名高いGP1800譲りのこのムーブメントには、ガルバニック処理（チャコールグレーのルテニウム）とメタルネット加工が施されています。ロジウムプレートの輪列により、エネルギーの動きを目で追うことができます。25個の受石を含む 173個の部品で構成される機械式迷宮の心臓部への探訪で、四番車に駆動される10時位置のスウィープセコンドに人々の目は釘付けになります。それらは大型の慣性可変式テンプ（28,800振動／時、4Hz）を備える調速機構の素早い振幅に交互に捉えられます。

スイス機械式時計メーカーの老舗・ジラールペルゴのスポーツモデル、イタリア大聖堂に着想を得た丸型と八角形ベゼルに流線型を描くボディが特徴の「ロレアート」。

優れたメカニズムへの賛歌としてジラール・ペルゴの時計師がデザインしたロレアート・スケルトンは、印象的な透かし彫りを施した部品（すべては独自の現代的な方法で手作業による装飾）により、壮麗な自動巻きキャリバーの心臓部にかすかに現れる深みをもたらしています。