みなさん、こんばんは。
3月末まで開催していたコミット銀座の一大イベント”CTG”(お客様への還元祭)にて、店頭まで足を運んでいただいた皆様、店頭には来られずともお取り引きをしていただいた皆様、誠にありがとうございました。また、期間中に連日開催しておりました”YouTube LIVE”にも多くの方にご参加いただき、楽しんでいただけたイベントに出来たのではないかと思います。重ね重ね御礼を申し上げます。
さて本日は、当店での取り扱い2本目となる『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.5271P-001」が、希少な”シングルシールド”の状態で入荷してまいりましたので、ご紹介していきたいと思います!ぜひ最後までご覧ください!
「Ref.5271P-001」
『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』PT
PT(プラチナ)ケースのベゼルとラグに58個、フォールディングバックルに22個のバゲットカットダイヤモンドを配した、ラグジュアリー感溢れるデザインで2014年に発表された『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.5271P-001」。
基本的な文字盤デザインは、2011年に登場した『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.5270」の三代目にあたるモデルの文字盤デザインがベースとして製造されており、12時位置のアワーマーカーにセットされたダイヤモンドが特徴です。
ここで、本題へと入る前に「Ref.5270」について少し触れていきましょう。
*写真は「Ref.5270P-001」
「Ref.5270」発表当初は、18KWG(ホワイトゴールド)素材のみの展開となっておりましたが、2015年に18KRG(ローズゴールド)素材、2018年にはPT(プラチナ)素材のモデルが誕生しています。「Ref.5270」は通常、バーインデックスを採用していますが、PT(プラチナ)仕様の「Ref.5270P-001」は唯一、10時〜2時までにアラビア数字のアップライドインデックスを採用した特徴的な文字盤となっています。また、”コッパー”や”カッパー”等と言われるこちらのカラーも他には無いポイントです。
*出典元:https://www.christies.com/en/lot/lot-6408004
その後、2022年の新作として発表されたのが、PT(プラチナ)ケースにラックグリーン文字盤を採用した「Ref.5270P-014」。文字盤は、シンプルなデザインながらも美しいグリーンカラーが採用されたことで話題を集めましたね。
と、ここまでPT(プラチナ)素材の「Ref.5270」にフォーカスしてお話ししてきましたが、それにはもちろん理由がございます。先代にあたる「Ref.5970」、さらにその先代の「Ref.3970」のPT(プラチナ)ケースには、黒文字盤が採用されていましたが、実は「Ref.5270」のPT(プラチナ)ケースに至っては黒文字盤を採用したモデルが登場していないのです。
その歴史から考えても、今回ご紹介する「Ref.5271P-001」が、如何に希少なモデルであるのかがお判りいただけるのではないでしょうか。
「Ref.5271P-001」の希少性についてお伝えしたところで、本題に戻ります。
高級感溢れるラックブラック文字盤には、白で統一されたレターやメモリが配され、高い視認性を確保。更には、”パーペチュアルカレンダー”や”クロノグラフ”以外にも、バーインデックス、リーフ型の時・分針、文字盤外周に書かれたタキメータースケールと、見事なバランスが非常に美しい仕上がりとなっています。
ベゼル、ラグにセットされた58個のバゲットカットのダイヤモンドは妖艶な美しさであり、見ていると思わず引き込まれそうになりますね。どの角度から撮っても見惚れてしまいます。
更にスペシャルな点として”フォールディングバックル”にも22個のバゲットカットダイヤモンドが配されているのです。バックルだけで一体幾らするんでしょうか?(笑)
ちなみに、保証書の記載を見てみると、時計全体に配されたダイヤモンドは80個(4.84カラット)とのことでした。
先代の「パーペチュアルカレンダー クロノグラフ」は、レマニアベースのムーブメント「Cal.CH 27-70 Q」を搭載しておりましたが、「Ref.5270」から完全自社製ムーブメント「Cal.CH 29-535 PS Q」へと変更されており、「Ref.5271P」も同様のムーブメントを搭載しております。文字盤12時位置の下にあるカレンダー表示窓が大きくなり、閏年の表示窓を5時位置、昼夜表示窓を8時位置に配し、より分かりやすい文字盤デザインになったと思います。
既にお気付きかと思いますが、こちらの個体、納品時のビニールから一度も開封されていない”シングルシールド”と言われる状態なのです。このような希少個体は見かけることがほぼ無く、海外オークション等でしか見たことがありません。
保証書日付は2019年1月。付属品も手付かずのとても綺麗な状態で、調整ピンやクローズドの裏蓋も未開封のままとなっております。また、納品時に時計が収納されている、紙製スリーブ(写真右上の縦置きの箱)も付属しており、コレクションピースとしても最適です。
※シリアル/ムーブメントの番号は消されております。
気になる販売価格は、47,850,000円(税込)
当店2本目の取り扱いとなるこちらですが、今後いつ入荷出来るか皆目見当も付かない程の希少モデルであり、ましてや”シングルシールド”での入荷ということで、もはや奇跡の個体と言っても過言ではありません!また、保証書日付も2019年と高年式なので、本当にオススメです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
オークションピースともなり得るこのような個体は、今後なかなか現れないかと思いますし、使用せずにこのまま長期保管するのももちろん良し、開封のうえ着用して楽しんでいただくのも良しと、素晴らしい逸品です!!お探しだった方は早めのお問い合わせをお待ちしております!!
引き続き、みなさまにとって有益な情報を少しでも多くお伝えしていければと思いますので、次回のパテック論を楽しみにお待ちください。
ではまた!