みなさん、こんばんは。

今回は、久しぶりに『TIFFANY&Co.』とのWネームの【 パテックフィリップ 】が入荷しましたので、そちらのご紹介と、これまでにコミット銀座にてお取り扱いしたWネームモデルについて書いていきたいと思います。本日(2021/02/22)の新着時計となりますので、気になる方はお見逃しなく!!!

「Ref.6006G-001」 カラトラバ 18KWG

先ずは、こちらの通常モデル「Ref.6006G-001」カラトラバについてご説明をしたいと思います。2005年に発表された「Ref.6000」の後継モデルとして、2017年に超薄型ムーブメント「Cal.240」の誕生40周年として発表されました。

カラトラバとしてはケース径が2mmサイズアップして39mmとなり、現状のトレンドに沿った大きさとなりました。

搭載ムーブメント「Cal.240」の構造上、一般的な時計に見られるセンターセコンドや6時側にあるスモールセコンドではなく、4時位置付近にスモールセコンドがある【 パテックフィリップ 】のコレクションとしては数少ないアシンメトリー(左右非対称)なモデルとなっています。

シースルーバックの裏蓋からは、マイクロローターを採用した薄型ムーブメントを眺めることができます。

さらにこれまでの【 パテックフィリップ 】には見られなかった、ある意味”らしからぬ”文字盤デザインは、中抜きされた時分針と変更されたポインターデイトによって、洗練されスタイリッシュなイメージとなったと個人的には思います。

昨年、残念ながら廃盤となってしまい、その生産年数は僅か3年足らずという短命モデルです。

「Ref.6006G-001」 カラトラバ『TIFFANY&CO.』18KWG

ここからは実際にWネーム仕様について、ご紹介をさせていただきたいと思います。
【 パテックフィリップ 】と『TIFFANY&CO.』のWネームモデル全般で思うこと、感じることではありますが【 パテックフィリップ 】の完成された文字盤デザインを邪魔しないように、程よいバランスで『TIFFANY&CO.』のネームが入っています。

当たり前ではありますが、保証書(ギャランティー)には『TIFFANY&CO.』のスタンプが押されております。こちらは、2018年にハワイのホノルルにあるティファニーで販売がされたのが分かります。

ティファニーで購入すると、後日、このようなレターも届いていたようです。

2020年にメーカーにてオーバーホール、ケース仕上げをされておりますので、現状の精度はとても良いです。18KWG(ホワイトゴールド)ケースですので、使用による細かなスレキズは見られますが、前オーナー様が大事に使われていたことが良く分かる状態だと思います。

ティファニーブルーの紙製の外箱はございませんが、付属品もしっかりと付いており、コレクションとしてもオススメです。

販売価格ですが、Wネームながら精一杯頑張り、リーズナブルに設定しており、2,800,000円(税抜)でのご案内です。

過去販売 『TIFFANY&CO.』 Wネームモデル

ここで、コミットで過去に販売をいたしました『TIFFANY&CO.』とのWネームモデルについてご紹介させていただきます。

「Ref.5167/1A-001」アクノート エクストララージ『TIFFANY&CO.』SS

こちらは人気のアクアノート エクストララージサイズのSS(ステンレススチール)ブレスレット仕様のWネームモデルです。私の記憶が正しければ、コミットを始めてから初めて取り扱った『TIFFANY&CO.』とのWネームモデルが奇しくもこの時計でした。人気モデルということもあり、入荷して考える間もなく売れていってしまいました(笑)

「Ref.5167A-001」アクノート エクストララージ『TIFFANY&CO.』SS

続いても、現行のアクノート エクストララージサイズのトロピカルバンド仕様です。今思うと、アクアノートに縁がありますね(笑)SS(ステンレススチール)ケースにトロピカルバンド仕様なので、重さも気にならず使い勝手が良いですね。良く見ると『TIFFANY&CO.』ネームがこじんまりと入っているのも品格漂い好印象です。今となってはこんな価格に、、、と当時は想像も出来なかったですね。

「Ref.5124G-001」ゴンドーロ『TIFFANY&CO.』18KWG

6時位置に配置されたスモールセコンドの中に『TIFFANY&CO.』ネームが入った、オシャレな感じがたまらない一本です。時計を複数本お持ちの方や、時計上級者がチョイスするゴンドーロも『TIFFANY&CO.』とのWネームとなると、これまた格別ですね。

「Ref.5396G-014」アニュアルカレンダー『TIFFANY&CO.』18KWG

こちらは偶然ではありましたが、ほぼ同時期に中古品と未使用品の2本取り扱いをしました。個人的には、ニューヨーク5番街のティファニー旗艦店内にある【 パテックフィリップ 】サロン5周年を記念して2013年に限定で販売された、アニュアルカレンダー「Ref.5396G」に文字盤デザインが似ており、とても好きなモデルです。

「Ref.5227G-010」カラトラバ『TIFFANY&CO.』18KWG

最後にご紹介するのは、いちばん直近で取り扱いがあったハンターケース仕様のカラトラバです。『TIFFANY&CO.』ネームではない通常のモデルでさえも販売数が少なく、思っていた以上にお問い合わせをいただきました。『TIFFANY&CO.』ネームが本当に申し訳ない程度に小さく入っていたのがとても印象に残っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

【 パテックフィリップ 】と『TIFFANY&CO.』というWネームは、時計ファンのみならず、男性なら特に心躍るコラボレーションだと思います。

なかなかお目にかかる機会すら少ないかと思いますが、欲しいモデルとのWネームと出会った際は、チャンスを逃さないことをおススメ致します。

今後も、当店では『TIFFANY&CO.』とのWネームモデルを積極的に扱っていきます。私個人としては、本当に希少だと思いますが、パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ搭載モデルのWネームをいつかは扱いたいです。

ご売却をお考えの方がいらっしゃいましたら、是非!是非!!是非!!!ご相談ください。

では、また!

阿部泰治のパテック論