしまいますし、時計がズレて見にくくなってしまいます。

適切なベルトのサイズは指1本入るくらい

時計を身につけた時に、人差し指がスッと入るベルトのサイズが適切で、腕とベルトの隙間が大き過ぎても小さ過ぎても良くありません。

金属製のベルトは手首にピッタリとしたサイズだと、ブレスレットが引っ張られて部品の故障に繋がりますし、汗が溜まりやすくなるので、サビや腐食が発生する原因に繋がります。

革バンドの場合は汗でひび割れてしまうことや、革が伸びてしまうことも。

逆に大きすぎると、時計がくるくると回ってしまうので、時間を見たい時には不便ですし、盤面に傷がつくリスクが増えてしまいます。

ベルトの調整は自分でもできる

ベルトのサイズ調整は、購入した店舗や時計屋さんでなくても、自分で調整することができます。

ピン外しやマイナスドライバーといった必要な工具さえあれば、簡単にブレスレットのコマを外すことや、穴の位置を変えることが可能です。

工具さえあれば自分の好きなタイミングでベルトを交換することができます。

週末はカジュアルなNATOベルトにして雰囲気を変えることもできますし、秋冬は革のベルトに交換して楽しむこともできます。

まとめ

あなたに合った最適な腕時計のサイズについて、お分りいただけましたでしょうか。

手首が細い人におすすめな時計は

  • ロレックスの「エクスプローラーⅠ」、「サブマリーナー」
  • ジャガールクルト 「レベルソ」

手首の太い人は

  • ウブロの「ビックバン」、「クラシック・フュージョン」
  • パネライ

です。

今回ご紹介したことを参考に、あなたも適切なサイズの時計を購入してみましょう!

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