著名人が身に着けている腕時計が欲しい。皆さん、そう思ったことはありませんか?
腕周りをよく注目して見ると「オシャレなデザイン」や「豪華で存在感のある時計」など、著名人の中には一流の高級腕時計を身に着けている人が多く存在していることがわかります。
今回は、著名な『クリエイター』の腕元にフォーカス。各分野において、現在のシーンを牽引し、トレンドを生み出すクリエイターはどのような腕時計を着けているのでしょうか。是非最後までお楽しみください。
写真家
『長山一樹』さんが着用する
【パテックフィリップ】
『カラトラバ』18KYG
「Ref.3919」
最初にご紹介するのは、ファッション誌や広告など、コマーシャル界の第一線で活躍する写真家『長山一樹』さん。
長山さんといえば、どんな現場にもスーツ姿で現れ、そのこだわりを貫き通すスタイルは自身のインスタグラムで確認できます。オーダーメイドのスーツやシャツ、オールデンの革靴など、いつも典雅な装いはまさに”ジェントルマンライフスタイル”という言葉がぴったりです。
そんな長山さんが着用する腕時計は、クラシック且つ上品な佇まいの【パテックフィリップ】『カラトラバ』「Ref.3919」です。
鋲打ち模様と言われるクルード・パリベゼルが美しく、更に18KYG(イエローゴールド)と革ベルトの組み合わせがドレスウォッチとしての華やかさに溢れているモデルです。やや小ぶりなケース径33mmのサイズ感は、主張し過ぎずスーツスタイルにも相性抜群ですね。
流石、クリエイター独自の美学が時計選びにも反映され、あえて手巻きという選択にも粋なこだわりを感じます。
アイウェアブランドAYAME(アヤメ)デザイナー
『今泉悠』さんが着用する
【ロレックス』
『エクスプローラー』
「Ref.1016」
二人目にご紹介するのは、今や日本のアイウェアブランドを代表する【AYAME(アヤメ)】のデザイナー『今泉悠』さん。
モノ作りをする観点において、メガネも時計もディテールやサイズ感など、同じような共通点もあり重要だと捉える今泉さんは、自分が身に着ける上でサイズ感を一番意識しているそうです。そんな今泉さんは、ファッションとして腕時計を楽しんでおり、着用するのはヴィンテージロレックスの大人気モデル【ロレックス】『エクスプローラー』「Ref.1016」。
引用元:OCEANS
1963年に登場し、1988年まで製造されたロングセラーモデルであり、20年以上にも渡る生産期間の間には、いくつかのディテール変更が行われました。搭載するムーブメントは、前期型「Cal.1560」と、1972年以降の後期型「Cal.1570」が存在しています。ダイヤルは初期型のミラーダイヤルにゴールドのサークルが入った”MMダイヤル”か、その後ミニッツサークルが消滅したミラーダイヤルか、後期型のマットダイヤルか、どれも魅力的な展開のモデルです。
時計愛好家はもちろん、ファッション業界からも人気な「Ref.1016」は、ヴィンテージムードとケース径36mmのサイズ感がなによりも魅力です。メガネも時計も身に着けたときのバランスが大事ですよね。
ファッションブランドsacai(サカイ)デザイナー
『阿部千登勢』さんが着用する
【ロレックス】
『GMTマスターⅡ』
「Ref.126755SARU」
三人目にご紹介するのは、日本のモード界を牽引するファッションブランド【sacai(サカイ)】のデザイナー『阿部千登勢』さん。
コレクションはもちろんのこと、最近では【NIKE】とのコラボに【KAWS】も参加したトリプルコラボも話題沸騰中ですね。コムデギャルソンを経て独立し、約10年でパリコレにデビュー。sacai設立から20年以上もデザイナーを務める阿部さんは、日本を代表するデザイナーだけあって特別なモデルを着用しています。それは、2019年のバーゼルワールドで秘かに公開されたモデルで、カタログやWEBにも掲載されなかった【ロレックス】『GMTマスターⅡ』「Ref.126755SARU」。
その豪華な仕様は、ベゼルにはバケットカットのダイヤモンド・サファイア・ルビーをセッティングし、ラグやリューズガードにもダイヤモンドを埋め込んだ絢爛豪華なモデルです。『GMTマスター』のアイデンティティでもある赤と青のベゼルを、サファイヤ(SA)とルビー(RU)で表現したエレガントな逸品です。
これを阿部さんが着けていることを知った時は正直驚きましたが、、、同時にかっこよさの方が勝りました!きっと、さらりと着けこなすそのスタイルはかっこいいに決まっていますね!
音楽プロデューサー
『FPM田中知之』さんが着用する
【ヴィンテージ ミリタリーウォッチ コレクション】
最後にご紹介するのは、DJ、リミキサー、そしてプロデューサーとして国内外で活躍するFPMの『田中知之』さん。
去年の東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式の音楽監督も務めた音楽プロデューサーであり、世界中のイベントで引っ張りだこの田中さん。
そんな田中さんはヴィンテージウォッチの愛好家としても有名です。自身のインスタグラムでは、文字盤中央に目の覚めるような赤色と黄色で放射能マークにバッテンのプリントを施した大胆なデザインが特徴の【ブランパン】『フィフティ ファゾムス』をよく見かけます。
1735年創業、スイスの世界最古級の時計ブランドである【ブランパン】が、フランス軍特殊部隊の命を受けて開発し、ロック機構付き回転ベゼルを搭載した世界初のモダンダイバーズウォッチとして世に送り出したと言われています。その中でも田中さんは、1960年代頃製造で当時の西ドイツ軍に供給されていたモデルがお気に入りだそうです。また、50年代の【ブレゲ】『TYPE XX(タイプトウェンティ)』や、フェイスにはブランド名も入っていない通称”ヌード”と言われるアンティークの【パネライ】『ラジオミール』も保有しています。
そんなアンティーク沼にハマっている田中さんのコレクションを見て、ついつい私も欲しくなってしまいました!
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
クリエイターの方は全てにおいてこだわりが強いと思っていましたが、しっかりと腕時計もその一つでしたね。皆さんに共通して思ったことは、機能性より自分のスタイルにフィットしているか否か。それを一番に考えて時計選びをしている姿勢を感じました。時にはヴィンテージのようなアナログな感覚が、クリエィティブに必要不可欠なのかもしれませんね。そんな刺激をもらったところで今回は終わりにしたいと思います。
今回も、この記事がご自身のお気に入りの一本を選ぶ際の一助となれば幸いです。
では、また!