著名人が身に着けている腕時計が欲しい。皆さん、そう思ったことはありませんか?
腕周りをよく注目して見ると「オシャレなデザイン」や「豪華で存在感のある時計」など、著名人の中には一流の高級腕時計を身に着けている人が多く存在していることがわかります。
今回の【著名人シリーズ】は、『歌舞伎俳優』の腕元にフォーカス。日本の伝統芸能の一つ”歌舞伎”の役者はどのようなモデルを着けているのでしょうか。是非最後までお楽しみください。
松嶋屋 六代目『片岡愛之助』さんが愛用する
【フランクミュラー】
『コンキスタドール コルテス』
「Ref.10000HSC」
最初にご紹介するのは、ダンディな歌舞伎俳優『片岡愛之助』さん。歌舞伎以外でも、人気ドラマ「半沢直樹」や、来年スタートする大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも出演する、演技派俳優としても注目を集めています。そんな愛之助さんが愛用する腕時計は【フランクミュラー】『コンキスタドール コルテス』です。
*写真は色違いの黒文字盤です
2004年に発表された『コンキスタドール コルテス』は、スクエアケースにギョーシェ文字盤が組み合わされた、デザイン性の高いモデルです。愛之助さんは他にも【フランクミュラー】のモデルを数本所有し、雑誌の取材でも「視認性と繊細なデザインが気に入っている」と語り、独特なデザインの同モデルを楽しんでいる様子が伺えます。愛之助さんを見ていると【フランクミュラー】はダンディな方のためにある腕時計ということがよく分かります。
二代目『中村獅童』さんが愛用する
【タグホイヤー】
『カレラ』 GINZA限定
「Ref.CAR5A8S.EB0136」
続いてご紹介するのは、歌舞伎の名門に生まれ、二代目を継ぐ『中村獅童』さんです。数々のドラマや映画でも活躍し、映画「ピンポン」では多数の賞を受賞し、圧巻の演技力だったことを今でも鮮明に覚えています。
自身のInstagramではいつもお洒落なファッションを纏い、腕時計も楽しんでいる中村獅童さんは、歌舞伎がモチーフになった【タグホイヤー】の銀座限定モデルを着用していました。
2018年に【タグホイヤー】銀座ブティックのオープン限定として発売された同モデルは、白を基調に歌舞伎の伝統色「紅=赤」が配され、美しいトゥールビヨンが楽しめます。そのオープニングイベントでは「時計と歌舞伎には伝統を継承する魅力がある」と語り、歌舞伎役者、そして時計愛好家としての一面も覗かせてくれました。
成田屋 十一代目『市川海老蔵』さんが愛用する
【グランドセイコー】
『ヘリテージコレクション グランドセイコー60周年記念限定モデル』
「Ref.SLGH002」
3人目にご紹介するのは、 江戸歌舞伎の代表的な家系、成田屋十一代目『市川海老蔵』さんです。海老蔵さんといえば、以前もご紹介した金無垢モデル【ロレックス】『GMTマスターⅡ』「Ref.16718」のイメージが強いですが、今回ご紹介するのは、【グランドセイコー】誕生60周年を記念し、新たに開発したメカニカルハイビートムーブメント「メカニカルハイビート 36000 80 Hours」を搭載した、世界100本限定のモデルです。
初代【グランドセイコー】を彷彿とさせる18KYG(イエローゴールド)ケースに、9Sムーブメントをさらに進化させた「Cal.9SA5」を搭載したモデルです。【グランドセイコー】らしい普遍性を宿した実用的なデザインが魅力ですね。
2020年に【グランドセイコー】のアンバサダーに就任し、このモデルを贈呈された海老蔵さんは「ゆくゆくは、この時計を倅にあげたい」と語っており、その言葉からは海老蔵さんの父親としての親心が垣間見れ、男としての魅力を感じました。
高嶋屋 三代目『市川右團次』さんが愛用する
カスタム【ロレックス】ブラックPVD
『デイトナ』「Ref.116520」
最後にご紹介するのは、ドラマ「陸王」でも一躍注目され、時計愛好家としても有名な高嶋屋の三代目『市川右團次』さんです。
最近のInstagramでは長男のタケルくんとの写真が微笑ましく、歌舞伎と子育てに熱心な右團次さんの様子を伺うことが出来ます。そんな右團次さんの腕元には、ブラックPVD加工を施した【ロレックス】『デイトナ』「Ref.116520」が着けられています。
【ロレックス】のカスタマイズは時計愛好家の中でも人気ですが、パーツを変えたり加工を施すと、オーバーホールや修理を受け付けてくれなくなってしまうので、やりたくてもやらない人がほとんどです。右團次さんは長年腕時計を楽しみ、精通しているからこそ、自分好みにカスタマイズしているんでしょうね。本当に腕時計が好きなのが伝わってきます。
実は広報担当の村山が右團次さんと交友関係があるとのことで、いつか一緒にYouTubeコラボを実現したいなと思っています。長男のタケルくんが歌舞伎デビューを果たして忙しいとのことなので、落ち着きましたら実現するかもです!それまでお楽しみにお待ちください。
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
中村獅童さんも言っていましたが、時計と歌舞伎の共通点は「伝統を継承し新しい未来へ受け継いでいくこと」かもしれません。そんなストーリーとヒストリーを刻みながら味わえる腕時計は、本当に素晴らしい”一生モノ”ではないでしょうか。
今回も、この記事がご自身のお気に入りの一本を選ぶ際の一助となれば幸いです。
では、また!