皆さまこんばんは!

今年の新作発表(4月)にて【ロレックス】の人気ヴィンテージモデル『エクスプローラーⅡ』「Ref.1655」を想起させる『ブラックベイプロ』「Ref.79470」が登場し、大きな話題となった【チューダー(チュードル)】。

※『ブラックベイプロ』「Ref.79470」

そんな【チューダー(チュードル)】から、先日(7/9)新たに登場した新作が、更なる話題を呼んでいます。

そのモデルの名は

レンジャー

名前から既に男がそそられる雰囲気が伝わってきますが、今回は実際に『レンジャー』とはどのようなモデルなのか、歴史や魅力についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後まで楽しんでご覧ください。

※画像は全てチューダー公式HP(参照:https://www.tudorwatch.com/ja/watch-family/ranger)より参照。

『レンジャー』の歴史

【チューダー(チュードル)】と言えば、『ブラックベイ』や『クロノタイム』などが有名ではありますが、今回ご紹介する『レンジャー』も、実は歴史が長く、偉大なモデルの1つであります。コンセプトは名前の通り「探検・冒険」。その名を歴史に刻んだのは1929年まで遡ります。実際にその年から登場したわけではなく、早くからその名を商標登録していたそうです。

約20年後の1952年~1954年。英国北グリーンランド遠征探検に行く際、隊員は【チューダー(チュードル)】の『オイスタープリンス』を着用していました。これが後に登場する『レンジャー』の原型となったモデルです。

そして1965年、遂にその名が刻まれたダイヤルを搭載した「Ref.7995」が誕生します。

3・6・9・12の発光塗料が塗布されたアラビアインデックスと、矢印型の針を配したブラックダイヤルは視認性が高く、まさに「探検・冒険」に相応しい仕様。これは、今回ご紹介する新作に関しても、しっかりと受け継がれております。

その後、1969年「Ref.9050」、1973年「Ref.9111」(『レンジャーⅡ』)、2014年「Ref.95760」が発表され、北グリーンランド遠征探検70周年を迎える記念すべき2022年、新作として復刻させたのが今回ご紹介する「Ref.79950」なのです。

新作『レンジャー』「Ref.79950」

魅力❶ デザイン性

マットブラックのドーム型ダイヤルに、やや厚めに発光塗料が塗布された太めのインデックスがヴィンテージムードたっぷりなこちらは、特徴でもある矢印型の針、リューズに刻まれた紋章と、腕時計ファンの心をくすぐる仕様となっております。

39mmのケースサイズが全体のバランスを整え、過去のデザインを踏襲しつつ、より現代風にアップデートされた、素直にカッコいいと思えるモデルですね。

【ロレックス】『エクスプローラーⅠ』の人気ヴィンテージモデル「Ref.1016」を想起させるデザインですが、【チューダー(チュードル)】らしさ=『レンジャー』の色がしっかりと反映された、《デザイン性》の高い仕上がりになっていると思います。

魅力❷ 《機能面

実用性と堅牢性に特化した同モデルは、《機能面》においても優れております。

新型『レンジャー』は、COSC認定マニュファクチュールムーブメント「Cal.MT5402」を搭載し、腕時計として組みあげられた状態で日差が-2秒から+4秒という、非常に高い基準を達成しています。また、パワーリザーブも約70時間を誇り、機能性の高さが伺えますね。

また、セルフサイズ調整を可能にする”T-fitクイックアジャストクラスプが装備されている点も外せない重要ポイントです。工具なしで、全5段階(8mm)の微調整ができ、まさに実用性に特化したモデルであると言えるでしょう。

魅力❸ 《価格

そして何より私が驚いたのは、その《価格》です!!

近年、高級腕時計の価格上昇は、正規店を始めセカンドマーケットでも目を見張るものがございます。各ブランドのエントリーモデルですら、容易には手が出せなくなっている状況です。そんな中、今回【チューダー(チュードル)】が発表した『レンジャー』の価格は

《ブレスレット タイプ》: 347,600円(税込)

《ストラップ  タイプ》: 311,300円(税込)

このクオリティでこの価格は、正直に安いと言えるのではないでしょうか。さすが、【チューダー(チュードル)】と言える価格設定であり、世界中にファンが多いのも頷けますね。

特にまだ高級時計をお持ちでない方は、この『レンジャー』を着けることで、高級時計の素晴らしさや楽しさを感じていただけるのではないかと思います。

まとめ

【チューダー(チュードル)】新作『レンジャー』はいかがでしたでしょうか。

歴史や魅力をしっかりと知ることで、ブランドやモデルの良さをより一層感じ、現代にアップグレードされて復活した『レンジャー』は、誰もが一度は手に取りたいと思える、魅力的な要素たっぷりのモデルであったと思います。

今回もこの記事を見ていただいたとで、【チューダー(チュードル)】に興味を持ち、高級時計ファンが一人でも増えると嬉しい限りです。

ではまた!!

コミットtv 八木コラム