本日は【2025年度版】まさに芸術品!ケースバックが美しいおすすめ腕時計5選をお送りいたします。
高級時計の魅力は、文字盤やケースの外観のデザインだけでは語りきれません。ふと腕時計を外したとき、裏蓋越しに見えるムーブメントの美しさに思わず見入ってしまう——そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
今回は、ケースバックの奥に秘められた“芸術”にフォーカスを当て、見ているだけで心を奪われるような美しいムーブメントを搭載した「おすすめモデル」を5本ご紹介いたします。時計の裏側にこそ宿る本当の魅力を、ぜひ感じてみてください。
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①【オメガ】『スピードマスター キャリバー321 クロノグラフ 39.7MM』「Ref.311.30.40.30.01.001」
2020年に登場したこちらは、1965年にアメリカ初の宇宙遊泳で着用されたモデルと同じ、第3世代のスタイルからインスピレーションを受け、伝説のムーブメント「Cal.321」を搭載した特別なスピードマスターです。
ケースサイズは39.7mm。ステンレススチール製のケースに、ドーム型のサファイアクリスタル風防、ヴィンテージ感漂うタキメーターベゼルなど、初期スピードマスターの意匠を随所に再現しています。
外装のこだわりもさることながら、最大の魅力は裏蓋から覗く手巻きムーブメント「Cal.321」の存在。レマニアベースの設計を忠実に再現し、オメガの自社工房で一つひとつ丁寧に組み上げられたこのムーブメントは、眺めているだけで心を奪われるほどの美しさを誇ります。
機械式時計の芸術性を裏側からも楽しめる「見せたくなるスピードマスター」。時計好きなら一度は手にしてみたいと思える一本です。
②【パルミジャーニフルリエ】『トンダ PF スケルトン』「Ref.PFC912-1020001-100182」

2022年に登場した『トンダ PF スケルトン』は、【パルミジャーニ・フルリエ】が持つ高度な時計製造技術と、ミニマルで洗練された美学が融合した、まさに「魅せるための機械式腕時計」です。
ケースはステンレススチール製で、サイズは40mm。シースルー仕様のサファイアクリスタル風防からは、自社製自動巻きムーブメント「Cal.PF777」を鑑賞することができます。ブリッジや地板には繊細な面取りやサンドブラスト仕上げが施されており、建築美を思わせる立体的な構造が印象的です。
裏蓋側からもムーブメント全体を眺められるため、どの角度から見てもその完成度を堪能できるのが大きな魅力。ケースの薄さや、ローレット加工ベゼルなど、外装の細部にも一切の妥協が見られません。
静かに、しかし確かな存在感を放つこのモデルは、時計そのものの構造美に惹かれる方にこそ、ぜひ一度手に取っていただきたい一本です。
③【パテック フィリップ】『カラトラバ オフィサー』「Ref.5153G-001」
2010年に登場した『カラトラバ オフィサー』「Ref.5153G-001」は、クラシカルな雰囲気と複雑な構造を併せ持つ希少なモデル。ホワイトゴールド製のケースに開閉式の裏蓋=ハンターケース構造を備え、パテックフィリップの伝統と技巧が随所に表れた一本です。
ブラック文字盤には、中央に繊細なギョーシェ装飾が施され、外周には植字アワーマーカーを配した立体感ある仕上がり。38mmのホワイトゴールドケースとサファイアクリスタル風防が、柔らかな光の陰影を生み出します。
裏蓋を開けると姿を現すのが、自社製自動巻きムーブメント「Cal.324 S C」。コート・ド・ジュネーブ装飾や丁寧な面取り、22Kゴールドローターの輝きなど、まさに“芸術品”と呼ぶにふさわしい美しい仕上げが施されています。
ケースを開けるという所作すら特別に感じさせてくれるこのモデルは、カラトラバの中でもひときわ個性が際立つ一本です。
④【A.ランゲ&ゾーネ】『ダトグラフ アップ/ダウン』「Ref.405.035」
2012年に登場した『ダトグラフ アップ/ダウン』「Ref.405.035」は、A.ランゲ&ゾーネが誇る、フライバッククロノグラフとビッグデイト表示を備えた手巻きモデル。
ケースはプラチナ製で厚みのある堂々とした佇まいと、精密な設計が融合した一本です。ブラックダイヤルに配されたインダイヤルやビッグデイト表示の配置は、視認性とデザイン性を高次元で両立。さらに、6時位置にはパワーリザーブ表示が加わり、実用性もより高められています。
そして最大の見どころは、裏蓋から覗く自社製ムーブメント「Cal.L951.6」の存在。手巻きクロノグラフの中でも屈指の構造美を誇り、「世界一美しいクロノグラフ」とも言われる芸術的な完成度を誇るムーブメントとなっております。
まさに、ムーブメントを眺めるために手にしたくなる一本で精密機械の極致ともいえる美しさは、時計ファンであれば一度は目にしておきたい芸術作品です。
⑤【パテック フィリップ】『パーペチュアルカレンダー シングルプッシュボタン スプリットセコンド クロノグラフ』「Ref.5372P-010」
2017年のバーゼルワールドで発表され、2021年まで生産された「Ref.5372P-010」は、【パテック フィリップ】の中でも特に希少なコンプリケーションモデルです。
永久カレンダーに加え、シングルプッシュボタンによるスプリットセコンド・クロノグラフを搭載した、まさに“超複雑機構”の結晶と言える一本。ケースはプラチナ製で、サイズは38.3mm。文字盤にはローズゴールドカラーが採用されており、エレガントさと機構の力強さが絶妙なバランスで融合しています。
搭載されるムーブメントは手巻きの「Cal.CHR 27-525 PS Q」。スプリットセコンド・クロノグラフと永久カレンダーを備えたこのムーブメントには、ブリッジやパーツの一つひとつにまで丹念な仕上げが施されており、裏蓋から覗くその景色はまさに芸術作品と呼ぶにふさわしい完成度を誇ります。
洗練されたダイヤルの美しさと、超絶技巧が詰め込まれたムーブメントの構造美。その両方に心を奪われる、時計ファン垂涎の一本です。市場でもほとんど見かけることのない、極めて希少なモデルであり、眺めているだけで所有する悦びを感じさせてくれる特別な存在です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
腕時計のシースルーバックからは、そのモデルに込められた技術力や美意識を存分に感じ取ることができます。眺めるたびに新たな発見があり、所有することへの誇りを実感させてくれる“美しいケースバック”は、時計を単なる道具ではなく、芸術品へと昇華させる重要な要素です。
ぜひ、ムーブメントにも目を向けて、心惹かれる一本を探してみてはいかがでしょうか。