高級腕時計をお持ちの方もそうでない方も、誰もが一度は「どのモデルが人気なんだろう?」と考えたことがあるかと思います。「人気の王道モデルが欲しい!」「人と被らないモデルが欲しい!」など、皆様それぞれの動機があるなか、実際にどれが人気なのか!?は、リアルタイムに情報を得なければなかなか手に入りません。

そこで今回は、【ロレックス】の6桁モデル(近年に発売された型番が6桁のモデル)を対象に、コミット銀座(以下:当店)で直近1年間に取り扱った、上位5本を公開いたします!是非とも皆様も一緒にランキングを想像しながら、楽しんでご覧ください。

第5位
『デイトジャスト36』「Ref.126200」

第5位は、36mmケース径と腕馴染みの良いサイズ感が特徴の『デイトジャスト36』「Ref.126200」がランクイン。

シンプルなケース、落ち着いた印象の豊富なダイヤルデザイン、比較的手にしやすい価格と、高い人気を誇る「Ref.126200」。ケース径・形状等は同じで、フルーテッドベゼル仕様の「Ref.126234」も存在するのですが、両者にはダイヤルの展開に違いがあり、前者は8種類、後者は16種類のバリエーション(10Pダイヤモンド、シェル文字盤、オーベルジーヌなど)となっております。シンプルなデザインが故に、ダイヤルの違いで表情が全く異なりますので、お好みのデザインをお探しになってみてはいかがでしょうか。

第4位
『デイトジャスト41』「Ref.1263
34」

第4位は、41mmケース径にフルーテッドベゼルが特徴的な『デイトジャスト41』「Ref.126334」がランクイン。

ドレスウォッチの定番とも言えるこちらは、何と言ってもその豊富なダイヤルバリエーションが魅力で、価格も比較的抑えられていることから、”ファーストロレックス”として選ばれる方も多くいらっしゃいます。中でも2022年の新作で発表されたミントグリーン文字盤や、”ウィンブルドン”とも称されているスレートローマン文字盤、フルーテッドモチーフの文字盤は高い人気を誇ります。正規販売店では、人気のスポーツモデルだけでなく、『デイトジャスト』や『デイデイト』などのドレスウォッチも購入困難な状況が続いているため、スポーツモデルと比較してプレミアム感が抑えられている点も、人気たる所以ではないでしょうか。

第3位
『デイトナ』「Ref.116500LN

第3位は、圧倒的なリセールバリューと知名度を誇り、『デイトナ』の中でも過去最高傑作との呼び声も高い、2016年発表の現行モデル「Ref.116500LN」がランクイン。

ベゼルがステンレスからセラクロムへと変わり、よりメリハリがついたことで精悍な印象となったこちらは、爆発的な人気モデルとなりました。そんな同モデルは、2023年の”Watches and wonders Geneva”にてディスコン(廃盤)となり、後継機「Ref.126500LN」が登場。大きな話題を集めたことが記憶に新しいかと思います。二次流通市場では未だ見掛けることはありませんが、いざ流通し始めたらこちらの「Ref.116500LN」の相場がどうなるのか!?今から非常に楽しみですね。

第2位
『エクスプローラーⅠ』「Ref.214270

第2位は、同モデル初の39mmケース径として登場し、大きな話題となった『エクスプローラーⅠ』「Ref.214270」がランクイン。

この【ロレックス】、ひいては高級腕時計の”入門機”としても非常に著名な不動の人気モデルは、2021年に36mmケースへと回帰した後継モデル「Ref.124270」の発表に伴い、ディスコン(廃盤)となりました。3・6・9のインデックスにクロマライト夜光が塗布されておりますが、夜光が塗布されていない、通称”ブラックアウト”と呼ばれる仕様の個体が一部存在しており、その希少性から今なお根強い人気を誇っています。特に、製造期間が2015年夏頃から2016年頃までの、バックルが鏡面仕上げになっているブラックアウト×鏡面バックル仕様の個体は、資産性も、人気も高くなっておりますので、39mmサイズの『エクスプローラーⅠ』をお探しの方には是非注目していただきたいですね。

第1位
『デイトナ』「Ref.116520

栄えある第1位は、2000年頃から2016年頃まで生産されていた二世代前の『デイトナ』「Ref.116520」がランクイン。

2015年夏~2016年までの約一年間のみに見られる、鏡面バックル仕様が特に人気のこちらは、白文字盤が経年変化によってアイボリー化した希少個体”クリームダイヤル”も存在します。その評価は年々上がってきており、良い個体は高額で取引され、市場からもすぐに消えてしまいます。特に人気の高い「Ref.16520」と「Ref.116500LN」に挟まれ、少し伸び悩んでいた印象の同モデルですが、近年注目度が高くなっていますので、今後の動きに要注目です。

まとめ

スポーツモデルのみで1位~5位を独占するのかと思いきや、ドレスモデルの躍進もあり、想像していた結果とは少し違ったのではないでしょうか。

認定中古の取り扱いを始めるなど、これまでになかった大きな動きも見せている【ロレックス】。果たして今後はどのような動向を見せてくれるのか、要注目ですね!!

引き続き、皆さまに有意義な情報やサービスを提供できるよう、スタッフ一丸となって精進してまいります!

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