高級腕時計をお持ちの方もそうでない方も、誰もが一度は「どのモデルが人気なんだろう?」と考えたことがあるかと思います。「人気の王道モデルが欲しい!」「人と被らないモデルが欲しい!」など、皆様それぞれの動機があるなか、実際にどれが人気なのか!?は、リアルタイムに情報を得なければなかなか手に入りません。
そこで今回は、【パテックフィリップ】のモデルを対象に、コミット銀座(以下:当店)で直近1年間に取り扱った上位5本を公開いたします!是非とも一緒にランキングを想像しながら、楽しんでご覧ください。
第5位
『ノーチラス トラベルタイム クロノグラフ』「Ref.5990/1A-001」
第5位は、2014年に新作として発表された、SS(ステンレススチール)ケースの『ノーチラス トラベルタイム クロノグラフ』「Ref.5990/1A-001」がランクイン。
搭載されている”トラベルタイム機構”は、3時位置の”HOME”と、9時位置の”LOCAL”の小窓で昼夜の判別が可能となっており、ケース9時側の上下プッシュボタンを押すことで、1時間の前後進、LOCAL TIME(現地時間)の設定を瞬時に行うことが出来ます。12時位置にある日付表示も連動しているため、日付を単体で合わせる必要がない優れた機構といえますね。文字盤は、やや濃いめのグレーにも見えるブラックグラデーション。これまでの『ノーチラス』のクラシックな雰囲気よりもモダンでクールな印象が強くなり、スーツスタイル、カジュアルスタイル問わず合わせることができます。デザイン、機能性、資産性と、どれを取っても抜群な点が、選ばれるに相応しい1本かと思います。
第4位
『カラトラバ パイロット トラベルタイム』「Ref.5524G-001」
第4位には、2015年のバーゼルワールドで話題となった『カラトラバ パイロット トラベルタイム』「Ref.5524G-001」がランクイン。
1930年代に作られていたアヴィエーターウォッチを基に製作されたこちらは、【パテックフィリップ】のドレスウォッチとは一線を画し、スポーティーでカジュアルな印象を持ち合わせたコンプリケーションモデルです。ニス塗装されたマット調のネイビーブルーと、上品なカーフストラップとの組み合わせは落ち着いた大人の印象を抱かせます。18KRG(ローズゴールド)仕様の「Ref.5524R-001」ももちろん魅力的なのですが、ビジネスユースも踏まえて18KWG(ホワイトゴールド)製をチョイスされる方が多かったのかもしれませんね。
第3位
『アクアノート トラベルタイム』「Ref.5164A-001」
第3位には、2011年登場のSS(ステンレススチール)ケース仕様『アクアノート トラベルタイム』「Ref.5164A-001」がランクイン。
“トラベルタイム機能”を有したムーブメント「Cal.324 S C FUS」を搭載しており、2つのタイムゾーンを同時に表示することが可能となっています。インパクトがある40.8mmのケース径×10.2mmのケース厚、ブラック・エンボス加工が施されたダイヤルは、一見すると主張が控えめながらも、着用するとその存在感は抜群。スポーティーな雰囲気ながらシンプルなカラーリングでまとめたことで、オンオフ問わず着用できる点が、人気足る所以かと思います。
第2位
『ノーチラス プチコンプリケーション』「Ref.5712/1A-001」
第2位には、『ノーチラス』生誕30周年記念となる2006年に発表された『ノーチラス プチコンプリケーション』「Ref.5712/1A-001」がランクイン。
前モデル「Ref.3712/1A-001」から、デザインやムーブメント自体の変更はされておらず、ムーブメントの規格が”ジュネーブ・シール”から”パテック・シール”へ、ブレスレットのコマが”ネジ式”から叩いて抜く”ピン式”へ変更となった「Ref.5712/1A-001」。三針『ノーチラス』のプレミアム価格と比べ、お得感のある価格設定となっていたことが、注目された主な要因かと思います。人気の『ノーチラス』で、更には複雑機構も搭載されていますので、男性なら一度は手にしたいと思わせてくれるモデルなのではないでしょうか。
第1位
『アクアノート』「Ref.5167A-001」
栄えある第1位は、2007年の登場以来、今なお販売されているロングセラーモデル『アクアノート』「Ref.5167A-001」がランクイン。
“クロノグラフ”、”トラベルタイム”など、魅力的なデザインや機能を持ったモデルもございますが、デイト表示のみの三針モデルは、そのシンプルなデザイン故に飽きずに長くお使いいただける不動のモデルです。ケース径40.8mmの程よい大きさと、ケース厚8.1mmという腕馴染みの良さは、スーツなどのフォーマルな装いはもちろんのこと、オフの日のカジュアルスタイルにも合わせやすいサイズ感となっています。二次流通市場の価格も安定しており、資産性にも優れた一本として注目を集めた結果となりました。
いかがでしたでしょうか。
やはり『ノーチラス』『アクアノート』強し、といった結果になりましたが、全体的にスポ―ティーな時計が選ばれているように思えます。また、カラーリングも派手過ぎず上品で、オンオフ兼用で使える点も、人気のポイントではないでしょうか。周りの人とは一味違う腕時計を身に着けたいとお考えの方は、本記事を参考に選んでみるのも一つかもしれませんね。
引き続き、皆さまに有意義な情報やサービスを提供できるよう、スタッフ一丸となって精進してまいります!