流行や情勢に左右されないモノ=『定番』

ファッション用語で『定番』と言えば、「ベーシックなモノ」や「ブランドのアイデンティティーが詰まったモノ」を連想するかと思います。

では、『定番アイテム』と言えば?

私の中で真っ先に思い浮かべるアイテムと言えば【デニム】です。

世界のファッションシーンで大きなブームを巻き起こしてきた【デニム】は、今日の流行やスタイルをも超越した絶対的存在として、現代ファッションに欠かせないアイテムとなっています。そして男の必須ワードローブの代表格である【デニム】は、これからも不滅のファッションであり続けるに違いありません。

そこで今回は【デニムと腕時計】をテーマに【デニムに似合うおすすめ時計】をご紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。

デニムと腕時計の良い関係

【デニム】がファッションアイテムの一つであることは当然ですが、そもそもはワークウエアとして誕生したのは周知の事実。そんなワークウエアからファッションに進化した【デニム】は、現在もメゾンブランドがラグジュアリーデニムを生産し、素材や加工技術がアップデートされていっています。立体裁断の美脚デニムや、スウェットのような穿き心地のストレッチデニムなど、様々なデニムが登場し、最近ではサステナブルなデニムも話題になっていますね。

一方、腕時計は長い歴史と伝統に培われた古典的な道具に思われがちですが、素材の技術革新や最新鋭の技術によって、高精度・高機能の腕時計が生まれています。歴史と伝統を継承しつつ、現代的な価値観へとアップデートしている腕時計は、ファッショナブルな要素が強く、モダンなデザインが多く存在しているのです。

▲ジャガールクルトの2021年新作「レベルソ」。伝統を受け継ぎながらもモダンなグリーンカラーでアップデート。

時代の変化に合わせ、アップデートしながら進化する【デニム】と【腕時計】は、そういった意味でも相性は良く、安定した需要がある『定番』として愛され続ける『マストアイテム』だと言えます。さらに言うと、変化する時代だからこそ『定番』はより存在価値を高めるといっても過言ではないでしょう。

デニムに似合うおすすめの腕時計

それでは早速、コミット銀座に並ぶ新作モデルからヴィンテージまで、豊富なラインアップの中から【デニムに似合う腕時計】を見ていきましょう。

デニムと一言に言っても様々存在しますが、ここでは定番の「ブルーデニム」や「ブラックデニム」、「ホワイトデニム」を例におすすめモデルをご紹介します。

「ブルーデニム」×「ダイバーズウォッチ」

男らしいタフな印象の「ブルーデニム」には、堅牢性・耐久性バツグンな「ダイバーズウォッチ」がおすすめです。特に夏の時期、潮の香り漂うブルーデニムは、マリンスタイルにぴったりですね。中でも【パネライ】の「サブマーシブル」は、ブルー文字盤も相まって夏のデニムスタイルが完成します。

パネライ ルミノール 1950 サブマーシブル BMG-TECH™ 3デイズ オートマティック 「Ref.PAM00692」
販売価格:1,078,000円(税込)

1956年にエジプト海軍のために製作されたルーツを持ち、パネライが長年に渡ってデザインや新素材を研究してきた特殊なガラス状合金(バルク金属ガラス)「BMG-TECH™」製のケースを備えた世界初のモデルです。スティールよりも堅固で軽量な素材は、革新的なモデルと言えるでしょう。

「ブラックデニム」×「ドレスウォッチ」

クール且つミニマルな印象を放つ「ブラックデニム」。そんな大人の色気も引き出し、スタイリッシュな装いが決まるブラックデニムには「ドレスウォッチ」がおすすめです。

中でも「ドレスウォッチ」の定番とも言える【パテックフィリップ】の「カラトラバ」は、純粋な造形美によりラウンド型腕時計の古典として、また時を超越した完璧さと洗練された気品漂うモデルで、相性抜群です。

パテックフィリップ カラトラバ 18KYG「Ref.3998J-001」
販売価格:1,793,000円(税込)

ここ数年で高級時計を取り巻く社会情勢も大きく変化し、プライスもデザインも機能面も常にアップデートしているのは揺るぎない事実ですが、一方で、いわゆる定番に惹かれてしまうのが男性の性。一周回って定番の良さに気づくことも正解ですね。

「ホワイトデニム」×「ラグスポウォッチ」

清涼感がありエレガンスな印象の「ホワイトデニム」は、夏のデニムスタイルに活躍する1本です。

そんな「ホワイトデニム」には「ラグスポウォッチ」の代表格【オーデマ ピゲ】のロイヤルオークがおすすめです。中でもこちらは、廃盤36mmの希少なホワイトダイヤル仕様です。夏の「ホワイトデニム」にオールホワイトでまとめる粋なスタイルが完成します。

オーデマ ピゲ ロイヤルオーク ミディアムサイズ SS 「Ref.14790ST.OO.0789ST.10」
販売価格:3,245,000円(税込)

ダイヤルはショートバータイプの最終型。探すとなかなか出てこないモデルです。小ぶりな36mmケースに加えて、ルクルトキャリバーをベースとしたムーブメント「Cal.2225」を搭載し、約8mmのケース厚に抑えた点も魅力のひとつです。

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか。

【デニム】と【腕時計】は共通して男の必須ワードローブ。しかし、『永遠の定番』である両者との向き合い方にも少しずつ変化が起きてきている方も多いと思います。

ニューノーマルな生活が1年以上経ち、高級品に求める倫理観が変わり、それは時計選びにも影響しています。だからこそ、良いモノを身に着けて、最高の「時計ライフ」を楽しみたいですね。

今回も、この記事がご自身のお気に入りの一本を選ぶ際の一助となれば幸いです。

では、また!

時計とファッション