高級腕時計をお持ちの方もそうでない方も、誰もが一度は「どのモデルが人気なんだろう?」と考えたことがあるかと思います。「人気の王道モデルが欲しい!」「人と被らないモデルが欲しい!」など、皆様それぞれの動機があるなか、実際にどれが人気なのか!?は、リアルタイムに情報を得なければなかなか手に入りません。
そこで今回は【グランドセイコー】のモデルを対象に、コミット銀座(以下:当店)で直近1年間に取り扱った上位5本を公開いたします!是非とも一緒にランキングを想像しながら、楽しんでご覧ください。
第5位
『エボリューション 9 白樺』「Ref.SLGA009」
第5位には、”スプリングドライブモデル”が製造される長野県の”信州 時の匠工房”からほど近い、広大な白樺林からインスピレーションを受けて、2022年に誕生した『エボリューション9 白樺』「Ref.SLGA009」がランクイン。
一見すると、2021年度のジュネーブ時計グランプリにおいてメンズウォッチ部門賞を受賞した、白樺文字盤搭載の「Ref.SLGH005」に思われた方もいらっしゃるかと思います。しかしよく見ると、同じ白樺のデザインが施された文字盤となってはいるものの、文字盤の質感や型打ち模様が異なる仕様となっているのです。ちなみに、「Ref.SLGH005」は彫りが深いため陰影が強く、シルバーカラーの文字盤となっているのに対し、「Ref.SLGA009」は少し彫りが浅く柔らかな印象で、ややマットなホワイトに近い色合いとなっています。また他にも、約120時間(5日間)のパワーリザーブを誇る、新型スプリングドライブムーブメント「Cal.9RA2」を搭載しており、初めて通常生産モデルに搭載されています。(※従来は限定品のみに搭載。)
白樺文字盤搭載モデルをお探しだった方は、まずは一度「Ref.SLGH005」と実際に見比べてみてからご購入されることをオススメいたします。
第4位
『ヘリテージコレクション』「Ref.SBGP017」
第4位には、『ヘリテージコレクション 44GS』の生誕55周年記念モデルとして、2022年に登場した『ヘリテージコレクション』「Ref.SBGP017」がランクイン。
こちらは、晴れた日の山の頂上から見える、美しい水色の”雲海”を表現した文字盤が最大の特徴で、武骨な印象のケース・ブレスレットと相まって、スポーティーさとエレガンスさが融合したデザインとなっています。ワンポイントとして6時位置に配されたスターは、ただデザインとして配されているわけではなく、”ファイブポインテッドスター”と呼ばれ、年差±5秒を実現した特別仕様のムーブメントを搭載した証でもあります。本機に搭載された高精度なクォーツ式の「Cal.9F85」は、秒針を止めずに時差修正が可能な”時差修正機能”も搭載しており、性能に関しても文句無しといったところ。幅の広いブレスレットや、腕馴染み良く設計されたケースによって、装着感抜群かつ機能性抜群な使い勝手の良い1本です。
第3位
『ヘリテージコレクション 水面』「Ref.SLGA007」
第3位には、セイコー創業140周年記念として、2021年に2,021本の限定モデルで登場した『ヘリテージコレクション 水面』「Ref.SLGA007」がランクイン。
諏訪湖の穏やかな水面を表現した美しい”ミナモブルー”の文字盤には、18KYG(イエローゴールド)の【グランドセイコー】ロゴや秒針が採用されており、朝日の輝きを演出しています。ムーブメントには、パワーリザーブ約120時間を誇る最新のスプリングドライブ「Cal.9RA2」を搭載し、同ブランドならではの技術力と美しさが詰まった仕上がりとなっています。2023年新作として、夜明け前の水面を表現した、濃紺の文字盤が特徴的な「Ref.SLGA021」も販売されていますので、落ち着いた印象のモデルをお探しであればそちらを、爽やかな印象のモデルをお探しであれば今回ご紹介の「Ref.SLGA007」をオススメいたします。
第2位
『エボリューション9 白樺』「Ref.SLGH005」
第2位には、先ほどご紹介の「Ref.SLGA009」と類似した、白樺文字盤が特徴的な『ヘリテージコレクション 白樺』「Ref.SLGH005」がランクイン。
こちらの白樺文字盤は、SS(ステンレススチール)と同系色のシルバーを採用しておりますので、あまり目立ち過ぎず、オンオフ問わずご使用いただけます。性能に関しても、毎時36,000振動のハイビート仕様ながらも、約80時間のパワーリザーブを誇る「Cal.9SA5」を搭載し、日常使いにも最適です。独自の水平輪列構造によって薄型化され、腕馴染みも良く、その美しいデザインはさることながら、機能性、実用性ともに優れた1本です。
第1位
『メカニカルハイビート 36000』「Ref.SBGH297」
栄えある第1位は、2022年に銀座エリアの5店舗のみで限定260本で販売された『メカニカルハイビート 36000』「Ref.SBGH297」がランクイン。
こちらは、昼下がりの銀座を想起させる色鮮やかな”スカイブルー”文字盤を採用しており、個性的な”通り”が交錯する銀座の街並みを、文字盤上のグリッドパターン(銀座グリッドパターン)で表現しています。デザインだけに留まらず、”グランドセイコースタジオ 雫石”にて熟練の匠の技によって組み立てられた、毎秒10振動のメカニカルムーブメント「Cal.9S85」を搭載し、機能性にも優れています。人気の高さと販売数量の少なさが相まって、希少性の高い1本となっています。
いかがでしたでしょうか。
日本が世界に誇る【グランドセイコー】と言えば、独自のスタンスを貫いた、文字盤の美しさ際立つ腕時計が数多く存在しております。今回ランクインしたモデルも、他に類を見ないデザインのモノばかりで、魅力的ではなかったでしょうか。日本での高い人気もさることながら、世界からも高く注目されていますので、「市場ではほぼ見掛けなくなった、、、」なんて日も近いかもしれません。気になっていた方は早めにお探しになることをおすすめいたします。
とにもかくにも、やはり高級腕時計は実物を見ることが一番です。是非ともお近くにいらした際には、コミット銀座へお立ち寄りください。
引き続き、皆さまに有意義な情報やサービスを提供できるよう、スタッフ一丸となって精進してまいります!