みなさま、こんばんは!
ダイバーズウォッチの代表格として何かと話題に挙がることの多い【ロレックス】『サブマリーナー』と【オメガ】『シーマスター』。どちらも海にまつわるプロフェッショナルモデルとして、高い防水性はもちろんのこと、現在では優れたデザインと実用的な機能を搭載していることで、老若男女問わず選ばれています。でも一体「どちらを選べば良いの?」「どんな違いがあるの?」と疑問に思ったことはないでしょうか。
そこで今回は、
『サブマリーナー』と『シーマスター』
こちらの2本を複数の観点から比較し、それぞれどのような特徴があるのかを紐解いていきたいと思います。購入に向けて検討している方はもちろんのこと、既にお持ちの方も本記事をご覧いただき、より愛着を持っていただければと思います。ぜひ最後までご覧ください。
歴史
【ロレックス】『サブマリーナー』の歴史
『サブマリーナー』が誕生したのは、1953年。現在流通しているダイバーズウォッチの原型と称され、経過時間を計測できる回転ベゼルや視認性の高い文字盤など、潜水時には欠かせない機能を備えています。”世界初のダイバーズウォッチ”と呼ばれることも多々ございますが、同年に【ブランパン】の『フィフティファゾムス』が発売されており、どちらが”初”かの判断は難しいところです。しかし、ダイバーズウォッチを広く世界に知らしめたのは、間違いなく『サブマリーナー』と言えるのではないでしょうか。
【オメガ】『シーマスター』の歴史
『シーマスター』が誕生したのは、オメガ創業100周年となる1948年。『サブマリーナー』よりも早い登場ではありますが、現在のダイバーズウォッチの形になったのは、1957年のことでした。元々は潜水に特化したモデルではなく、軍用時計として作られていた為、耐衝撃性、耐磁性、防水性などを重視して製造されていました。今日(こんにち)に至るまで様々な派生モデルが登場しており、ブランドの主力モデルとして世界中で高い人気を博しています。
機能
❶防水性
防水性
サブマリーナー | 300m |
シーマスターダイバー300 | 300m |
ダイバーズウォッチの機能として最も重要な防水性能は、両者共に300mと同等のスペックになっています。
※シーマスターに関しては、ダイバー300を比較対象としています。
❷精度
精度
サブマリーナー | 平均日差-2~+2秒 |
シーマスターダイバー300 | 平均日差 0~+5秒 |
【ロレックス】は高精度クロノメーターを自社で定義し、平均日差は”-2~+2秒”と、スイスのクロノメーター基準の2倍にも匹敵する精度を実現しています。
【オメガ】に関しても独自のマスタークロノメーターを設定し、ムーブメントのサイズによっても異なりますが、平均日差は”0~+5秒”、”0~+6秒”、または”0~+7秒”が合格ラインとされています。
精度の点で言えば『サブマリーナー』に軍配が上がりますが、『シーマスター』は15,000ガウスと、圧倒的な耐磁性能を備えており、電子機器に溢れる今日(こんにち)において高い実用性を誇っています。
デザイン性
【ロレックス】『サブマリーナー』のデザイン性
1953年に誕生してから70年間変わらない普遍的なデザインは、誰もが一目見て『サブマリーナー』と認識するほど確立されています。余計な装飾を排し、視認性を重視した究極の実用時計でありながら、ブルーやグリーンをベースカラーとしたモデルや、ダイヤモンドなどの装飾が施されたデザイン性の高いモデルも存在しており、今では万人受けする魅力的なモデルへと進化しています。
また、ダイバーズウォッチにおいて重要なベゼルも、【ロレックス】が独自に開発したセラミック素材で、傷がつきにくく、耐久性・耐蝕性に優れた特徴を持つ”セラクロムベゼル”を2010年から採用し、技術の進歩とともに、よりモダンなテイストへと仕上がっています。
【オメガ】『シーマスター』のデザイン性
『シーマスター』と名の付くモデルは非常に多く、初代から続く系譜をしっかりと受け継いだモデルや、”オリンピック”や”007″など、世界的に注目される限定コラボレーションモデルなど、幅広いデザインが魅力となっています。文字盤のバリエーションも豊富で、中でもレーザーエングレービングによる波模様は、厚い支持を集めています。こちらもベゼルに関しては、セラミックやグレード5チタン、アルミニウムなど、様々な素材を使ったモデルがあるため、好みに応じて選択出来るのもポイントです。
資産性
資産性については、同スペックのモデルの販売価格から考察していきたいと思います。
・『シーマスター』⇒「Ref.210.30.42.20.01.001」
左:Ref.124060 右:Ref.210.30.42.20.01.001
❶定価
定価
サブマリーナー Ref.124060 | 1,193,500円 |
シーマスター Ref.210.30.42.20.01.001 | 913,000円 |
❷二次流通価格※10/9時点
定価
サブマリーナー Ref.124060 | 約1,800,000円 |
シーマスター Ref.210.30.42.20.01.001 | 約700,000円 |
二次流通市場の価格差を考えると、認知度が高い『サブマリーナー』に軍配が上がりますね。
コストパフォーマンス性
前述の通り、『サブマリーナー』「Ref.124060」の定価1,193,500円に対し、『シーマスター』「Ref.210.30.42.20.01.001」は定価913,000円と、同等スペックのモデルで考えると『シーマスター』の方がお買い得な結果となります。
更には、『シーマスター』はラバーストラップをはじめ、様々なバリエーションを展開しており、好みに合わせて選べるという点も、オススメと言えるでしょう。
まとめ
【ロレックス】『サブマリーナー』と【オメガ】『シーマスター』のダイバーズウォッチを比較してみましたが、いかがでしたでしょうか。
資産性、ステータス性に優れた『サブマリーナー』、幅広いラインアップと入手しやすい『シーマスター』、それぞれ違った魅力がございますので、ぜひ皆さんのお気に入りの一本を見つけてみてください!
今回も、本記事を見ていただいたことで高級腕時計に興味を持っていただければ幸いです!
ではまた!