高級腕時計をお持ちの方もそうでない方も、誰もが一度は「どのモデルが人気なんだろう?」と考えたことがあるかと思います。「人気の王道モデルが欲しい!」「人と被らないモデルが欲しい!」など、皆様それぞれの動機があるなか、実際にどれが人気なのか!?は、リアルタイムに情報を得なければなかなか手に入りません。

そこで今回は【オメガ】のモデルを対象に、2024年下半期のコミット銀座(以下:当店)取り扱い数上位5本を公開いたします!是非とも皆様も一緒にランキングを想像しながら、楽しんでご覧ください。

 

 

第5位

『シーマスター ダイバー 300M コーアクシャル マスター クロノメーター 42MM』「Ref.210.90.42.20.01.001」

第5位には、2021年10月公開の”007 ノー・タイム・トゥ・ダイ”にてダニエル・クレイグ扮するジェームズボンドが着用しているシーマスターと全く同じデザインのスペシャルモデル『シーマスター 300コーアクシャル マスタークロノメーター 007』「Ref.210.90.42.20.01.001」がランクイン。

1957年に発売されたクラシックタイムピース三部作の一つでもあるこちらは、ヴィンテージの風合いを強く意匠に反映しておりますが、ヴィンテージオメガのコレクターでもあるダニエル・クレイグの意向を反映したとされています。また、裏蓋には英国軍の仕様に則った本格的な刻印が記されており、大きな矢印は英国軍官給品をあらわす”ブロードアロー”マーク、海軍所属であることやダイバーズウォッチを意味する”0552″や”923 7697″の数字、ねじ込み式リューズを意味する”A”、そしてもはや説明不要の”007″のコードナンバーに、シリーズ第一作『007 ドクター・ノオ』の公開年(1962)を示す”62″があしらわれています。”007″シリーズのファンの方や、時計好きな方にはたまらない一本ですね。

第4位

『スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル コーアクシャル マスター クロノメーター クロノグラフ 42MM』「Ref.310.60.42.50.10.001」

第4位には、【オメガ】が独自開発した素材の18Kムーンシャイン™ゴールドを採用した『スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル コーアクシャル マスター クロノメーター クロノグラフ 42MM』「Ref.310.60.42.50.10.001」がランクイン。

月面で着用された第4世代の『スピードマスター』のデザインからインスピレーションを得たこちらのモデルには、非対称ケース、精悍な印象のグリーンダイヤルが採用され、更には腕時計愛好家であればお馴染みの「ドットオーバー90」(90の数字の上にドット)をベゼルリングに配しています。ブレスレットの駒は5連リンクになっており、手首になじみやすく着け心地にも優れています。また、ムーブメントには15,000ガウスの耐磁性能を備え、マスタークロノメーター認定も受けた「Cal.3861」を搭載しており、文句無しといったところ。華やかなデザイン性を持ちながらも、機能性、実用性にも優れたオススメの一本です。

第3位

『スピードマスター キャリバー321 クロノグラフ 39.7MM』「Ref.311.30.40.30.01.001」

第3位には、名機「Cal.321」を搭載した復刻モデル『スピードマスター キャリバー321』「Ref.311.30.40.30.01.001」がランクイン。

1965年、米国初の宇宙遊泳時に”エド・ホワイト”が着用していたことで一躍有名となった、『スピードマスター』の3rdモデルを踏襲したデザインのこちらは、ホワイトエナメルのタキメータースケールや、ポリッシュ仕上げがされたブラックセラミック製ベゼル、ブラックダイヤルが特徴的な一本となっています。ちなみに、『スピードマスター』で「Cal.321」を搭載したモデルのうち、シースルーバックを採用した初のモデルでもあります。それほど多く二次流通市場に供給されていない印象ではありますが、高騰していた一時期に比べて相場が多少落ち着いていますので、狙っていた方は今がチャンスかもしれません。

第2位

『スピードマスター 記念モデル コーアクシャル マスター クロノメーター クロノグラフ 42MM』「Ref.310.32.42.50.02.001」

第2位には、NASAがマスコットに採用している”スヌーピー”のイラストが施された、2020年登場の限定モデル『スピードマスター 記念モデル コーアクシャル マスター クロノメーター クロノグラフ 42MM』「Ref.310.32.42.50.02.001」がランクイン。

1970年に宇宙探査やアポロ13号の救出に大きく貢献した【オメガ】に対して、NASAから贈られた賞が”シルバースヌーピー賞”。その受賞から50周年を記念して誕生した、9時位置のスモールセコンドに描かれたスヌーピーがカジュアルな印象を与えてくれるこちらは、裏蓋に”宇宙に浮かぶ月”と”地球”が描かれており、クロノグラフを作動することで「スヌーピーを乗せた宇宙船が動き出す」といった、遊び心満載の仕掛けが施されています。そして、面白い仕様なのはさることながら資産性も抜群。今後が楽しみな一本ですね。

第1位

『スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル』「Ref.310.30.42.50.04.001」

栄えある第1位には、『スピードマスター』のSS(ステンレススチール)モデルでは初となるラッカー仕上げのホワイトダイヤルを採用した「Ref.310.30.42.50.04.001」がランクイン。

こちらは、『スピードマスター』愛好家であれば外せないポイントでもある「ドットオーバー90」のタキメータースケールが採用されたベゼルに、サイズ調整が容易にできるクラスプを採用した5連のリンクのブレスレットと、実用性抜群の仕上がりとなっています。また、ムーブメントにはCOSC(スイスクロノメーター検定協会)とMETAS(スイス連邦計量・認定局)による非常に厳格な8つのテストに合格した「Cal.3861」が搭載されており、性能に関しては文句なしの一言。スタイリッシュなデザイン性と精度の高さを体感したい方にオススメしたい一本です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

やはり『スピードマスター』がランキングのほとんどを占めた結果となりましたが、1位にはラッカー仕上げのスタイリッシュなモデルが輝きましたね。現代に合ったデザインでありながらも、過去の意匠をしっかり踏襲していることで、往年のファンから、初めて高級腕時計を手にしようと考えている方まで、幅広い層に支持されている結果と言えるのではないでしょうか。限定モデルなどの面白いモデルも続々と発売している【オメガ】。是非とも今のうちに注目しておくことをオススメいたします!

本記事が皆さまの売買における参考になれば幸いでございます。次回以降の取り扱い数ランキングもお楽しみにお待ちください!

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