著名人が身に着けている腕時計が欲しい。皆さん、そう思ったことはありませんか?

腕周りをよく注目して見ると「オシャレなデザイン」や「豪華で存在感のある時計」など、著名人の中には一流の高級腕時計を身に着けている人が多く存在していることがわかります。

今回は、世界的にも有名な『漫画家の腕元にフォーカス。日本のポピュラーカルチャー”漫画”を世界中へ広めたレジェンドは、どのような腕時計を着けているのでしょうか。是非、最後までお楽しみください。

漫画界のトップランナー『浦沢直樹』さんが着用する
【グランドセイコー】
『ヘリテージコレクション』
「Ref.SBGA211」

引用元:GQ JAPAN

今もなおトップランナーとして日本の漫画界をリードする漫画家『浦沢直樹』さん。

1983年に「BETA!!」でデビュー以来、「YAWARA!」「MASTER キートン」「MONSTER」「20世紀少年」など、数々の大ヒット作を生み出し、その累計発行部数は1億2850万部以上。世界中のファンから支持され、世界20カ国以上で翻訳されています。

そんな現役バリバリの浦沢直樹さんが着用するのは、「雪白パターン」が美しい【グランドセイコー】『ヘリテージコレクション』「Ref.SBGA211」。

引用元:GRAND SEIKO

信州の雪白をイメージした模様「雪白パターン」を採用したダイヤルに、秒針のブルースチール針のコントラストが非常に印象的です。またケースとブレスには、ステンレスよりもはるかに軽く、金属アレルギーへの影響も少ない、耐蝕性にも優れたブライトチタンを使用しているモデルです。

【執筆者コメント】
還暦を超えた今も毎日12時間以上描き続けているという浦沢直樹さん。凄すぎますね。物書きにとって”期日=時間”は常に意識しておかなければいけないこと。しかし、そこばかりに捉われてしまっては、きっと良い作品は出来ないでしょう。そんな物書きにとってはあまり良いイメージではない”期日=時間”を知るアイテムとして、シンプル且つ美しさ溢れるこの【グランドセイコー】をチョイスし、心の余裕を生んでいるように感じます。さすがのセンスですね!

日本アニメムーブメントのパイオニア『大友克洋』さんが着用する
【グランドセイコー】
『スポーツコレクション』
「Ref.SBGC221」

海外でも高い評価を得て、「ジャパニメーション」と呼ばれる日本国外における日本アニメムーブメントの先駆者となった漫画家であり、イラストレーター、映画監督、シナリオライターなど、ジャンルに囚われない創作者『大友克洋』さん。

大友克洋さんの代表作として挙げられるアニメーション映画「AKIRA」はとても有名ですね。その作風は80年代以降の漫画界に大きな影響を与えた作品と言われております。

そんな独自の世界観を持つ大友克洋さんが着用するのは、ブライトチタンとセラミックスを採用した先鋭的なモデル【グランドセイコー】『スポーツコレクション』「Ref.SBGC221」。

引用元:SEIKO

研磨が難しいセラミックスのケース全面を鏡面仕上げし、尚且つ稜線を美しく引き立たせた多面体フォルムにしたことで、奥深い輝きを放つ個性的な表情となっております。また、ホワイトダイヤルに配された秒針、時分針、GMT針、インデックスは、ルミブライト仕様にすることで高い視認性を実現しております。

【執筆者コメント】
ハイブリッドな素材を用いた先鋭的なデザインは、まさに「AKIRA」で近未来を描いた大友さんにぴったりな1本ですね。日本が誇る時計ブランド【グランドセイコー】をチョイスするあたり、マルチにジャンルに捉われない大友さんですが、内に秘めた”日本愛”を感じてしまいます。黒いシャツから覗く、そのクールなスタイルもカッコ良すぎますね!

アニメ映画界の巨匠『宮崎駿』監督が着用する
【ジャガールクルト】
『ビッグレベルソ』
「Ref.Q270.14.10」

引用元:SANKEI BIZ

日本を代表するアニメ映画界の巨匠、スタジオジブリの『宮崎駿』監督。

アニメ映画界の一時代を築いた宮崎駿監督は「未来少年コナン」を手がけた後、「ルパン三世 カリオストロの城」で映画監督デビューを果たし、以降ジブリ作品で数々の名作を生みだし、もはや説明不要の重鎮ですね。

そんな日本を代表する宮崎駿監督が着用するのは、レクタンギュラーケースが目を惹く【ジャガールクルト】『ビッグレベルソ』「Ref.Q270.14.10」。

ビッグ・レベルソ引用元:Web Chronos

世界的な映画祭の一つ「ヴェネチア国際映画祭」を長年サポートしている【ジャガールクルト】から宮崎駿監督に贈られた1本だそうです。パートナーシップを結んだ2005年、宮崎駿監督は映画界への多大な貢献が称えられ、同映画祭の「栄誉金獅子賞」を授与されました。

【ジャガールクルト】の歴史を語る上で、重要でアイコニックなモデル『レベルソ』。アールデコ調の反転ケースを特徴とするレクタンギュラーケースに、スモールセコンドを備えた『ビッグ レベルソ』は、クラシックモデルよりも一回り大きいサイズ感も魅力的な1本です。

【執筆者コメント】
作業の邪魔になりにくい薄型ケース、バランスの取れたデザイン、と宮崎駿監督にとってぴったりな1本なのでしょうね。これを着けて名作が生まれていたことを想像すると、心が踊るのは私だけでしょうか。それにしても、エプロン姿に『レベルソ』を着けている宮崎駿監督、人柄も相まって素敵ですね。

日本漫画の第一人者、鬼才『松本零士』さんが着用する
【ブライトリング】
『ナビタイマー』
「Ref.806」

松本零士「天賞堂は私にとってのアルカディア」_f0039351_04484778.jpg引用元:excite.ism

最後にご紹介するのは、1970年代から80年代にかけて数々の作品がアニメ化され、一大ブームを巻き起こした漫画家『松本零士』さん。

15歳で「漫画少年」新人賞受賞デビュー後、誰もが知っている「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテンハーロック」など数々の名作を残し、世界中に多くのファンを持つ漫画界のレジェンドですね。

そんな世界的漫画家、松本零士さんが着用するのは、機械式クロノグラフ【ブライトリング】『ナビタイマー』「Ref.806」。

松本零士「天賞堂は私にとってのアルカディア」_f0039351_01142844.jpg引用元:excite.ism

こちらは松本零士さんが25歳の時に購入してから、何度も修理し大事にしている愛機だそうです。寝ても覚めても腕に着け、「銀河鉄道999」も「宇宙戦艦ヤマト」も、この『ナビタイマー』を着けて描いたそうです。テレビアニメでは、クロノグラフ機能を使って声優さんのセリフの長さも計っていたそうですよ。

【執筆者コメント】
1950年代に登場したクロノグラフのパイオニア【ブライトリング】『ナビタイマー』。松本さんのモデルは1960年代に製造されたセカンドモデルだそうで、男心をくすぐるクロノグラフに、ミラーダイヤルの文字盤デザインと、カッコいいの一言!現在、【ロレックス】の手巻き『デイトナ』や、【オメガ】の『スピードマスター』も多く所有する松本零士さん。その拘りや時計愛は、魂を揺さぶる作品を生み出した熱い想いと通ずるモノを感じますね。

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか?

今回は偉大過ぎる面々で記事を書くのも恐縮するほどでした。(笑)しかし、記事を書くにあたってひとりひとり調べていくと、それぞれの魅力的なエピソードや背景を知ることができ、気付いた時にはその魅力に吸い込まれるように筆が走りました!本当に『感無量』です!

私自身、このシリーズを通してたくさんのことを学ぶことができ、日に日に時計愛が増しております。みなさんにとっても、今回の記事がご自身のお気に入りの一本を選ぶ際の一助、そして時計愛が増すひとつのキッカケとなって頂ければ幸いです。

では、また!

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