みなさま、こんばんは!

今週も《今さら聞けないシリーズ》をお届けしていきたいと思います。この企画では、高級腕時計にあまり詳しくない方、これから勉強していきたい方へ向けて「今さら聞けないよ!」といった、高級腕時計の基本的な事をわかりやすくお伝えしていきます。

第25回目となる今回は

高級腕時計入門編】:

高級腕時計ブランド定番モデル20選⦅後編⦆

前回からお送りした『高級腕時計ブランド定番モデル20選⦅後半⦆』になります。おすすめの人気時計をご紹介しますので、「定番モデルがほしい!」「好きな時計ブランドのどのモデルがおすすめなのか知りたい」という方は是非とも参考にしてみてください!

▶▶まだ⦅前半⦆をご覧になっていない方はコチラからご覧ください◀◀

高級腕時計ブランド 定番モデル

それでは早速ご紹介していきたいと思います。

❶【リシャールミル】『ラファエル・ナダル』

史上最強と称されるテニス選手、『ラファエル・ナダル』と【リシャールミル】のコラボレーションモデルのこちらは、何百もの繊維層を積み重ねた特殊素材や、特許取得済みの巻き上げシステムのバタフライローターを搭載するなど、【リシャールミル】らしい最高峰の技術を体現したモデルとなっています。

『ラファエル・ナダル』シリーズはどのモデルも約30g程度と、圧倒的な軽さと数時間に及ぶテニスの試合にも耐えられる程、頑丈に作られており、多くのセレブや芸能人たちに愛用されています。

❷【グランドセイコー】『エボリューション9コレクション』

2017年に【セイコー】から独立した【グランドセイコー】のフラッグシップモデルの『エボリューション9コレクション』。これまで、同ブランドのデザイン文法であった「セイコースタイル」を更に進化させた、「エボリューション9スタイル」をベースにデザインされています。

日本の四季を文字盤に落とし込んだコレクションが数多くあり、諏訪湖の水面から着想を得た「Ref.SLGA021」や、美しい白樺の林をモチーフとした「Ref.SLGA009」はとりわけ高い人気を誇っています。

❸【IWC】『ポルトギーゼ』

ポルトガルの商人から「マリーンクロノメーターに匹敵する精度を持った腕時計を作って欲しい」という依頼によって誕生した『ポルトギーゼ』は、【IWC】の中でも最も歴史が長く、高い人気を獲得しています

懐中時計をベースに制作されているということもあり、比較的大型で見やすいケースやシャープなリーフ針、視認性に優れたアラビアインデックスなど、質実剛健なスタイルと洗練されたデザインが長く愛され続けている所以なのでしょう。

❹【ゼニス】『エル・プリメロ』

【ゼニス】が1969年に生み出し、傑作とまで称されたクロノグラフムーブメントの俗称をモデル名に冠した『エル・プリメロ』。

『エル・プリメロ』ムーブメントは、【ロレックス】の『デイトナ』に搭載されていたことで、時計愛好家の間でもその名は広く知られています。クラシックなデザインと、世界最高峰と言われるクロノグラフムーブメントを体感したい方には是非オススメしたいですね。

❺【カルティエ】『サントス』

1904年に誕生した世界初の男性用腕時計の『サントス』。実業家かつ飛行家でもあった『アルベルト・サントス=デュモン』の「飛行中でも操縦桿から手を離さずに時刻を確認できる時計がほしい」という依頼によって誕生しました。

当時としては斬新だったスクエア型のケースは、今日(こんにち)に至るまで様々な進化を遂げながらも、代々受け継がれています。サントス生誕100周年を記念し、登場した『サントス100』や、フィット感を重視した『サントスガルベ』などのラインアップも豊富です。

❻【パネライ】『ルミノール』

【パネライ】のフラッグシップモデルとして、高い人気を誇る『ルミノール』。リューズプロテクターと大型のクッションケースを組み合わせているのが特徴で、名前の由来である夜光塗料によって暗闇でも優れた視認性を発揮します。

ベーシックなモデルから、クロノグラフやGMT機構、パワーリザーブ表記を搭載したモデルや【パネライ】独自の素材であるカーボテックなど、幅広いラインアップを取り揃えていますので、重視したいポイントで選んでみてはいかがでしょうか。

❼【チューダー】『ブラックベイ』

【ロレックス】の兄弟ブランドとして知られる【チューダー】の人気モデル『ブラックベイ』。「イカ針」「ベゼルの赤い三角マーカー」という過去の名作の象徴的な部分を取り入れています。

定番の3針仕様のモデルをはじめ、1950年代のダイバーズウォッチをモチーフとした『ブラックベイ フィフティエイト』、ブロンズケースの『ブラックベイ ブロンズ』など、多彩なラインアップとなっています。デザイン然り、機能性然り、【ロレックス】の技術がしっかりと盛り込まれていますので、少し費用を抑えたいと考えている方にはうってつけの時計ですね。

❽【タグホイヤー】『モナコ』

【タグホイヤー】のアイコンウォッチであり、モータースポーツファンで知らない人はいないと言っても過言ではない程、高い認知度を誇る『モナコ』。

名前の由来は、モナコ公国で行われているF1レースのモナコGPから取っており、スクエア型のケースに自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載した世界初の時計であったこと、また、俳優の『スティーブ・マックイーン』が映画で着用していたことにより、一躍知名度を高めました。ひと目で『モナコ』とわかるデザインが、多くの方から支持を集め続けています。

❾【パルミジャーニフルリエ】『トンダGT』

2020年に『トンダ』シリーズへと新たに加わった新モデルの『トンダGT』。

「極上ブランドのデイリーウォッチ」という新機軸を掲げ、これまでドレッシーな仕上がりだった『トンダ』を、スポーティなデザインへと昇華しています。ケースは、2017年にジュネーブグランプリのクロノグラフ部門賞を受賞した『トンダクロノール』を継承しており、流れるような美しいケースラインが特徴です。

❿【ブランパン】『フィフティファゾムズ』

『フィフティファゾムズ』は、1953年に誕生したダイバーズウォッチで、【ロレックス】『サブマリーナー』よりも先に登場していたと言われています。

フランス海軍の依頼で製作された背景を持っており、回転ベゼルや防水性、耐磁性など、現在のダイバーズウォッチのスタイルを確立しました。高機能でありながらも、老舗ブランドらしい歴史を感じるデザインも特徴です。2023年には生誕70周年を記念して、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの3つの市場で70本ずつ、3つのシリーズが発売されています。

まとめ

前後編を通して、高級腕時計ブランドの定番モデル20本をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

各ブランド毎にケース形状や文字盤デザイン、はたまた搭載している機能など、オリジナリティの高い時計を展開していることがお判りいただけたかと思います。皆さんはどのモデルが好みでしたでしょうか。是非とも皆さんのお気に入りの1本を探してみてください。

今回も本記事を参考に、一人でも多くの方が高級腕時計に興味を持ってくだされば幸いです!

ではまた!

コミットtv 八木コラム