皆さんはIWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)をご存知でしょうか?

ロレックスやオメガに比べると知名度は低いかもしれませんが、知る人ぞ知る高級腕時計ブランドです。

今回はそんなIWCについて、歴史や特徴、人気モデルを見ていきましょう。

高級腕時計IWCの紹介

歴史

アメリカ人の時計技師フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズがスイス人の時計職人ヨハン・ハインリッヒ・モーザーとスイスのシャフハウゼンに創設しました。スイスの時計メーカーの多くがジュネーブをはじめとしたフランス語圏にルーツを持つなか、IWCはドイツ語圏であるシャフハウゼンにルーツを持っています。

そのため、スイス時計らしい装飾性の高いものではなく、ドイツらしくシンプルで頑丈な、実用性を重視した時計が作られていきました「質実剛健」のブランドイメージもこれら歴史を背景としているものです。公式にも、以下のようなモットーを掲げており、こだわりの強さがうかがえます。この「こだわり」こそがIWCの価値を高く保ち続け、それ故に中古でも高価買取されています。この部分についてもう少し細かく見ていきましょう。

「シャフハウゼンの優秀な、そして徹底したクラフツマンシップ」という卓越性を追求するモットーには、時が経っても変わらぬ価値を保ち、世代を超えて受け継がれる高精度なタイムピースを製造するという固い決意が込められています。

出典:https://www.iwc.com/ja/services/maintenance.html

IWCの高評価ポイント①:自社規格

IWCは、クロノメーター規格に参加せず、さらに厳しい自社規格を独自に設けています

クロノメーター規格の試験は15日間にわたり、5つの姿勢差(ポジション)と3つの温度差で、ムーブメントの精度が検査されます。そのうえで日差がマイナス4秒以内・プラス6秒以内であった場合に認定されます。それよりもさらに厳しい規格と考えると、高精度な時計を作り上げようというモノ作りへのこだわりが感じられますね。

IWCの高評価ポイント②:永久保証

よく高級時計は「一生もの」と言ったりしますが、大切に扱っていてもいつかは使えなくなる日が来てしまうものです。そんな時、生産終了して部品がないから直せないなんてことになると非常に残念ですよね。しかし、IWCは自社の腕時計の「永久保証」を謳っており、その心配はいりません。

古いモデルの修理には、部品や製造ノウハウを保管する必要があるため非常にコストがかかります。そのため、「永久保証」を宣言しているブランドは非常に少ないです。腕時計では、パテックフィリップ、ヴァシュロンコンスタンタン、オーデマピゲなどの世界3大腕時計ブランドは「永久保証」となっていますが、他の多くの高級ブランドは「永久保証」となっておりません。

自分自身の生涯だけでなく子や孫の代までその価値が続いていく、まさに「時が経っても変わらぬ価値」ですね。そのような背景もあり、IWCの腕時計はアンティーク時計(中古時計)としても非常に人気が高くなっているのです。

IWCの人気モデルを紹介

上述の通り、中古でも高い評価が見込めるIWCですが、どのようなモデルがあるか、実際に高価買取されているモデルを見ていきましょう。

IWC パイロットウォッチ

パイロットウォッチはその名前の通り、元々はパイロットのために作られたモデルです。写真のビッグ・パイロット・ウォッチの大きなリューズは、かつて飛行服や厚い手袋を着用しながらでも時計の調整をできるように設計された名残です。その他にも、パイロットがコックピットの中でも使いやすいようにとたくさんの工夫が凝らされています。

例えば、パイロットが視界が悪い中でも即座に時間を読み取れるよう、針には蛍光塗料が多く使われており、また、12時の位置に白の三角形が付されています。この視認性の高さはパイロットウォッチの特徴の一つです。さらに、コックピットの磁気を考慮し耐磁性も高くなっています

パイロットウォッチには、ビッグ・パイロット・ウォッチ以外にも人気なモデルがあります。その1つがマークシリーズです。初代のマーク11は英国軍のために開発され、30年以上愛用されました。その後12、15、16,17,18と続きます。マークシリーズはその歴史やモデルが多数あることから、中古市場でもかなり人気のシリーズです。

IWC インヂュア

インヂュニアとはドイツ語で“エンジニア”の意味です。元々はエンジニアが磁気が強い場所でも使用できるようにと、徹底的に「耐磁性能」を追及したモデルでした。しかし近年は、モータースポーツとコラボするなど、スポーツモデルへと変化しています。

また、インヂュニアの従来のモデルは“時計界のピカソ”とも言われるジェラルド・ジェンタがデザインしたものであり、その時が経っても色褪せないデザイン性も人気となっています。

IWC ポルトギーゼ

1930年代にポルトガル人の時計商人から「高精度な腕時計を作ってほしい」と依頼を受けたのがきっかけで生まれたモデルです。懐中時計用のムーブメントを搭載し、大型の腕時計として仕上がりました。

今でも洗練されたデザインでIWCを代表する人気モデルとなっています。その中でも「ポルトギーゼ・クロノグラフ」は特にファンが多く、中古市場でも高い評価を得ています。

IWCポルトギーゼのベルトを交換してオシャレを楽しもう

洗練されたデザインでシーンや年代を選ばずに着用可能で大人気のポルトギーゼですが、そのほとんどが革ベルトとなっています。ポルトギーゼの美しいデザインに最も合うのはやはり革ベルトです。しかしながら、革ベルトは汗に弱く、夏場の着用はおすすめできないと言われることがあります。

夏でもしっかりと汗を拭くなど手入れすれば革ベルトを楽しめますが、せっかくなら、夏だけは別のベルトに変えてみてはいかがでしょうか。せっかく素晴らしい時計を持っているのに、汗を恐れて付けないのはもったいないです。

純正のベルトももちろん良いですが、純正以外でも汗に強いベルトに夏限定で変えてみても面白いと思います。また、ベルトを交換してあえて自分だけのポルトギーゼにしてみるのも、楽しみの一つになると思います。

革ベルトを選ぶ際には是非以下のコラムを参考にしてみてください。

まとめ

IWCについておさらいすると以下の通りです。

  • スイスのブランドでありながら、ドイツの職人気質が表れた質実剛健なブランド
  • 厳しい自社規格と永久保証で高精度かつ価値が下がらない
  • 中古でも人気のモデルが多数ある

このように、IWCの腕時計は非常に評価が高く、中古でも高価買取を狙えます。

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Iwc