みなさま、こんばんは!
今週は《今さら聞けないシリーズ》をお届けしていきたいと思います。この企画では、高級腕時計にあまり詳しくない方、これから勉強していきたい方へ向けて「今さら聞けないよ!」といった、高級腕時計の基本的な事をわかりやすくお伝えしていきます。
第29回目となる今回は
【高級腕時計入門編】:
『定番ダイバーズウォッチ8選』
プロダイバーには欠かせない、装備品として進化してきた背景を持つダイバーズウォッチ。今日(こんにち)では、高い機能性やスポーティなデザインであることから、ファションアイテムの1つとして、一般の方から絶大な支持を集めています。しかし、魅力的なダイバーズウォッチは数多く販売されているため、「どれを選べば良いんだろう…」と感じている方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、定番ダイバーズウォッチを厳選して8本ご紹介していきたいと思いますので、是非とも最後までご覧ください。
定番ダイバーズウォッチ8選
おすすめの定番ダイバーズウォッチをご紹介します。
❶【ロレックス】『サブマリーナー』
【ロレックス】の中でも1、2位を争う人気を誇り、ダイバーズウォッチの代名詞でもある『サブマリーナー』。
オーソドックスな黒を基調としたモデルや、コーポレートカラーのグリーンを使用した通称”グリーンサブ”、海を連想させる美しいブルーを使用した通称”青サブ”など、バリエーションも豊富で、そのどれもが高い人気を誇ります。また、同ブランドの他のモデルに比べ、最も多くモデルチェンジを繰り返してきており、希少な特徴を持った個体も、その分多く存在しております。味のあるヴィンテージモデルを選ぶも良し、最新の精悍な印象のモデルを選ぶも良しと、選択肢は多くございますので、吟味したうえで納得の行く1本を選んでみてはいかがでしょうか。
❷【ロレックス】『シードゥエラー』
肉厚で大きめのケースに驚異的な防水性を備えた、究極のプロフェッショナルモデル『シードゥエラー』。
1971年、当時としては驚異的な”610m”の防水性を備え、『サブマリーナー』の上位モデルとして登場しました。今日(こんにち)では”1220m”防水と、一般の方が使うには充分過ぎる程の防水性を備えていますが、更に深海まで潜れる”3900m”防水の『シードゥエラー ディープシー』もございます。また、2022年11月には『シードゥエラー ディープシー チャレンジ』が新作として発表されましたが、こちらは脅威の”11,000m”の防水性能を誇り、他を寄せ付けない”ダイバーズウォッチの王様”とも言える程のスペックを誇ります。防水性能が上がれば上がる程ケースは厚く、大きくなっていきますので、ご自身の腕に合うのか、一度着用してみるのが良いでしょう。
❸【オーデマピゲ】『ロイヤルオーク オフショア ダイバー』
世界3大時計ブランドに数えられる【オーデマピゲ】のダイバーズモデル『ロイヤルオーク オフショア ダイバー』。
『ロイヤルオーク』の気品ある雰囲気を保ちながらも、”300m”防水を備えたダイバーズ仕様となっており、力強いディティールが最大の特徴です。逆回転防止ベゼルを搭載したモデルが多いダイバーズウォッチですが、『ロイヤルオーク』の特徴である八角形ベゼルはそのままに、回転式インナーリングが取り付けられ、10時位置のリューズで潜水時間の計測が可能となっています。武骨な印象のケースを好まれる方は、候補の1つに入れてみてはいかがでしょうか。
❹【オメガ】『シーマスター ダイバー300M』
『スピードマスター』と並んで【オメガ】のフラッグシップモデルとされている『シーマスター』の人気モデルの1つ『シーマスター ダイバー 300M』。
波模様のモチーフや視認性を重視したインデックスや針など、ひと目で分かるアイコニックなデザインが特徴となっています。また、映画『007』シリーズとのコラボ記念として販売されている時計の多くは、こちらの『シーマスター ダイバー 300M』となっており、高い人気を誇っています。2018年頃からは、耐久性や耐磁性に優れ、壊れにくい仕様となっている、自社開発ムーブメント”コーアクシャルマスタークロノメーター”を搭載していますので、安心して使用出来る点も魅力のモデルとなっています。
❺【ブランパン】『フィフティファゾムス』
1953年に誕生した、世界初の自動巻きダイバーズウォッチと言われている『フィフティファゾムス』。
潜水時間を計測するための回転ベゼルや、夜光付きインデックスを備えた”ミリタリーダイバーズウォッチ”の先駆けとも言われています。(”ファゾムス”とはフランス語で深度単位のこと。)スポーティーな要素が強いこちらのモデルですが、ブランドロゴの下部にある”Fifty Fathoms”の文字が筆記体になっているなど、随所に上品さを残しているのが特徴です。近年発表されたモデルでは、ダイヤルがセラミック仕様になるなど、時代の変遷と共にスタイリッシュなデザインへとアップデートされていますので、好みに合わせて色々とお探しになってみてはいかがでしょうか。
❻【パネライ】『サブマーシブル』
機能性に特化したモデルとして、2019年に『ルミノール』コレクションから独立し、新たなコレクションとして誕生した『サブマーシブル』。
独自の素材を採用しており、耐蝕性や耐磁性に優れ、高い強度を誇るモデルが数多く取り揃えられています。ケースの大きさ故に視認性にも優れており、独特なデザインの回転ベゼルやレバーロック式リューズなど、現代的なダイバーズウォッチに仕上がっています。また、搭載されているムーブメントは従来のモノより薄くなっていますので、【パネライ】の”デカ厚”がちょっと気になっていたという方は、是非1度着用してみていただきたい1本です。
❼【ジャガールクルト】『ポラリス』
2018年、【ジャガールクルト】のラインアップに新たに加わった『ポラリス』。
1968年に発表された、ダイバーズウォッチに複雑機構のミニッツリピーターを組み込んだ『メモボックス・ポラリス』を基に製造されました。同ブランドでは珍しい、メタルブレスレットやラバーストラップ、ベーシックな3針モデルやクロノグラフを搭載したモデルなど、バリエーションが豊富なのも魅力のコレクションです。スポーティーながらも、同ブランドならではのエレガントさを残した、オンオフ兼用で使える時計をお探しの方には、特にオススメです。
❽【チューダー】『ぺラゴス』
【ロレックス】の兄弟ブランド【チューダー】が誇るダイバーズウォッチ『ペラゴス』。
SS(ステンレススチール)より軽く、強度や耐蝕性に優れたTI(チタン)素材を【チューダー】の中で唯一採用しているモデルで、”500m”の防水性や逆回転防止ベゼルなども搭載しており、機能性に優れています。また、同ブランドの特徴でもあるイカ針を採用していますので、視認性の高さに加えて、往年のファンには堪らない仕様となっています。2022年には、従来の42mmケースから一回り小さくなった39mmの新作モデルが登場し、使い勝手が良くなっていますので、まだ高級時計を持っていないという方は、1本目として選んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
同じダイバーズウォッチでも、ブランドによってデザインや機能性は大きく異なりましたね。今までドレスウォッチをメインとしていたブランドも、スポーティーなダイバーズウォッチをコレクションに追加してきており、今後その流れは加速していくと思われます。是非とも皆さんお気に入りの1本を探してみてください!
今回も本記事を参考に、一人でも多くの方が高級腕時計に興味を持ってくだされば幸いです!
ではまた!