2021年の新作で各メーカーがこぞって発表した『グリーン文字盤』
高級時計業界では長らくブルー文字盤が注目を集め、市場相場も非常に高い傾向にあります。爽やかでスタイリッシュな印象のブルーは、万人受けし、多くの需要を取り込んでいると思います。
しかし、2021年。そんなブルー文字盤一強時代に終止符を打つかの如く、『グリーン文字盤』が話題をさらっております。
今回は、今後トレンドになる可能性を秘めた『グリーン文字盤』のモデルを、2021年の新作のみならず、個人的なおすすめも含めてご紹介いたします。
実は私自身が大のグリーン好きで、洋服なども含めてグリーン系のモノを多く持っています。ですので、私が欲しいモデルのご紹介が強くなってしまうかもしれませんが、その点は暖かい目で見守って頂ければ幸いです(笑)
『グリーン文字盤』
冒頭でも申し上げましたが、高級時計業界においてブルー文字盤は、長らくトレンドを牽引し、世界中の人々を魅了しております。
しかし!
裏を返せば新たな風が吹かずにいたのも事実です。
そんな中、名だたる時計メーカーが足並みを揃えるが如く、今年『グリーン文字盤』を発表しました。この流れは間違いなく注目を集め、今後のトレンドとなるとしか考えられませんね。
ということで、まずはこの注目の『グリーン』という色について、少しお話ししていきます。
まず初めに『グリーン』が連想するものと言えば
・大自然
・やすらぎ
・エコロジー
・生命
、、、、
皆さんもお気づきだとは思いますが、『グリーン』はとても印象が良いイメージですよね。
昨今、ファッション業界でもトレンドのサスティナブルなどにも通ずるところがあり、地球環境を想起させることも多いかと思います。
とにかく印象の良い、クリーンな印象の『グリーン』、、、(笑)
はい。真面目に話を続けますが、とても興味深いネタを見つけました。
この『グリーン文字盤』は、中国を含む新興国のマーケットで非常に人気があり、この市場でのシェアを伸ばすために大展開されているのでは!?と言われているのです。
それを記した記事が↓↓
2020年の1月~10月までのスイス時計の主要輸出先30カ国・地域のうち、プラスになっているのは、中国本土とオマーン、アイルランドの3カ国だけ。残りの27カ国・地域は揃って2桁の減少となった。
主要輸出先で減少率が大きいのは香港の40.8%減、フランスの39. 0%減、韓国の39.3%減といったところだが、その他も軒並み20%を超す大幅な減少となった。米国は20. 9%減、英国は29.1%減である。一方、中国本土向けは11.3%増と大きく伸びた。
10月まででは、昨年まで不動のトップの座を守っていた香港が3位に転落。昨年3位だった中国が、2位の米国を抜いてスイス時計の輸出先トップに躍り出た。日本は昨年同期間に比べて31.0%減となったものの、昨年同様の4位を保っている。
引用先:webChronos
中国のパワーを感じる内容であり、コロナ渦でも落ちない需要に対し、各メーカーは中国を視野に入れて製品を展開していることが伺えます。このような観点からも今後『グリーン文字盤』はトレンドになっていく力を大いに秘めたカラーだと感じますね。
注目&おすすめ『グリーン文字盤』
ここからは『グリーン文字盤』の注目モデルとおすすめモデルをご紹介していきたいと思います。各メーカーから登場しているグリーン文字盤をぜひお楽しみ下さい。
ROLEX【ロレックス】
【ロレックス】からは4モデルをピックアップしました。ブランドのコーポレートカラーでもあるグリーンを【ロレックス】は様々なモデルで採用しています。
①サブマリーナー グリーン文字盤「Ref.116610LV」
【ロレックス】の『グリーン文字盤』といえば、まずこのモデルが浮かぶでしょう。
3世代全てにグリーンのベゼルを採用している同モデルですが、『グリーン文字盤』はこの「Ref.116610LV」のみ。鮮やかな『グリーン文字盤』が爽やかな印象を与える仕上がりになっています。昨年、新型グリーンサブが発表され、初代に同じく黒文字盤の仕様となったため、再度評価が高くなっている傾向です。
②オイスターパーペチュアル34 オリーブ文字盤「Ref.114200」
続いてご紹介するのは、つい先日コミット銀座でも取り扱いのあった『オリーブ文字盤』のオイスターパーペチュアル「Ref.114200」。落ち着いた色目で渋さも感じさせる絶妙なカラーリングが魅力的です。また、インデックスに配置されたオレンジもアクセントになり、お洒落さを感じますね。ケースサイズも34mmと、ユニセックスで使えるモデルです。
現行モデルのオイスターパーペチュアル『グリーン』よりも落ち着きのある色味のため、個人的にはかなり欲しかった1本です(笑)
③デイトナ グリーン文字盤「Ref.116508」
3本目は、男性ならいつかは着けてみたい憧れのモデル、デイトナ「Ref.116508」。
キング・オブ・ロレックスのデイトナ。金無垢仕様。『グリーン文字盤』、、、
2016年にバーゼルで発表された同モデルは、豪華さの全てが盛り込まれたような時計です。『グリーン文字盤』はサンレイ仕上げで鮮やかなカラーリングとなっており、現在市場価格も高水準にあり、容易には手にできないプレミアモデルとなっております。
④デイトジャスト36 オリーブグリーン文字盤「Ref.126200」
最後にご紹介するのは、今年(2021年)の新作で登場した、「パーム」をモチーフにしたとされる印象的なオリーブグリーン文字盤のデイトジャスト36「Ref.126200」
こちらの文字盤は、植物が生い茂る色鮮やかな熱帯林を想起させ「パーム」の葉そのものを表現しています。まさに自然という言葉がピッタリな、他とは一線を画す文字盤ですね。早く実物を観てみたいものです。
PATEK PHILLIPE【パテックフィリップ】
ノーチラス オリーブグリーン・ソレイユ文字盤「Ref.5711/1A-014」
2021年新作にて、発表前も後も、ダントツで話題をさらったと言っても過言ではない【パテックフィリップ】ノーチラスの新作「Ref.5711/1A-014」
コミットTVでも新作動画などで度々配信しているので、説明は不要ですね(笑)手に入れることは不可能に近いモデルだと思いますが、せめて実物を一度見てみたいものです…
※コミットTV配信した2021年パテックフィリップ新作発表の特集になります。
※ご覧になっていない方は是非ご覧になってください。
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AUDEMARS PIGUET【オーデマ ピゲ】
ロイヤルオーク ジャンボ エクストラシン グリーン文字盤「Ref.15202PT.OO.1240P.01」
こちらも2021年新作で発表された、オーデマピゲを代表するモデル「ロイヤルオーク」。
素材はなんとPT(プラチナ)を使用しており、品格漂うオーラを纏っています。スモーク サンバースト ダイヤルと言われているこちらの文字盤は、見る角度によって光の反射を変化させ、放射仕上げのように仕上げられています。
ダイヤル上で表現されるスモークグリーンは本当に美しいの一言ですね。雲上ブランドが表したグリーンは、まさに息をのむような1本です。
JAEGER LECOULTRE【ジャガールクルト】
レベルソ・トリビュート・スモールセコンド「Ref.Q3978430」
最後にご紹介するのは【ジャガールクルト】の看板モデル「レベルソ」の『グリーン文字盤』「Ref.Q3978430」。これまたクラシックで非常にカッコいいモデルですね。
サンレイブラッシュ仕上げとラッカー仕上げを施した鮮やかな『グリーン文字盤』と、深みのあるグリーンのレザーストラップは、【ジャガールクルト】誕生の地でもある”ジュワ渓谷”を包み込んでいる松林の深いグリーンを連想させるカラーですね。
個人的にはレベルソもいつかは手にしたいモデルであり、尚且つ『グリーン文字盤』となれば、、、欲しいと思わざるを得ないですね(笑)
まとめ
以上いかがでしたでしょうか。
今後『グリーン文字盤』がトレンドになるかどうかはさておき、単純に時計自体がカッコいいと私は思いました。
資産価値という側面はもちろんありつつも、やはり時計はカッコいいと思えるものを選んでいただき、楽しんで使っていただくことが一番幸せなことだとも思います。
冒頭でも申し上げましたが、私は大のグリーン好きなので、今回ご紹介したモデルのいずれかをいつかは手にしたいと思います!!(笑)
皆様も自分のお気に入りの1本に出会えることを願っております。
ではまた!!