*出典元:https://www.mensjournal.com/

 

ローマ帝国の剣闘士の復讐劇を描き、アカデミー賞で5部門の受賞に輝いた『グラディエーター』(2000)。その24年ぶりの続編となる『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』の公開が話題となっている映画界。本作の主役を演じたポール・メスカルと並んで葉巻をくゆらせているこのオヤジこそ、『グラディエーター』『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』両作の生みの親、リドリー・スコット監督です。

ハリウッドが誇る希代のヒットメーカーとして『エイリアン』(1979)、『ブレードランナー』(1982)、『ブラック・レイン』(1989)など、歴史に残る数々の名作を生み出してきたリドリー・スコット。

映画やテレビなどで活躍する映画人の腕時計にフォーカスする「Actor’s Watch」。第199弾の今回は、映画監督、リドリー・スコットの愛用時計をご紹介して参ります。

 

 

ブルガリ

ディアゴノ スクーバ【Ref.SD38SG

*出典元:https://www.reddit.com/

 

2015年9月にカナダで行われた、第40回トロント映画祭。マット・デイモンが火星に取り残された宇宙飛行士を演じるサバイバル映画『オデッセイ』が初公開され、その後の記者会見に登場したリドリー・スコット監督。その時に彼が着けていた腕時計は、ブルガリ ディアゴノ スクーバ(Ref.SD38SG)でした。

「ディアゴノ」は、古代ギリシャ語で「競争」を意味する言葉。その名の通り、ブルガリを代表するスポーツコレクションとして人気の腕時計です。

ダイバーズウォッチでありながら、ブルガリらしいエレガンスを兼ね備えたこの腕時計のチョイスには、激しいアクションと洗練されたヴィジュアルを両立した映画を作り続ける、ヴィジュアリストならではのコダワリが窺えるのではないでしょうか。

 

 

ハミルトン

カーキ ネイビー ビロウゼロRef.H78505330

*出典元:https://www.youtube.com/

 

2017年5月、Youtubeの映画情報チャンネル「Flicks And The City Clips」で公開された、リドリー・スコット監督へのインタビュー動画。最新作『エイリアン・コヴェナント』(2017)のプロモーションとして作品の舞台裏などを語ったリドリー・スコット監督。彼がこの時に着用していた腕時計は、ハミルトン カーキ ネイビー ビロウゼロ(Ref.H78505330)でした。

潜水艦にインスパイアされたこの腕時計は、1000mの防水性能とヘリウムエスケープバルブを搭載した46mmケースのデカ厚ダイバーズモデル。映画好きの時計愛好家にとっては、クリストファー・ノーラン監督の時間SF映画『TENET テネット』(2020)の劇中に登場した腕時計として知られています。

もしかしたら、リドリー・スコットが愛用しているのを見て、クリストファー・ノーランが自分の映画に採用したのかも、、、などと妄想していしまいます。

 

 

ブライトリング

エンデュランス プロ 44【Ref.M122927

*出典元:https://wghn.com/

 

2023年11月、CBSのニュース番組「サンデーモーニング」に登場したリドリー・スコット。公開を直前に控えた最新作『ナポレオン』についてのインタビューに応じる彼が身に着けていたオレンジ色の腕時計は、ブライトリング エンデュランス プロ 44(Ref.M122927)と思われます。

「持久力」や「耐久」という意味を持つ「エンデュランス」は、ブライトリングのアスリート用腕時計。ステンレスの約1/6の重量しかないポリマー素材「ブライトライト」を採用することで、スポーツ時の競技者の負荷低減を実現しています。

このインタビューの時点でリドリー・スコット監督は御年86歳。このような軽い腕時計は、老境のアクション映画監督が撮影現場で陣頭指揮を執るにはピッタリなのではないでしょうか。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回ご紹介したのは、いずれもリドリー・スコットが老境に入ってからの愛用時計ですが、全てアクティブ&スポーティーな腕時計のラインアップとなりました。80歳を超えてなお『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のような激しいアクション映画を完成させる巨匠らしい、老いを感じさせない腕時計のチョイスと言えるでしょう。

 

*出典元:https://www.mensjournal.com/

 

そんなリドリー・スコット監督の次回作は、パンデミックによって文明が壊滅状態となった未来を描くSF映画『ザ・ドッグスターズ』。噂によると、グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のポール・メスカルと再びタッグを組むのではないかと言われております。

スポーティーな腕時計を身に着けながら、映画監督として精力的に活動を続けるリドリー・スコット監督。これからもハリウッド随一のヴィジュアリストに相応しい、センスあふれる若々しい腕時計を着用してくれる事は間違いないでしょう。

ではまた!

Actor's watch