みなさま、こんばんは!

世界各国の著名なコレクターやディーラー、ショップオーナー、オークショナー等、約100名が集まり、それぞれのコレクションを披露し、交流を深める世界規模の集い

【VRA】(Vintage Rolex Asylum)

この由緒正しい集いに、今回初めてコミット銀座から私と鑑定士の金子が参加させていただきました。

披露される時計はオークションピースに匹敵するモノばかりで、特にヴィンテージロレックスを中心とした、”ポールニューマン”や”カンジャー”、”トロピカル”や”ステラ”など、希少個体が目白押しでした。

ということで、今月から3週に渡り【VRA】で見た数々の希少個体をご紹介させていただきます。第2回目となる今回は、唯一無二の変化を遂げた”トロピカルダイヤル”搭載モデルをピックアップしましたので、ぜひ楽しんでご覧ください!

『サブマリーナー』「Ref.1680/8

通称”青サブ”とも呼ばれ、その名の通り文字盤、ベゼルにブルーを採用した『サブマリーナー』「Ref.1680/8」。

あれ?と違和感を感じた方も多いと思いますが、それもそのはず。元々ブルーダイヤルだったものが、経年によってこんなにも綺麗な黄金のトロピカルダイヤルへと変貌を遂げているのです!これはまさに国宝級の一本と言えますね!見ての通りダイヤルコンディションも抜群で、こんなにキレイなゴールドトロピカルダイヤルは見たことがありませんでした。フジツボインデックスも相まって雰囲気は抜群でした!!

『サブマリーナー』「Ref.6536/1」

続いても、1950年代から生産されている第二世代の『サブマリーナー』「Ref.6531/1」

こちらも他ではなかなか見ることは出来ないブラウン変色している唯一無二の一本。リューズガードの無いガードレス『サブマリーナー』でレッドトップべセルが特徴的なモデルです。

ここまでオレンジ・ブラウンのような変色をしている個体は本当に珍しく、それが今から60~70年前の個体と聞けば、決してヴィンテージに詳しくない方でもその凄さを感じていただけるのではないでしょうか。

『GMTマスター』「Ref.1675

【ヴィンテージ ロレックス】で、人気の『GMTマスター』「Ref.1675」。

こちらも素敵なブラウンに変色しており、インデックスの変色、ベゼルの絶妙な耐蝕とも相まって、雰囲気抜群な一本になっています。またミニッツサークルを搭載したダイヤルは特に希少性が高いとされています。

ウッドダイヤルと見間違えてしまう程のこの魅力的な変化は、二度と見られないかもしれない極上の逸品ですね。

『デイトナ』「Ref.6265

【ヴィンテージ ロレックス】の中で最も人気が高いと言っても過言ではない、手巻き『デイトナ』「Ref.6265」。

こちらの個体はインダイヤルがきれいにブラウン変化した逸品で、トータルコンディションも抜群です。ここまできれいにブラウン変化した個体は、もはや芸術品と言っても過言ではありませんね。

『デイトジャスト』「Ref.6650

1950年代半ばから1960年頃までの僅かな期間しか生産されていなかった『デイトジャスト』「Ref.6605」。

このトロピカルは変色ダイヤル好きにはたまらない色目ですね。それに加えてアルファハンドと楔形インデックス、赤黒カレンダーを備えていることで、これぞヴィンテージと言えるような雰囲気を醸し出しています。

歳を重ねた時に、この渋い『デイトジャスト』を着けてみたいものです!

『デイトジャスト』「Ref.1600

引き続き『デイトジャスト』から、1960年代~1970年代に生産された「Ref.1600」。

こちらは、先程ご紹介した『デイトジャスト』とはダイヤルの雰囲気が全然異なり、美しいオレンジ・ブラウンに変化しています。艶感もしっかりと残っており、ダイヤルコンディションは抜群と言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

どの個体もオークションピース級の超希少なモデルばかりであったかと思います。これだけ多くの希少個体が一堂に会していることで少し錯覚してしまいましたが、本来であれば今回ご紹介した内のいっでも実機を見れれば、御の字といったところですよね。このような機会をいただけたことは本当に幸せなことですし、経験をしっかりと活かして、皆さまにより時計を好きになってもらえるよう、たくさんの情報をお伝えしていければと思います。

次回も激レア個体をどんどん紹介していきたいと思いますので、楽しみにお待ちください!

ではまた!!

コミットtv 八木コラム