時計業界最大の新作見本市『Watches and Wonders Geneva 2023』が2023年3月27日~4月2日の日程で開催されております。かつては『SIHH(ジュネーブ・サロン)』と呼ばれていた見本市ですが、2022年に続き【ロレックス】や【パテックフィリップ】、【ヴァシュロンコンスタンタン】をはじめ、日本が世界に誇る【グランドセイコー】も参加しており、世界中で高い注目度を集めております。

今回は『Watches and Wonders Geneva 2023』で発表された【パルミジャーニフルリエ】の主要新作モデルにフォーカスし、ご紹介していきたいと思います!
*出典元:https://parmigiani.com/en/

【目次】
トンダPF

2021年の『Geneva Watch Days』で、新CEO”グイドテレーニ”監修による初のコレクション『トンダ PF』が発表されました。2023年の『Watches and Wonders Geneva』においては、デザインは踏襲しつつも、特に複雑機構を搭載したモデルを投入してきました。

Ref.PFC914-2020002-200182
スペック(仕様)
ケース径 40mm ベゼル PT
ダイヤル プラチナ 夜光 -
素材 PT ブレスレット PT
防水性 100m 駆動方式 自動巻き
Cal PF703 パワーリザーブ 約48時間

《ポイント》
・『トンダPFマイクロローター』は、ケース、ブレスレット、ダイヤルのすべてがPT(プラチナ)製。
・【パルミジャーニフルリエ】のアイデンティティのひとつであるローレット加工のベゼル、プラチナダイヤルが特徴。
・プラチナ製マイクロローターを備えた3.07mmの超薄型自動巻きムーブメント「Cal.PF703」を搭載。
国内参考定価:13,310,000円

Ref.PFC905-2020001-200182
スペック(仕様)
ケース径 40mm ベゼル 18KRG
ダイヤル ミラノブルー 夜光 -
素材 18KRG ブレスレット 18KRG
防水性 60m 駆動方式 自動巻き
Cal PF051 パワーリザーブ 約48時間
《ポイント》
・2022年に発表されたSS(ステンレススチール)製『トンダPF GMT ラトラパンテ』に18KRG(ローズゴールド)モデルを追加。
・GMT機能を搭載、ベゼルにタイムゾーンを把握するための数字が刻印されておらず、8時位置のプッシュボタンを押すことで、ホワイトゴールドの時針が1時間単位でジャンプし、旅先のタイムゾーンに合わせることが可能。
・グレインドルジュ装飾がなされたミラノブルーのダイヤルには、デイト表記や昼夜を判別するインジケーターがなく、極めてシンプルなデザイン。
国内参考定価:9,394,000円

Ref.PFC904-1020001-100182
スペック(仕様)
ケース径 40mm ベゼル PT
ダイヤル サンドグレー 夜光 -
素材 SS ブレスレット SS
防水性 60m 駆動方式 自動巻き
Cal PF052 パワーリザーブ 約48時間
《ポイント》
・『トンダ PF ミニッツ ラトラパンテ』は、2022年に発表された『トンダPF GMT ラトラパンテ』の機能を踏襲し、世界初機構となる「ミニッツラトラパンテ」を搭載。
・『トンダPF GMT ラトラパンテ』はローカルタイムとホームタイムを1
時間単位で区別、この新開発の「ミニッツラトラパンテ」機能は、分単位を5分と1分単位で表示可能。
・ダイバーズウォッチの目盛り付きベゼルで通常操作する機能をムーブメントで実現(18Kローズゴールド製の針)で表示、操作性、視認性が格段に向上。
・【パルミジャーニフルリエ】のアイデンティティのひとつであるローレット加工のベゼル、バーリーコーン(麦の穂)ギョーシェ装飾が施されたサンドグレーダイヤルが特徴。
国内参考定価:4,389,000円

Ref.PFH921-2020002-200182
スペック(仕様)
ケース径 42mm ベゼル PT
ダイヤル ミラノブルー 夜光 -
素材 PT ブレスレット PT
防水性 100m 駆動方式 自動巻き
Cal PF517 パワーリザーブ 約48時間
《ポイント》
・2022年に発表されたPT(プラチナ)製『トンダ PF フライングトゥールビヨン』はプラチナダイヤルでの展開だったが、ミラノブルーダイヤルを追加。
・キャリッジを保持する為のブリッジを持たない「フライングトゥールビヨン」で、ケース、ブレスレット、ダイヤルのすべてがPT(プラチナ)製。
国内参考定価:23,475,000円

Ref.PFH916-2010002-200183
スペック(仕様)
ケース径 42mm ベゼル 18KRG
ダイヤル プラチナ 夜光 -
素材 18KRG ブレスレット 18KRG
防水性 100m 駆動方式 手巻き
Cal PF361 パワーリザーブ 約65時間
《ポイント》
・2021年に25周年を記念して25本限定で発表されたPT(プラチナ)製『PF スプリットセコンドクロノグラフ』に18KRG(ローズゴールド)製モデルを世界限定30本で発表。
・【パルミジャーニフルリエ】のアイデンティティのひとつであるローレット加工のベゼル、サンドブラスト装飾が施されたプラチナダイヤルが特徴。
・2017年のジュネーブ時計グランプリで受賞歴のあるChronoOr(クロノール)の後継ムーブメントとなる「Cal.キャリバーPF361」を搭載。
・二つの動きを1/10秒単位で計測できるスプリットセコンドクロノグラフ機構をケースバックから鑑賞可能。
国内参考定価:24,266,000円

Ref.PFC907-2020002-200182
スペック(仕様)
ケース径 42mm ベゼル PT
ダイヤル プラチナ 夜光 -
素材 PT ブレスレット PT
防水性 100m 駆動方式 自動巻き
Cal PF339 パワーリザーブ 約50時間
《ポイント》
『トンダ PF アニュアル(グレゴリアン)カレンダー』は、グレゴリオ暦、ヒジュラ暦、中国暦の三部作のひとつでグレゴリオ暦を表示。
・ケース、ブレスレット、ダイヤルのすべてがPT(プラチナ)製で、3時位置に月表示、6時位置にムーンフェイズ表示、9時位置に曜日表示。
・自社製自動巻きムーブメント「Cal.PF339」は、レトログラード式アニュアルカレンダーと122年に一度しか修正を必要としないブルーアベンチュリン製ムーンフェイズ(ローズゴールド製ムーンディスク)を搭載。
国内参考定価:お問い合わせ

Ref.PFH983-2020001-200182
スペック(仕様)
ケース径 42mm ベゼル PT
ダイヤル プラチナ 夜光 -
素材 PT ブレスレット PT
防水性 100m 駆動方式 自動巻き
Cal PF009 パワーリザーブ 約48時間
《ポイント》
『トンダ PF ヒジュラ パーペチュアルカレンダー』は、グレゴリオ暦、ヒジュラ暦、中国暦の三部作のひとつでヒジュラ暦(イスラム暦)を表示。
・ケース、ブレスレット、ダイヤルのすべてがPT(プラチナ)製で、自社製自動巻きムーブメント「Cal.PF009」を搭載。
・ヒジュラ暦(イスラム暦)は月の周期(29.5日)に基づいており、月の満ち欠けに応じて29日か30日の12ヶ月で構成され、イスラムの祝日を特定可能。
・ヒジュラ暦では、一年は基本的に354日でこれを「平年」、閏日のある355日の閏年が設けられており、30年につき平年が19年、閏年が11年存在。
・12時位置には30年のサイクル(閏年は緑色の文字)。
・3時位置はイスラム暦の月(ラマダンの月は緑色の文字)。
・9時位置は日付を示し、円形の開口部からホワイトマーカーが覗いていれば29日の月、グリーンマーカーが覗いていれば30日の月であることを意味する。
国内参考定価:お問い合わせ

Ref.PFH982-2022302-2001821
スペック(仕様)
ケース径 42mm ベゼル PT
ダイヤル プラチナ 夜光 -
素材 PT ブレスレット PT
防水性 100m 駆動方式 自動巻き
Cal PF008 パワーリザーブ 約48時間
《ポイント》
『トンダ PF シィアリー(夏暦)カレンダー』は、グレゴリオ暦、ヒジュラ暦、中国暦の三部作のひとつで中国暦を表示。
・ケース、ブレスレット、ダイヤルのすべてがPT(プラチナ)製で、自社製自動巻きムーブメント「Cal.PF008」を搭載。
・60年周期(十進法の「十干」と十二進法の「十二支」の組み合わせで構成)、太陰太陽暦(太陽暦と太陰暦を別々に計算)、それらを同期させる複雑さゆえ、不可能と言われた世界初の中国暦のコンプリートカレンダー。
・ダイヤル外周には二十四節気。
・3時位置は円形の開口部から短い月は「小」(29日)又は長い月は「大」(30日)で表示。
・12時位置には年号と十二支の動物や五行説の元素と陰と陽。
・6時位置に日数とムーンフェイズ。
・9時位置は月と追加月(閏月)を表示。
国内参考定価:お問い合わせ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

『Watches and Wonders Geneva 2023』は、同ブランドでも人気の『トンダPF』に複雑機構を組み込むラインアップとなりました。【パルミジャーニフルリエ】は、随時新しいモデルを発表するブランドでもありますので、2023年も追加モデルを楽しみに待ちたいですね。

引き続き、『Watches and Wonders Geneva 2023』で発表された新作モデルについてお伝えしてまいりますので、お楽しみに。

ではまた!

パルミジャーニフルリエ新作発表