皆さまこんにちは!!

本日は男心くすぐる、ダイヤルカラーが変化する個体についてお話ししていきます。

“唯一無二”

【ロレックス】にはこのような表現に相応しい、絶妙な経年変化をした個体が数多く存在し、世の男性たちを魅了し続けています。ここ最近では【ヴィンテージロレックス】とカテゴライズされ、その認知度も上がってきていますね。

今回は、そんな魅惑の個体=ダイヤルカラーが変化した【ロレックス】を、ご紹介していきたいと思います。ぜひ最後までお付き合いください。

ダイヤルカラーが変化するとは!?

高級時計のダイヤルカラーが変わる。

基本的にはそんなことは起こらないでほしく、ましてや自分の時計がそのような変化をしてしまったら『不良品なのか!?』とクレームをいれてしまっても不思議ではありません。

ですが、ことロレックス】に関しては、それが評価されるという現象が起こっています。変化した個体はヴィンテージの雰囲気をより一層際立たせ、市場での人気と需要が高まり、年々価値が上がっているのです。さらにその存在は、どのようにして変化したか?解明がされていなく、まさに一期一会=”唯一無二”の個体となっているのです。

早速、その代表例となる変化ダイヤルをご紹介していきます。

《トロピカルダイヤル》

最初にご紹介するのは、変化ダイヤルの中でも特に人気の高い《トロピカルダイヤル》です。

一般的には、ブラックやブルーのダイヤルがブラウン”に変色することを指します。代表的なモデルとしては、『サブマリーナー』『シードゥエラー』『デイトナ』『エクスプローラーⅠ』『GMTマスター』などで見られています。

*一部、コミット銀座で保有している在庫もございます。
気になる方はC/V/W/Dをご覧ください。

サブマリーナー

こちらは「Ref.1680/8」の金無垢『サブマリーナー』が綺麗に変色した《トロピカルダイヤル》です。元々は綺麗なブルーダイヤルだった個体が、歳月を重ね、ここまでの色に変化しております。美しく均一に変化したブラウン色は、男心をくすぐること間違いなしですね。また、ケースから文字盤を外すと、なんと外周はブルー色が残ったまま。(*確認済み)《トロピカルダイヤル》の中でも、極めて珍しい優良個体と言えるでしょう。

シードゥエラー

続いて「Ref.1665」『赤シードゥエラー』。こちらはブラックのダイヤルが綺麗に”ブラウン”変化した個体です。実は『赤シードゥエラー』の《トロピカルダイヤル》は、MK2と呼ばれるダイヤルにしか存在しないと言われております。市場評価も年々高くなっており、当店で今年販売した個体に関しては約800万もの値がつきました。

COMMIT TVでもご紹介しておりますので、是非ご覧ください↓↓

デイトナ

最後にご紹介するのは「Ref.6263」『デイトナ』。こちらは、元々ブラックだったインダイヤルが綺麗に”ブラウン”になった《トロピカルダイヤル》です。コミットでも何度か販売したことがありますが、このような奥深いブラウンは中々見られないと思います。ただでさえ人気が高い『デイトナ』の《トロピカルダイヤル》は、綺麗に変色した個体はびっくりする価格で取引が行われます。まさに【ヴィンテージロレックス】の醍醐味=”唯一無二の個体” ですね。

《クリーム・アイボリーダイヤル》

続いてはコミット銀座でも度々登場する《クリーム・アイボリーダイヤル》です。

名前の通り、白い文字盤がクリーム色アイボリー色に変色した個性的な個体になります。セミヴィンテージの『デイトナ』や『エクスプローラーⅡ』などに見られる変色です。

*一部、コミット銀座で保有している在庫もございます。
気になる方はC/V/W/Dをご覧ください。

デイトナ

P・K・Y・F番の白文字盤に存在する「Ref.116520」の《クリーム・アイボリーダイヤル》。もはやクリーム・アイボリーというより、レモンイエローみたいな色をしていますね(笑)最初にこの個体を見たときは度肝を抜かれた記憶がございます。世界的に見てもここまで強烈に変色している個体はほとんどないでしょう。

ちなみに、当店鑑定士:金子剛の愛機である『クリームデイトナ』も、非常に良い変色具合です。気になる方は見せて下さい!と店頭で言っていただけますと、金子も喜びます(笑)

《クリーム・アイボリーダイヤル》の『デイトナ』に出会った際は、今回のコラムに出てきた2本と比べてみてください。

COMMIT TVでもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください↓↓

エクスプローラーⅡ

続いては、ここのところ人気が高まっている『エクスプローラーⅡ』の《クリーム・アイボリーダイヤル》。こちらは1984年頃~1988年頃まで製造されていた、2代目にあたる『エクスプローラーⅡ』「Ref.16550」になります。写真は直近で入荷したものですが、あまりの色の濃さに驚愕しました。アイボリーというか、たらこクリームのような色でしたね(笑)

並べた時のインパクトは強烈!(笑)HP掲載前に即売となってしまった超絶個体になります。

実機をご覧になりたい方は、こちらから↓↓

《ヴァイオレットダイヤル》

ブルーのダイヤルがパープルに変色したものを指す、通称ヴァイオレットダイヤル

モデルとしては『青サブマリーナー』「Ref.16803」「Ref.16613」「Ref.16808」「Ref.16618」の初期に存在すると言われています。光の角度によってブルーにもパープルにも見える個体も存在するなど、非常に我々のことを魅了して止まないモデルです。

*「Ref.16613」

こちらは非常に強烈なヴァイオレット度合いですね。以前当店で販売した個体ですが、動きは速く《ヴァイオレットダイヤル》の人気度合いが伺える1本でした。

実際に比較すると色目の違いは一目瞭然。最近は以前よりも入荷が少ない印象の《ヴァイオレットダイヤル》は、良い個体と出会ったときが購入のタイミングといえるでしょう。

《パトリッツィダイヤル》

最後はCOMMIT TVやコラムで度々ご紹介しているパトリッツィダイヤルです。

何度もご説明していますが、『デイトナ』「Ref.16520」の白いインダイヤルが、ブラウンに変色している希少モデルを《パトリッツィダイヤル》と呼びます。

名前の由来は、アンティコルムの創業者”オズワルド・パトリッツィ氏”が、1994年~1995年辺りに製造された個体にこのような変色が見られる!と指摘したことから。今ではヴィンテージロレックスファンにとって当たり前の愛称となりました。

コミット銀座でも数々の【パトリッツィダイヤル】を販売してきましたが、非常に人気が高く需要はとどまることを知りません。色の濃さ・綺麗さで評価は変わり、高いものは1000万円を超える個体まで出てきています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

どの変色もどのような理由で変わったかは明確になっていなく、個体ごとに変化が違うという、まさに男心をくすぐるラインアップだったかと思います。

自分だけの”唯一無二”=オリジナリティを求める方には、うってつけのモデルたちですので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

また、コミット銀座では今回取り上げたモデルの買取を強化しております。ご売却を検討されている方は一度ご相談いただければと思います。

ではまた!

コミットtv 八木コラム