インターネット上での商品購入が当たり前となっている昨今。高級腕時計も例外ではございません。当店においても、ホームページ(以下:HPと表記)で公開している情報を、事前に検索して来店される方や、そのままインターネット上で購入される方も多数いらっしゃいます。実際に、アクセス数が多い商品に関しては即販売に至っているケースがほとんど。このことからも、市場での注目度や人気の度合いを測るうえで、HPアクセス数は重要な指標となるのです。

そこで、当店の過去1年間におけるアクセス数上位5本を、ブランド毎に複数回に渡ってご紹介していきたいと思います。こちらのランキングに注目し、是非とも実需の高いモデルを見極めるひとつの知見にしていただければと思います。

第7回目となる今回は、【A.ランゲ&ゾーネ】のモデルにフォーカスを当て、ご紹介していきます!皆さまも一緒に予想しながら、最後までお楽しみください。

第5位
『サクソニア フラッハ』「Ref.201.027」

第5位には、創業者”アドルフ・ランゲ”の出生地、ザクセンを意味する”サクソニア”を名に持ち、2針のシンプルな作りの『サクソニア フラッハ』「Ref.201.027」がランクイン。

針・バーインデックスの太さ、長さ、ブランドロゴなど、その全てのバランスが黄金比で計算された美しい仕上がりのこちらは、厚さ僅か5.9mm、ケース径37mmと、日本人の方には特に嬉しい仕様となっています。搭載された手巻きムーブメント「Cal.L093.1」は、2.9mmの薄型仕様ながらもパワーリザーブは約72時間のハイスペックとなっており、その動きをケースバックから鑑賞いただくことも可能です。飽きの来ないシンプルな作りは、長く愛用したい方に是非ともオススメしたい一本です。

第4位
『オデュッセウス』「Ref.363.179

第4位には、同ブランド初となるラグジュアリースポーツモデルとして誕生した『オデュッセウス』から、2019年発表の「Ref.363.179」がランクイン。

こちらは、ミドルケース、ベゼル、ケースバックの3ピース構造を採用したことで、従来の『ランゲ1』や『1815』などの30m防水から120m防水へと一気に機能が飛躍し、実用性が高まったモデルです。18KWG(ホワイトゴールド)の針、インデックスが映えるダークブルー文字盤の3時位置には大きなアウトサイズデイトが配され、デザイン性のみならず視認性にも優れた仕上がりとなっています。【A.ランゲ&ゾーネ】の中でも最も価格が高騰しているコレクションであり、デザイン性、機能性、資産性そのどれもが優秀な一本と言えるでしょう。

第3位
『オデュッセウス』「Ref.363.068

第3位には、第4位に続き『オデュッセウス』から、2020年発表の「Ref.363.068」がランクイン。

こちらは、左右対称の文字盤レイアウト×落ち着いた印象のグレー文字盤×18KWG(ホワイトゴールド)ケース×ラバーストラップの組み合わせが、上品かつスポーティーな印象のモデルです。『オデュッセウス』用に開発された自動巻ムーブメント「Cal.L155.1」を搭載し、シースルーバックからその美しさを堪能することができます。流通量が少なく、価格も安定していますので、これまたデザイン性、機能性のみならず、資産性も抜群です。『ランゲ1』とは違った美しさや、スポーティーさを求める方に、是非ともオススメしたい一本です。

第2位
『ランゲ1』「Ref.191.032

第2位には、同ブランドのアイコンウォッチとも言える『ランゲ1』の発表より約20年の時を経て、2015年にリニューアルされた「Ref.191.032」がランクイン。

従来の『ランゲ1』よりベゼルやラグがやや細くなったこちらは、その他の基本的なデザインはそのままに、ムーブメントに自社生産の新パーツをふんだんに使用した「Cal.L121.1」を搭載しています。更に、同ブランドの特徴でもある”アウトサイズデイト”も進化しており、従来はゆっくりと日付が切り替わっていましたが、瞬時に切り替わる仕様へと変更され、使いやすさも向上しました。黄金比によって美しく配された文字盤デザインに、最新技術を詰め込んだ一本は、もはや芸術品と言っても過言ではありませんね。

第1位
『リトル ランゲ1 ムーンフェイズ』「Ref.182.086

栄えある第1位には、夜空に燦然と輝く星々を表現した、神秘的な文字盤デザインが特徴の『リトル ランゲ1 ムーンフェイズ』「Ref.182.086」がランクイン。

こちらの文字盤は、別名”アベンチュリン”とも呼称されるゴールドストーンを何層にも重ねて制作されており、そこに散りばめられた何千もの酸化銅の結晶に光が反射する事で、まるで夜空に浮かぶ星空のように見える作りとなっています。『ランゲ1』のレイアウトはそのままに、やや小ぶりな36.8mmのケースサイズで仕上げた『リトル ランゲ1』は、日本人の腕周りにもピッタリなサイズ感です。仕様違いとして、ダイヤモンドをベゼルに埋め込んだ豪華な印象の「Ref.182.886」もございますので、お好みで選んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

【A.ランゲ&ゾーネ】のアイコンウォッチ『ランゲ1』に軍配が上がると思いきや、様々なコレクションのモデルがランクインしていましたね。やはり同ブランドの商品は、そのどれもに目を惹く個性があり、甲乙つけがたいことからこのような結果になったのでしょう。とにもかくにも、やはり高級腕時計は実物を見ることが一番です。是非ともお近くにいらした際には、コミット銀座へお立ち寄りください。

今回も、本記事が高級腕時計の売買における参考になれば幸いです。次回以降のアクセス数ランキングもお楽しみにお待ちください!

Other column