本日は高級腕時計 パーツ紹介~”ダイヤル”バリエーション~サブマリーナー編をお送りいたします。
高級腕時計のダイヤルと言えば、ブラックが定番となっていますが、モデルによってはカラー、素材、デザインの違い等、数多のバリエーションを展開しています。シンプルなモノから宝石があしらわれたモノまで、その種類は多岐に渡り、存在すら知らないダイヤルもあるかと思います。
そこで複数回に渡り、カラーや素材、デザインなどに着目して、バリエーション豊富な【ロレックス】の『サブマリーナー』、『GMTマスター』、『ヨットマスター』、『デイトナ』、『デイトジャスト』、『デイデイト』のダイヤルを、代表的なモデルと合わせてご紹介していきたいと思います。初回となる今回は、”サブマリーナー“をご紹介していきますので、是非とも最後までお楽しみください。
①ブラックダイヤル
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vintage_rolex/submariner-316107/
定番とも言えるこちらのダイヤルには、質感がミラー、マット調のモノや、インデックスのフチの有無など、製造された年代によって様々なバリエーションが存在しています。【シンガー】・【スターン】・【レムリッチ】など、製造会社の違いによって仕様の違いが見られるモノ、【Tiffany&Co.】やフランスの潜水会社【コメックス】とのダブルネームなどは、特に希少性が高く、その評価も高いです。また、経年変化によりダイヤルがブラウン化(トロピカル)しているモノや、ひび割れのような”クラック”が入った通称”スパイダーダイヤル”なども存在しており、非常に奥が深いダイヤルとも言えます。
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vintage_rolex/submariner-331921/
➁ブルーダイヤル(サンレイ)
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vintage_rolex/submariner-473/
“青サブ”の愛称で高い人気を誇る、中心から放射線状に広がる美しいサンレイダイヤルは、深い色味のモノや、やや明るいトーンのモノ、経年変化によりヴァイオレットカラーに変化したモノなど、同じ”ブルー”でも製造年度などによって異なる色味の個体が存在します。『サブマリーナー』の中でも1,2を争う程、人気のダイヤルです。
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/submariner/submariner-329038/
➂ブルーダイヤル(マット)
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/submariner/submariner-date-283833/
ややシックで落ち着いた雰囲気のこちらは、2008年にセラクロムベゼルを搭載した無垢モデルに初採用されました。2009年には「Ref.116613LB」および「Ref.116613GLB」にも採用されましたが、2014年頃にサンレイ調のブルーダイヤルへと変更されています。現行モデルにはラインアップされていなく、製造数が少ないことも相まって、密かに注目を集めています。
*出典元:https://catalog.antiquorum.swiss/en/lots/rolex-ref-116613-lot-293-160?browse_all=1&page=1&q=116613
➃グレーダイヤル(3Pサファイヤ&8Pダイヤ)
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/submariner/submariner-date-269704/
グレーダイヤルのインデックスに3Pサファイア&8Pダイヤを配したこちらは、金無垢およびコンビモデルの5桁『サブマリーナー』にのみラインアップされています。サンレイ調のグレーダイヤルに、サファイアおよびダイヤモンドがプラスされたことで、ラグジュアリーな印象を与え、出回りも少なく、根強いファンが多いダイヤルの一つです。
*出典元:https://www.christies.com/lot/lot-5320198
⑤シャンパンダイヤル(3Pサファイア&8Pダイヤ)
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/submariner/submariner-280156/
シャンパンダイヤルのインデックスに3Pサファイア&8Pダイヤを配したこちらは、金無垢およびコンビモデルの5桁『サブマリーナー』にのみラインアップされています。煌びやかな印象のサンレイ調のシャンパンダイヤルに、サファイアおよびダイヤモンドがプラスされたことで、ベゼルカラーとのコントラストが美しいモデルに仕上がっています。
*出典元:https://www.christies.com/lot/lot-5395158
⑥グリーンダイヤル
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/submariner/submariner-date-300004/
【ロレックス】のコーポレートカラーであるグリーンダイヤルは、「Ref.116610LV」のみに搭載されているダイヤルです。美しいサンレイ仕上げのダイヤル×グリーンのセラクロムベゼルの組み合わせが、唯一無二のデザインであることから、ディスコン(廃盤)後の今でも高い人気を誇っています。
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/submariner/submariner-date-300004/
⑦ブラックダイヤル(8Pダイヤ)
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/submariner/submariner-date-291025/
ブラックダイヤルのインデックスに8Pダイヤが配されたこちらは、2008年に無垢モデル「Ref.116618GLN」で初採用され、2009年にはコンビモデル「Ref.116613GLN」にも採用されています。ブラック×ゴールド×ダイヤの王道の組み合わせは、インパクト抜群の一本と言えるでしょう。
*出典元:https://www.sothebys.com/en/auctions/ecatalogue/2016/important-watches-hk0671/lot.2062.html
⑧ブルーダイヤル(8Pダイヤ)
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/submariner/submariner-date-230489/
マット調のブルーダイヤルのインデックスに8Pダイヤが配されたこちらは、2008年に無垢モデル「Ref.116618GLB」に初採用され、2009年にはコンビモデル「Ref.116613GLB」にも採用されています。現行モデルにはラインアップされていない、爽やかさと高級感を併せ持った『サブマリーナー』となっています。
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/submariner/submariner-306205/
⑨ラピスラズリダイヤル
*出典元:https://www.christies.com/lot/lot-6199963
天然石であるラピスラズリを採用したこちらは、二次流通市場ではほとんど見ることのない希少なダイヤルです。金無垢およびコンビモデルの5桁『サブマリーナー』にのみラインアップされたダイヤルと言われており、通常のブルーダイヤルより淡い色味で、唯一無二の雰囲気を漂わせています。海外オークションでも出品される機会は極めて稀であり、超絶レアピースの一つと言えるでしょう。
・『サブマリーナー』「Ref.16618G」
*出典元:https://www.phillips.com/detail/rolex/CH080119/5?fromSearch=16618&searchPage=1
⑩オニキスダイヤル
*出典元:https://www.phillips.com/detail/rolex/HK080222/947?fromSearch=rolex%20onyx&searchPage=1
天然石であるオニキスを採用したこちらは、ラピスラズリ同様に二次流通市場ではほとんど見ることのない希少なダイヤルです。こちらも金無垢およびコンビモデルの5桁『サブマリーナー』にのみラインアップされたダイヤルと言われており、世界三大オークションなどでも数える程しか出品されていない、超絶レアピースとなります。
・『サブマリーナー』「Ref.16618」
*出典元:https://www.christies.com/lot/lot-6259878
⑪パヴェダイヤル
*出典元:https://www.phillips.com/detail/rolex/CH080219/283?fromSearch=116659SABR&searchPage=1
こちらは、パヴェダイヤモンドを採用した通称”シークレットモデル”とも呼ばれる『サブマリーナー』で、パヴェダイヤモンドがこれでもかとダイヤルに敷き詰められ、まさに豪華絢爛という言葉が相応しいデザインとなっています。海をイメージしたブルーをインデックスに配したモノや、コーポレートカラーのグリーンを配したモノなど、二次流通市場で出回ることは滅多に無い、超絶レアピースとなります。
・『サブマリーナー』「Ref.116649EMBR」
*出典元:https://www.christies.com/lot/lot-6177288
まとめ
いかがでしょうか。
オーソドックスなダイヤルからシークレットモデルまで、様々な”ダイヤル”が存在していることがお判りいただけたかと思います。特にブラックダイヤルに関しては、年代によって経年変化した魅力的なダイヤルも多く、極めて奥が深いため、男心をくすぐること間違いなしです。是非ともこれを機に”ダイヤル”にも注目して時計選びをしてみてはいかがでしょうか。
どのモデルを選んだら良いか「分からない」「悩んでしまう」なんて方!当店には知識豊富なスタッフが常駐しており、デザイン、機能、予算などに合わせて、的確にアドバイスさせていただきますので、まずはお気軽にご相談いただければ幸いです。
今回も、本記事がお気に入りの高級腕時計を見つける一助となることを願っております。
ではまた!