みなさん、こんばんは。

 

 

"2月1日"と言えば、お気付きの方もいらっしゃると思いますが、【パテックフィリップ】の生産終了するモデルが発表される日ですね。私も注目していましたが、なんと今回、"あの"大人気モデルが生産終了となってしまいました。。。

ということで今回は、生産終了が決まったモデルの中で特に私が気になったモデルをご紹介いたします!ぜひ最後までお付き合いください。

 

 

「Ref.5712/1A-001」
『ノーチラス プチコンプリケーション』SS

 

『ノーチラス』生誕30周年記念となる2006年に発表された「Ref.5712/1A-001」。

先代モデル「Ref.3712/1A-001」と同様に、グラデーション掛かったブラック・ブルーの文字盤、4時-5時位置のスモールセコンド、7時-8時位置のムーンフェイズ・日付指針表示、10時-11時位置のパワーリザーブ表示と、全てに無駄がない絶妙なデザインに仕上げられています。

 

 

サファイアクリスタルのスケルトンバックから覗くムーブメントには、1977年にマイクロローターを搭載した極薄自動巻ムーブメント「Cal.240」をベースとした「Cal.240 PS +IRM +C +LU」を搭載しています。何と言っても、この複雑機構を搭載しておきながらも、ケース径40mm、ケース厚僅か8.52mmに抑え、装着時のストレスをかなり軽減している点は、【パテックフィリップ】の技術力の高さを表していると思います。

 

 

販売期間も20年に迫る勢いではありましたが、2024年に革ベルト仕様の「Ref.5712G-001」、「Ref.5712R-001」が生産終了となった事もあり、そろそろではないかと予感しておりました。ただやはり、今回の生産終了モデルの中で一番の衝撃ですね。

ちなみに、最終形態はバックルの仕様が変更されていますが、私自身もまだ見たことは無い程、生産数は少ないとされていますので、今後価格も更に高騰していくのではないでしょうか。

 

 

「Ref.5167/1A-001」
『アクアノート エクストララージ』SS

 

2008年に発表されたSS(ステンレススチール)ケース・ブレスレット仕様の『アクアノート エクストララージ』「Ref.5167/1A-001」。

トロピカルバンド仕様の「Ref.5167A-001」と共に、『アクアノート』人気を牽引していたモデルでしたが、SS(ステンレススチール)ブレスレット仕様のこちらのみ生産終了となりました。

近年は特に正規販売店での入手が困難とされているモデルで、二次流通市場での出回りも少なくなっていたため、相場も上昇傾向にありました。『アクアノート』と聞くと、トロピカルバンド仕様を連想する方が多いと思いますが、ブレスレット仕様は武骨で男らしく、個人的には非常に好みであります。

 

 

2022年4月~5月以降の販売個体から、ハック機能(ストップセコンド機能)が付いて、日付変更禁止時間帯が無くなった、新型ムーブメント「Cal.26-330 S C」搭載に切り替わっているとされていますが、市場での出回りも特に少ない印象です。

トロピカルバンド仕様のモデルと比べて厚みがあるようにも見えますが、見た目に反して僅か8.1mmしかありませんので、ビジネスシーンでスーツ着用時にもストレスが一切無く、プライベートで半袖のTシャツ等にさらっと合わせてもカッコ良いです。

 

 

生産終了になってしまったことは非常に残念な一本ですが、これを機に今後、この無骨で重厚感のあるこちらのモデルに注目が集まり、価格がどんどんと上昇していきそうな気がしてなりません。

 

 

「Ref.5524G-001」
『カラトラバ パイロット トラベルタイム』18KWG

 

2015年のバーゼルワールドで最も注目されたと言っても過言ではない『カラトラバ パイロット トラベルタイム』「Ref.5524G-001」。

発表当時、【パテックフィリップ】らしくないルックスに、時計業界がかなりざわついたのを覚えています。ちなみに、【ハミルトン】【IWC】【ZENITH】等のブランドで似たような時計を見た覚えがあると思った方も多かったのではないでしょうか。(笑)

それもそのはず、18KWG(ホワイトゴールド)ケースに、マット調のネイビー色の目新しい文字盤デザイン、そして、これまでの【パテックフィリップ】ではほぼ採用されることの無かった"カーブレザー"を採用しているのです。

 

 

18KWG(ホワイトゴールド)の新バックル(尾錠)も、パイロットが装着するパラシュート等を固定するハーネスの金具からヒントを得て制作されています。

また、【パテックフィリップ】の人気モデル『ワールドタイム』では、サマータイムに対応していないという唯一のネックポイントがございましたが、こちらの『トラベルタイム』の機構では影響が無く、日常使いするのにも非常に優れていると思います。

 

 

こちらは、ローカルタイムの変更ボタンにロック機構が加わったので、知らず知らずのうちにボタンを押してしまって、ローカルタイムの時間がズレている、、、なんてことが無くなっています。

色々な意味で個性的ではありますが、私自身、とても好きなモデルの一つではあります。幸運にも、現在コミットで在庫がございますので、気になっている方がいらっしゃいましたら、この機会でのご購入をオススメいたします。

 

商品詳細はコチラ

 

 

「Ref.5370P-011」
『スプリットセコンド クロノグラフ』PT

 

美しい"グラン・フー エナメル"のブルー文字盤を配して、2020年に登場した『スプリットセコンド クロノグラフ』「Ref.5370P-011」。

2015年のバーゼルワールドで発表された「Ref.5370P-001(ブラック)」の文字盤違いのこちらは、ブレゲ数字のインデックス、ホワイトゴールド製の針、文字盤外周に描かれたタキメーターなど、洗練されたデザインと、鮮やかな色味のブルー文字盤がモダンな印象の一本です。

「偉大な炎」との意味を持つ”グラン・フー”とは、約800~1000度という高温の炉で、幾度に渡って焼き上げ、美しいガラス皮膜の強固なエナメル面を作る技法のこと。自社基準を満たす仕上がりの文字盤を作り出すのは、熟練の技術者においても至難の業とされています。

 

 

重厚感のあるPT(プラチナ)仕様のケースは、サイズ41mm、厚さ13.56mmと、インパクトのある仕上がりとなっています。また、ケース側面中心部分の凹んだ箇所にサテン仕上げが施されるなど、【パテックフィリップ】の拘りが感じられるデザインともなっています。スプリットボタンや大き目のリューズもデザインのアクセントになっており、とにかく格好良いですね。

 

 

スケルトンバックから鑑賞可能な手巻きムーブメント「Cal.CHR 29-535 PS」は、スプリットセコンド機能の他、独自開発のジャイロマックステンプも備えた複雑機構となっており、この芸術的とも言える立体的なムーブメントが非常に美しく、ずっと見ていても飽きない程、巧みに作り込まれています。

生産終了が決まってしまい、誠に残念ではありますが、幸運にも当店でご紹介可能な個体がございます!

 

商品詳細はコチラ

 

さらに、2015年のバーゼルワールドで発表された、文字盤色違いの「Ref.5370P-001」も在庫しておりますので、是非チェックしてみてください!

 

商品詳細はコチラ

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回、惜しまれつつも生産終了となってしまったモデルが10以上ございましたが、特に人気の高いモデル、さらには私(コミット銀座)として思い入れのあるモデルを中心に選ばさせていただきました。

中でも『ノーチラス』『アクアノート』が生産終了となるのはやはりショックですよね。。。ですが!4月には新作モデルも発表されると思いますので、どのようなラインアップとなるのか、楽しみに待ちましょう!

引き続き、今まで以上に魅力的でオススメ出来るモデルを一本でも多くご紹介して参りますので、次回もお楽しみにお待ちください!

では、また!