みなさんこんにちは。

9月に入りましたがまだまだ残暑が続いており、毎日暑いですね。コロナ対策と熱中症対策。反する対策が多すぎて、正直どうしていいのやら。。。私は時計鑑定士ですので「時計」でなんとかお客様に良い情報を届けられればと、頑張らせていただきます。

さて、今回は【 パテックフィリップ 】の直近入荷3本をご紹介いたします。*全て売却済みと、早く売れすぎてしまってすみません。(笑)

市場であまり見かけることが少ないモデルも、なんと未開封品(ファクトリーシールド)で入荷するなど、是非お楽しみ頂ければと思います。

Ref.5160G-001 パーペチュアルカレンダー レトログラード 18KWG

限定モデルではございませんが、生産された個体数は極めて少なく、ケース全体・バックル・リューズ・飾りネジに至る細部まで、熟練職人の完全手作業による彫金装飾が施された、まさに芸術ともいえる時計です。

ラグの形状と開閉式のハンターバック仕様から、オフィサーケースとも言われています。この個体はファクトリーシールドの未開封品でした。そのため、裏蓋を開閉させてシースルーバックから覗くムーブメントや、その周りを囲むエングレービングを見ていただくことが出来ないのが非常に残念です。。。

【 パテックフィリップ 】のエングレービングやクロワゾネなどのモデルは、熟練した技術を持つ職人が手掛けており、時計として使用するのはもちろんですが、コレクションピースとして所有するのにも最適な1本かと思います。

国内はもちろんのこと、海外の時計販売サイト「chrono24」などを見ても、同じ未開封の状態でこのような販売価格は無かったと思います。

Ref.5168G-010 アクアノート ジャンボ 18KWG

2019年の新作で発表された、ジャンボサイズの「Ref.5168G-010」斬新なマット調のカーキグリーンの文字盤にトロピカルバンドも同色のカーキグリーンが採用されたモデルです。

2017年にアクアノートの誕生20周年として発表されたシャイニーブルー文字盤「Ref.5168G-001」と同じ42.2mmのジャンボサイズのケースを採用してます。

前回のコラムと重なりますが【 パテックフィリップ 】の中で「アクアノート」はカジュアルよりなスポーツモデルの位置づけでありながら、綺麗目に着用するという認識が強いかと思われます。私としては、ショーツやデニムにTシャツなど、ラフな格好だけど腕元にカーキグリーンのアクアノートが輝くなんていうのは、すごくカッコいいと思います。私もそろそろ買ってしまおうか、、、(笑)

ミリタリー好きな私が” どストライク “なこのモデルは、ホームページに掲載してたり、してなかったりもありまして、、、中古、未使用品含め、実は既にコミットで4本の販売実績がございます。店頭にいらしていただければ、出会えるチャンスも多いかと!

Ref.5960/1A-001 アニュアルカレンダー クロノグラフ S/S

最後は2014年の新作で発表された、年次カレンダー搭載クロノグラフ「Ref.5960」のSS(ステンレススチール)バージョン。クロノグラフ針を作動させ、センターセコンド(秒針)としても使用することが出来るのも特徴なモデルです。

シルバー文字盤は2014年から2017年まで製造され、その翌年の2018年に発表されたブラック文字盤はわずか1年程で生産終了となりました。

白にも見えるシルバー文字盤に、赤い針がインパクトとなって【 パテックフィリップ 】の時計の中では、ポップな印象を受けます。

腕馴染みの良いSS(ステンレススチール)ブレス仕様で、価格もまだギリギリ買いやすい価格帯(400万円代)で買うことができ、個人的には将来面白い時計になると思っております。

こちらの時計は、保証書の日付が2017年10月。生産された期間も後年のもので特にオススメの個体でした。

まとめ

今日は、なかなか見かけることのない希少モデル「パーペチュアルカレンダー レトログラード」、今すごく旬な「アクアノート」、今後の期待が高い「アニュアルカレンダー クロノグラフ」のご紹介をさせて頂きましたがいかがでしたでしょうか。みなさんほしくなっちゃいましたか?

ぶっちゃけ話、書いてる私が一番欲しくなっております。(笑)

今後も不定期ではありますが、ご紹介したいモデルや思い入れのあるモデルが入荷した際はコラムで触れていきたいと思います。(*なるべく販売中の間に書きます!)

また、【 パテックフィリップ 】は私自身が思い入れの強いブランドであるとともに、常に絶賛買取強化中ですので、ご売却をお考えいただいている方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談お待ちしております。

阿部泰治のパテック論