インターネット上での商品購入が当たり前となっている昨今。高級腕時計も例外ではございません。当店においても、ホームページ(以下:HPと表記)で公開している情報を、事前に検索して来店される方や、そのままインターネット上で購入される方も多数いらっしゃいます。実際に、アクセス数が多い商品に関しては即販売に至っているケースがほとんど。このことからも、市場での注目度や人気の度合いを測るうえで、HPアクセス数は重要な指標となるのです。
そこで、当店の直近半年間におけるアクセス数上位5本を、ブランド毎に複数回に渡ってご紹介していきたいと思います。こちらのランキングに注目し、是非とも実需の高いモデルを見極めるひとつの知見にしていただければと思います。
今回は、高級腕時計の代名詞【A.ランゲ&ゾーネ】にフォーカスを当て、ご紹介していきます!ぜひ最後までお楽しみください。
第5位
『オデュッセウス』「Ref.363.179」
第5位には、同ブランド初となるラグジュアリースポーツモデルとして誕生した『オデュッセウス』から、2019年発表の「Ref.363.179」がランクイン。
こちらは、ミドルケース、ベゼル、ケースバックの3ピース構造を採用したことで、従来の『ランゲ1』や『1815』などの30m防水から120m防水へと飛躍し、実用性がグッと高まりました。18KWG(ホワイトゴールド)の針、インデックスが映えるダークブルー文字盤の3時位置には大きなアウトサイズデイトが配され、デザイン性のみならず視認性にも優れた仕上がりとなっています。【A.ランゲ&ゾーネ】の中でも最も価格が高騰しているコレクションであり、デザイン性、機能性、資産性そのどれもが優秀な一本と言えるでしょう。
第4位
『ランゲ1 タイムゾーン』「Ref.116.032」
第4位には、ホームタイムと第二時間帯の時刻を読み取ることが可能な”ワールドタイム機能”を有した『ランゲ1 タイムゾーン』「Ref.116.032」がランクイン。
こちらには、ワールドタイムの機能のみならず、2つのタイムゾーンの両方にデイ&ナイト表示が存在しており、昼と夜の区別も一目で分かるなど技術力の高さが伺える一本となっています。また、シースルーのケースバックから鑑賞いただける自動巻ムーブメント「Cal.L031.1」は、約72時間のパワーリザーブを有しており、その性能に関しても文句無しといったところ。デザインに関しても、18KPG(ピンクゴールド)ケースにシルバー文字盤と、『ランゲ1』ならではの上品さをそのままに、クラシックな印象からモダンな雰囲気へと様変わりしています。他の人とは少し違ったモデルをお探しの方や、海外を飛び回る方には是非ともオススメしたい一本です。
第3位
『ランゲ1』「Ref.191.032」
第3位には、同ブランドのアイコンウォッチとも言える『ランゲ1』の発表より約20年の時を経て、2015年にリニューアルされた「Ref.191.032」がランクイン。
従来の『ランゲ1』よりベゼルやラグがやや細くなったこちらは、その他の基本的なデザインはそのままに、ムーブメントに自社生産の新パーツをふんだんに使用した「Cal.L121.1」を搭載しています。更に、同ブランドの特徴でもある”アウトサイズデイト”も進化しており、従来はゆっくりと日付が切り替わっていましたが、瞬時に切り替わる仕様へと変更され、使いやすさも向上。黄金比によって美しく配された文字盤デザインに、最新技術を詰め込んだ一本は、もはや芸術品と言っても過言ではありませんね。
第2位
『サクソニア フラッハ』「Ref.201.027」
第2位には、創業者”アドルフ・ランゲ”の出生地、ザクセンを意味する”サクソニア”を名に持ち、二針のシンプルなデザインに仕上げられた『サクソニア フラッハ』「Ref.201.027」がランクイン。
針・バーインデックスの太さ、長さ、ブランドロゴなど、その全てのバランスが黄金比で計算された美しい仕上がりのこちらは、厚さ僅か5.9mm、ケース径37mmと、日本人の方には特に嬉しい仕様となっています。搭載された手巻きムーブメント「Cal.L093.1」は、2.9mmの薄型仕様ながらもパワーリザーブは約72時間のハイスペックとなっており、その動きをケースバックから鑑賞いただくことも可能です。飽きの来ないシンプルな作りは、長く愛用したい方に是非ともオススメしたい一本です。
第1位
『ダトグラフ』「Ref.403.035」
栄えある第1位には、1999年に発表されたクロノグラフ搭載モデル『ダトグラフ』「Ref.403.035」がランクイン。
PT(プラチナ)ケース×精悍な印象のブラック文字盤の組み合わせが重厚感ある仕上がりのこちらは、搭載しているクロノグラフムーブメント「Cal.L951.1」が最大の特徴。スケルトンバックから覗かせるその造形美は、”機械式時計の中で最も美しい”と称されており、誰しもが見惚れてしまうこと請け合いです。また、特許技術の”プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター”を搭載しており、クロノグラフ計測時の精度が非常に高くなっているため、その機能性も抜群。見事なデザインと技術力が詰め込まれた至高の一本と言えるのではないでしょうか。
(※プレジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター:60秒ジャストの位置で積算計の目盛が動く仕組みのこと。通常のクロノグラフは60秒”前後”で目盛りが動き出してしまう為、60秒ジャストで止めた際にカウンターが進んでいるのか、進んでいないのか、読み間違いを起こしてしまう可能性がある。)
いかがでしたでしょうか。
【A.ランゲ&ゾーネ】のアイコンウォッチ『ランゲ1』に軍配が上がると思いきや、様々なコレクションのモデルがランクインしていましたね。やはり同ブランドの商品は、そのどれもに目を惹く個性があり、甲乙つけがたいことからこのような結果になったのでしょう。とにもかくにも、やはり高級腕時計は実物を見ることが一番です。是非ともお近くにいらした際には、コミット銀座へお立ち寄りください。
今回も、本記事が皆さまの売買における参考になれば幸いでございます。次回以降のアクセス数ランキングもお楽しみにお待ちください!