みなさま、こんばんは!
2023年6月10日(土)に、突如として【ロレックス】から新作モデルが発表されました。
そのモデルは、、、
【ロレックス】『デイトナ』「Ref.126529LN」
ル・マン24時間レース100周年記念として発表された、18KWG(ホワイトゴールド)仕様の『デイトナ』。その見た目のカッコ良さと、このタイミングでの新作発表という点から、瞬く間にSNS上で拡散され、大きな話題を集めています。今回は、そんな話題沸騰中の新作『デイトナ』について解説していきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください!
※画像は【ロレックス】公式ホームページより参照しています。
基本スペック
特徴
ここからは、今回新たに登場した『デイトナ』の特徴を4つご紹介していきます。
Ⅰ.インダイヤルは『ポールニューマン』のリバイバル!?
今回の新作では、『ポールニューマン』ダイヤルを想起させるようなインダイヤルが採用されました。
ブラック文字盤にホワイトのインダイヤルを配したデザインと、ハンマーのようなスクエアマーカーは、まさに『ポールニューマン』ダイヤルのオマージュですね。
*出典元:https://www.phillips.com/
【ヴィンテージロレックス】の中でも、最も人気があると言っても過言ではない『ポールニューマン』ダイヤルの『デイトナ』。2017年10月にニューヨークで開催された【PHILLIPS】のオークションにて、”ポールニューマン”本人が着用していた『デイトナ』が驚愕の値段で落札されたことが記憶に新しいことかと思います。ちなみに、その落札金額は腕時計史上最高となる約1,775万ドル(日本円で当時約20億円)。この結果をきっかけに更に注目が集まり、価格は瞬く間に上昇。今では市場で見かけることがほとんど無い、超希少モデルとなっています。
そんな伝説的なモデルを継承した仕様の今作は、現行モデルでありながらヴィンテージの雰囲気をも醸し出し、腕時計初心者からマニアまで、幅広い支持を得るのではないでしょうか。
Ⅱ.セラクロムベゼル
デザイン面においてもう一つの注目ポイントが、セラクロムベゼルです。数字の”100″の表記のみが赤色になっていることが分かるかと思います。これは、ル・マン24時間レース100周年を記念していることから協調されたと思われますが、このワンポイントが良い差し色=アクセントとなり、カッコ良さを引き立たせていますね。また、意外かもしれませんがケース・ブレスレットがゴールド仕様のモデルにセラクロムベゼルが採用されたのは今回が初となります。オイスターフレックスには無い重厚感はしっかりと残しつつも、精悍で引き締まった印象を与え、非常にバランスの取れた1本かと思います。
Ⅲ.新型ムーブメントの登場
『デイトナ』60周年を迎えた新作見本市『Watches and Wonders Geneva 2023』において、新デザイン発表に伴い新たなムーブメント「Cal.4131」が登場したばかりだったのですが、ここにきて更に新型のムーブメント「Cal.4132」が採用されました。これには驚いた方も多かったのではないでしょうか。
ちなみに、「Cal.4132」はこのモデルのために作られたムーブメントとも言われており、9時位置の積算計が、従来”12時間”のところ、”24時間”へと変更されました。これは、特許取得の新しいメカニズムを採用することで実現したようです。「Cal.4131」と比べ、スペック自体に変更はありませんが、24時間積算計へと変わったことで、その機能に対応する箇所のみアップグレードされたようです。ル・マン24時間レースに敬意を表した特別なモデルと分かる重要なポイントですね。
Ⅳ.シースルーバック
最後、4つ目のポイントは、2023年4月に発表されたPT(プラチナ)仕様の新作『デイトナ』や『1908』同様に、シースルーバック仕様として登場した点です。美しいゴールド性のローターやコート・ド・ジュネーブ装飾の受け板などを鑑賞することが可能で、時計好きにとっては非常に嬉しい仕様となっています。ソリッドバックのイメージが強い【ロレックス】ですが、今後も特別仕様のモデル等には、シースルーバックを採用してくるのかもしれませんね。
まとめ
率直に「最高にカッコいい!」と思いましたが、皆さまはいかがでしたでしょうか。
今作は特別仕様のため市場への出回りが少ないのではないか?と予想されますが、今年は例年に比べてデリバリーが早く、お目に掛かれる日はそう遠くはないかと思います。そして、2次流通市場で登場した際には一体いくらで取引されるのか!?この辺りも気になる点ですね。
さて、いつも通りですが、ご購入出来た方は是非とも自慢しに当店まで足を運んでいただければと思います!全力で食いつかせていただきますので!!(笑)
最後に、今回も本コラムを見て下さったことで、一人でも多くの方が高級腕時計に興味を持ってくだされば幸いです!
ではまた!