みなさま、こんばんは!
いきなりですが、皆さまは【Jacob & Co.(ジェイコブ)】※以下【ジェイコブ】と表記 という高級腕時計ブランドをご存知でしょうか?
【ジェイコブ】は、【ロレックス】や【オメガ】といった有名どころと比べると、その知名度は劣りますが、いま、世界中のセレブたちに愛用されている高級腕時計ブランドなのです。
宝石を使ったラグジュアリーな作りと、独創的なデザインは、国内でも人気が高まっており、2022年には日本初のブティックを銀座にオープンしています。これは、まさに今最も注目されている高級腕時計ブランドの1つとも言えるでしょう。そこで今回は、期待の新興ブランド【ジェイコブ】について、深掘り解説していきたいと思います。
※画像は全て【ジェイコブ】公式HPより参照しています
【ジェイコブ】とは!?なぜ人気なのか?
【ジェイコブ】の創業は1986年。老舗メーカーが多い時計業界の中では新興メーカーに分類されます。ではなぜ、名だたるブランドが多い時計業界のなかでも、これだけの人気を集めるようになったのでしょうか。ここでは【ジェイコブ】が人気を集める秘密を解説していきます。
ジュエリーブランドらしいラグジュアリーなデザイン
※『アストロノミア タイフーン』
【ジェイコブ】の歴史は、1986年に創業者の”ジェイコブ・アラボ氏”が、ニューヨークに設立したジュエリーブランドから始まります。R&Bシンガーのフェイス・エヴァンスが来店したことをきっかけに人気ジュエラーとしての地位を確立し、やがて腕時計のデザイン依頼を受けるようになり、2002年から本格的な時計制作に乗り出しました。そして、『ファイブタイムゾーン』というモデルがヒットしたことで、時計ブランドとしての知名度も高めていきます。
※『アストロノミア ソーラー ジュエリー プラネットソディアック』
その後、同ブランドが一躍世界で注目されたのが、『アストロノミア・コレクション』です。このモデルは「世界で見たこともないような素晴らしい作品を生み出す」という【ジェイコブ】の飽くなき欲求を表現したと言われています。
※『キャビア トゥールビヨン バケット ブルーサファイア』
ジュエリーブランドとしてスタートした【ジェイコブ】の時計は、ダイヤモンドやルビー、サファイアなどの宝石を、豪華にあしらったデザインが多く存在します。また、奇抜で斬新なデザインも特徴の一つで、これまでの常識に捉われないオリジナリティ溢れるデザインは、ひと目見て印象に残るものがほとんどです。
世界の著名人・セレブリティからも人気
唯一無二のデザインだからこそ、【ジェイコブ】は世界中の著名人やセレブリティから人気を集めています。
※『エピック X フライト オブ CR7 バケット】
サッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手が、【ジェイコブ】との20年にわたる友情とスポンサーシップを経て、両者の名を冠したコラボモデルを発表したり、他にもメイウェザー選手やメッシ選手、歌手のマドンナ、ビヨンセなど、挙げたらキリがないほどに愛用者がたくさんいます。
※『ブガッディ・シロン トゥールビヨン バゲット』
コラボモデルは著名人だけにとどまらず、「ブガッティ」の超高級ハイパー・スポーツカー「シロン」をモチーフにした”超高級”腕時計を発表するなど、スーパーモデルを生み出し続けています。
【ジェイコブ】の時計価格は、どれも優に1億円を超えるモデルばかりですので、この時計を着けられるステータス性も、人気のひとつに挙げられるかと思います。
【ジェイコブ】の人気モデル
ここからは【ジェイコブ】の人気モデルをご紹介していきたいと思います。
『アストロノミア・コレクション』
2014年に登場した同シリーズは、【ジェイコブ】の顔ともいえるモデルです。現在までに多くのバリエーションを展開し、そのどれもが見惚れるほどのデザイン。
ベースとなるモデル『アストロノミア スカイ』は、20分で1回転する中心軸から飛び出した4本のアームに、時分針、3軸トゥールビヨン、マグネシウム製の地球、ダイヤモンド製の月が搭載され、機械式時計の不可能と言われた領域を覆す革新的な時計といわれております。
『ザ・ミステリー トゥールビヨン』
「針がまるで空中に浮いているかのような印象を与える時計」のことを、ミステリークロックと呼びます。これは100年以上の歴史を持つ時計製造技術であり、美の賜物とも言われています。そして【ジェイコブ】がハイジュエリーメーカーらしく、ゴージャスかつ現代的にアレンジして復活させたのが、『ザ・ミステリー トゥールビヨン』なのです。
このモデルは、【ジェイコブ】のアイコンでもある3軸トゥールビヨンが2つ背中合わせに配置されており、それが連動して異次元の動きをする超複雑機構を搭載しています。そこに六角形のバケットダイヤモンドがこれでもかと敷き詰められて輝く姿は、まさにハイジュエリーウォッチと言えるでしょう。
『オペラ・ゴットファーザー』
こちらは、その名の通り”フランシス・フォード・コッポラ監督”の『ゴッドファーザー』とのコラボレーションモデルです。そしてなんと、『ゴッドファーザー』のテーマ曲をメロディーとして奏でるという、とてつもなく複雑なムーブメント「Cal.JCFM04」(部品点数658個)を搭載しております。
合計36個の歯を持つ2つの回転シリンダーが回転し、120音の『ゴッドファーザー』のテーマ曲を機械式オルゴールで再現。その複雑機構の中心には、手彫り、手描きの『ゴッドファーザー』のミニチュアフィギュアが配置され、遊び心もしっかりと取り入れたデザインとなっています。
まとめ
いま、注目を集めている新興ブランド【ジェイコブ】について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
私自身このコラムを執筆していく中で、【ジェイコブ】の魅力に引き込まれ、いち時計ファンとして興奮している次第でございます。有名老舗ブランドと比べて歴史が短いからこそ、これまでの時計にはない斬新なデザインで、世界中の著名人やセレブたちから注目を集めてるのでしょう。今後、日本でも有名ブランドに肩を並べる日は、そう遠くないかもしれませんね。
今回も、本記事を見て下さったことで、ひとりでも多くの方に高級腕時計の魅力が伝われば幸いです。
ではまた!