皆さまこんばんは!

2022年7月7日、時計業界を震撼させた衝撃のモデルが発表されました。

厚さわずか1.75mmという驚異の薄型時計

リシャールミル】「RM UP-01 フェラーリ

参照:https://ferrari.richardmille.com/ja/

その全貌を初めて見たときは、驚きの余り思わず腕時計なのか!?と疑うほど。さすが”エクストリームウォッチ”を作り続ける【リシャールミル】と、スーパーカーの代名詞とも言える【フェラーリ】とのコラボ時計、、、そんなありきたりな言葉しか見つからない程、世界中が驚愕したことでしょう。

今回は、そんな知れば知るほど感じるRM UP-01 フェラーリの”ヤバさ“を解説していこうかと思います。【リシャールミル】が好きな方はもちろん、高級時計が好きな方はぜひ最後まで楽しんでご覧いただけますと幸いです。

※時計画像は全てリシャールミル公式HP(参照:https://ferrari.richardmille.com/ja/)より参照しております。

【リシャールミル】「RM UP-01 フェラーリ」

2021年、【リシャールミル】と【フェラーリ】は長期的なパートナーシップを結びました。そして、待望の第1作目となるコラボモデルとして発表されたのが、今回ご紹介する「RM UP-01 フェラーリ」です。6000時間以上に及ぶ開発期間と、何十個にも及ぶ試作を繰り返して生まれたこちらは、両ブランドに共通する「完璧さの追求」を体現した究極の時計と言えます。

「RM UP-01 フェラーリ」のここが”ヤバい”

世界最薄!厚さわずか1.75mm!!

冒頭でも申し上げましたが、その特徴は何と言っても、わずか1.75mmという世界最薄のケース厚。今年の3月に【ブルガリ】『オクト』が発売した当時世界最薄の腕時計1.8mmよりも更に0.05mm薄く、わずか約4ヶ月で世界記録を塗り替えてしまいました。

数字で言われてもいまいちピンとこないかもしれませんが、「500円玉よりも薄い」と言えば、その薄さがおわかりいただけるかと思います。

これは、ケースとムーブメントを一体化させるという大胆な設計により実現しています。リューズを排し、左上のセレクターとその下のダイヤルを回転させることで、ゼンマイの巻き上げや時刻合わせを可能としています。さらに、わずか0.2mmのサファイアガラスが時刻表示と調整機構を覆うことで、10mの防水機能も備えています。

文字盤には【フェラーリ】のアイコンである”跳ね馬“をはじめ、その他の刻印をレーザーエングレービングで施し、コラボレーションモデルだということをしっかり認識できます。

ケース素材は【リシャールミル】ではお馴染みのグレード5チタンを採用。この皮膚へのかぶれが少なく、耐食性と硬度が共に高い優れた素材は、航空宇宙産業や航空機にも使われております。また、グレード5チタンによって5000Gもの耐久性をも実現しています。

【オーデマピゲ】と共同開発したムーブメント

【リシャールミル】と言えば、積極的に外部企業にムーブメントの開発を委託していることでも有名です。今回、”世界最薄”という驚異の薄さを実現するためには、新たにムーブメントの開発が必要でした。そして、ムーブメント共同開発先に選んだのが《オーデマピゲ・ル・ロックル》。その名の通り【オーデマピゲ】の傘下のムーブメント会社であり、ミニッツリピーター『スーパーソヌリ』を開発した会社でもあります。

【リシャールミル】と【フェラーリ】、そして【オーデマピゲ】の傘下会社が開発するという、ある種トリプルコラボを実現している点も、時計好きには見逃せないポイントですね。

もちろん、ムーブメント自体のクオリティも抜群です。世界最薄を実現するために開発された、特許取得済みのウルトラフラット脱進機は、可変慣性モーメント式テンプを作ることで、機能や性能を損なうことなく厚みを減らすことに成功しました。従来の脱進機にあった、レバーを衝撃から守るためのガード品と安全ローラーを排し、アンクルに直接アンクル止め機能を取り付けることで、アンクルの厚みを薄くしているんだとか、、、

正直凄すぎてよくわかりませんが、一言で言えば「脱進機の構造を一から再設計し、厚みをなくすために徹底的に不要な部品を排した」といったところでしょうか。これにより、ムーブメント厚、驚異の1.18mmを実現したのです

フェラーリよりも高額!?驚きの価格は?

RM UP-01 フェラーリ」はその製作技術だけではなく、価格も圧倒的です。
その価格は、、、

188万8000ドル(約2億5545万円)※150本限定生産

【リシャールミル】は価格を度外視した時計を作り出すことで知られています。「腕時計のF1を目指す」という考えのもと、莫大な資金を投じ、最先端の素材や技術・設備を使用して時計製作を行い、高級時計業界に革新をもたらしているのです。

今回の「RM UP-01 フェラーリ」は”世界最薄”を実現させるため、技術の粋を尽くし、新たにムーブメントを開発している点などを踏まえても、実は決して高額すぎるというわけではないのかもしれません。高級時計の底知れない力、そして【リシャールミル】というブランドの揺るがないポリシーを強く感じる1本であると言えるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ブランド発足時から、前代未聞の圧倒的な時計を生み出し続けてきた【リシャールミル】。

今作も時計ファンのみならず、世界中を驚かせる時計を発表してきました。【フェラーリ】との待望の初コラボウォッチ「RM UP-01 フェラーリ」は、その見た目だけでもとんでもない腕時計を製作したと誰もが驚く逸品でしたね。今後も【リシャールミル】が発表する新作からは目が離せません!

今回もこの記事をご覧になったことで、高級腕時計ファンが一人でも多く増えて頂ければと思います。

ではまた!!

コミットtv 八木コラム