2025年1月21日未明(日本時間)に、アメリカ大統領に就任したドナルド・トランプ。それに先駆けて日本で公開された、若かりし日の彼を描いた伝記映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』が、映画ファンの間で話題となっています。
本作で若き日のトランプを演じているのは、セバスチャン・スタン。マーベル映画『キャプテン・アメリカ』シリーズで、キャプテンの親友にして相棒の「バッキー」役を長年務め続けていることから、日本での人気・知名度も上昇中の彼。
映画やテレビなどで活躍する映画人の腕時計にフォーカスする「Actor’s Watch」。第208弾の今回は、そんなセバスチャン・スタンが着用した腕時計をご紹介して参ります。
カルティエ
クラッシュ パリ プラチナ【Ref.-】
まずは当コラムでお馴染み、ニューヨークのメトロポリタン美術館で毎年行われるファッションの祭典「メットガラ2024」から。全身黒で統一したセバスチャン・スタンが着用している腕時計は、カルティエ クラッシュ パリ(Ref.-)のプラチナモデルと思われます。
希少な「クラッシュ」の中でも、とりわけ希少性の高い1990年代初頭のパリブティック限定プラチナモデルと、これまた希少なカルティエのヴィンテージジュエリーを身に着けたセバスチャン・スタン。人気俳優であってもなかなか手に入れるのは難しいアイテムですので、彼の所有品ではなく、おそらくはカルティエがアーカイブから貸し出したものでしょう。
ウブロ
クラシック フュージョン ブラックマジック【Ref.551.CM.1670.RX】
続いて、詳細は不明ですが、古い病院のような場所で、物憂げな目でどこかを見つめるセバスチャン・スタンの姿。映画のセットのようにも見えますので、もしかしたら映画やドラマの撮影合間のオフショットかもしれません。
この時に彼が身に着けていた腕時計は、ウブロ クラシックフュージョン ブラックマジック(Ref.551.CM.1670.RX)。着ている黒のニットに合わせ、文字盤、ケース、ベゼル、ストラップを黒で統一することで存在感を際立たせた、革新性に長けたウブロならではの一本をチョイスしています。
ブルガリ
オクト【Ref.102039】
最後はコチラ。2018年に、ミュージシャンのエルトン・ジョンが主催するエイズ基金のチャリティーイベントに参加したセバスチャン・スタン。タキシードに蝶ネクタイというエレガントなスタイリングに彼が合わせた腕時計は、こちらもエレガントなダイヤ巻きの、ブルガリ オクト ソロテンポ(Ref.102039)でした。
タキシードのブルーに、イエロー系のゴールドウォッチを補色の差し色にする色気あるチョイス。ベゼルダイヤのモデルを選んだのは、ロレックスの宝飾モデルを多数所有するエルトン・ジョンのセンスに合わせたものかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
腕時計に不定形に歪んだフォルムを採用し、歴史的な名作となったクラッシュ。装飾を排し、視認性よりもシンプルな黒の表現に特化したブラックマジック。エッジィなイタリアンデザインをスイス時計と融合させたオクト。
いずれも高級腕時計の歴史に名を刻む、圧倒的なデザイン性の高さを誇るモデルをチョイスしたセバスチャン・スタン。実用性よりも魅力的なルックスの腕時計に惹かれるタイプのようです。
そんな彼の気になる最新作は、キャプテン・アメリカの元相棒ながら、悪の組織に洗脳されて暗殺者となってしまった「ウィンター・ソルジャー」が主役の『サンダーボルツ』。もちろん、ウィンター・ソルジャーを演じるのはセバスチャン・スタンです。
彼の他にも、ハリソン・フォード、フローレンス・ピューなどの新旧スターが揃い踏みの本作。マーベル映画のヴィラン(悪役)たちが集結したチーム「サンダーボルツ」が、政府の為に命がけの任務に挑むという、この異色のアクション大作は、日本ではゴールデンウィークに公開予定となっています。
ヴィランたちの活躍に乞うご期待!
ではまた!