高級腕時計をお持ちの方もそうでない方も、誰もが一度は「どのモデルが人気なんだろう?」と考えたことがあるかと思います。「人気の王道モデルが欲しい!」「人と被らないモデルが欲しい!」など、皆様それぞれの動機があるなか、実際にどれが人気なのか!?は、リアルタイムに情報を得なければなかなか手に入りません。

そこで今回は【A.ランゲ&ゾーネ】のモデルを対象に、コミット銀座(以下:当店)で直近1年間に取り扱った上位5本を公開いたします!是非とも一緒にランキングを想像しながら、楽しんでご覧ください。

第5位
『1815 クロノグラフ』「Ref.414.026」

第5位は、創業者”アドルフ・ランゲ”の生誕年を名に持ち、品格ある重厚な作りが特徴的な『1815 クロノグラフ』「Ref.414.026」がランクイン。

文字盤外周部にパルスメーター(脈拍計測用目盛)を備えていることで、別名”ドクターズクロノグラフ”とも称されるこちらは、ケース厚が11mmと腕馴染みが良く、39.5mmのダイヤルには上品な印象の2カウンタークロノグラフが絶妙なバランスで配されています。名作『ダトグラフ』と同様に、”プレジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター”を採用している為、クロノグラフ計測時の精度が非常に高くなっております。
(※プレジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター:60秒ジャストの位置で積算計の目盛が動く仕組みのこと。通常のクロノグラフは、60秒”前後”で目盛りが動き出してしまう為、60秒ジャストで止めた際にカウンターが進んでいるのか、進んでいないのか読み間違いを起こしてしまう可能性がある。)

この高精度な機能を実現しているのは、約60時間のパワーリザーブを誇る手巻きムーブメント「Cal.L951.5」。この高い機能と芸術品と呼ぶに相応しい美しい彫金は、ケースバックから鑑賞することも出来ます。時計愛好家達も唸る程のハイクォリティなモデルですね。

第4位
『サクソニア フラッハ』「Ref.201.027

第4位には、創業者”アドルフ・ランゲ”の出生地、ザクセンを意味する「サクソニア」を名に持ち、2針のシンプルな作りとなっている「Ref.201.027」がランクイン。

針・バーインデックスの太さ、長さ、ブランドロゴなど、全てのバランスが黄金比で計算された美しい仕上がりのこちらは、厚さ僅か5.9mm、ケース径37mmと、華奢な日本人にとっては特に嬉しいモデルですね。搭載された手巻きムーブメント「Cal.L093.1」は、2.9mmの薄型仕様ながらもパワーリザーブは約72時間のハイスペックとなっており、その動きをケースバックから鑑賞いただくことも可能です。飽きの来ないシンプルな作りは、長く愛用したい方に是非ともオススメしたい1本です。

第3位
『ランゲ1』「Ref.191.039

第3位には、【A.ランゲ&ゾーネ】のアイコンウォッチとも言える『ランゲ1』の発表より約20年の時を経て、2015年にリニューアルされた「Ref.191.039」がランクイン。

ベゼルやラグがやや細くなりましたが、デザインはそれまでの『ランゲ1』をほぼ継承している一方、ムーブメントには自社生産の新パーツをふんだんに使用した「Cal.L121.1」を搭載し、精度がグッと向上しました。更には、同ブランドの特徴でもある”アウトサイズデイト”も進化しており、従来はゆっくりと日付が切り替わっていましたが、瞬時に切り替わる仕様へと変更されています。黄金比によって美しく配された文字盤デザインに最新技術を詰め込んだ1本は、もはや芸術品と言っても過言ではないかと思います。

第2位
『ランゲ1』「Ref.191.032

第2位には、先ほどご紹介した『ランゲ1』の素材違い「Ref.191.032」がランクイン。

スペックについては「Ref.191.039」と同様になっており、高精度・高機能性を誇っています。一方、デザインに関しては雰囲気がガラッと変わり、こちらの18KPG(ピンクゴールド)モデルは、高級感はありつつもモダンでカジュアルな印象となっています。文字盤外周部に余白があることから、腕にのせてみるとケース径38.5㎜より少し小ぶりに見えるかと思いますので、腕周りが細い方も安心して使用いただけますね。デザイン性・機能性・資産性の3拍子が揃った、おすすめのモデルです。

第1位
『オデュッセウス』「Ref.363.068

栄えある第1位は、同ブランド初となるラグジュアリースポーツモデルとして誕生した『オデュッセウス』から、2020年発表の「Ref.363.068」がランクイン。

左右対称のダイヤルレイアウト×落ち着いた印象のグレー文字盤×18KWG(ホワイトゴールド)ケース×ラバーストラップの組み合わせが、上品かつスポーティーな印象で高い人気を博すこちらは、『オデュッセウス』用に開発された自動巻ムーブメント「Cal.L155.1」を搭載し、シースルーバックからその美しさを堪能することができます。流通量が少なく、価格も安定していますので、デザイン性、機能性のみならず、資産性も抜群。『ランゲ1』とは違った美しさや、スポーティーさを求める方に、是非ともオススメしたい1本です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

【A.ランゲ&ゾーネ】のアイコンウォッチ『ランゲ1』に偏りが出るかと思いましたが、蓋を開けてみれば、様々なコレクションのモデルがランクインしていましたね。やはり、同ブランドの商品は、そのどれもに目を引く個性があり、甲乙つけがたいことからこのような結果になったのでしょう。とにもかくにも、やはり高級腕時計は実物を見ることが一番です。是非ともお近くにいらした際には、コミット銀座へお立ち寄りください。

引き続き、皆さまに有意義な情報やサービスを提供できるよう、スタッフ一丸となって精進してまいります!

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