著名人が身に着けている腕時計が欲しい。皆さん、そう思ったことはありませんか?

腕周りをよく注目して見ると「オシャレなデザイン」や「豪華で存在感のある時計」など、著名人の中には一流の高級腕時計を身に着けている人が多く存在していることがわかります。

今回は、『野球界のレジェンドの腕元にフォーカス。野球ファンのみならず、多くの国民から愛されるレジェンドたちは、どのような腕時計を着けているのでしょうか。是非、最後までお楽しみください。

”ミスター”こと『長嶋茂雄』終身名誉監督が着用する
【ピアジェ】
『ピアジェ ポロ 45 クロノグラフ』
「Ref.GOA34002」

最初にご紹介するのは、”ミスター”、”ミスタージャイアンツ”、”ミスタープロ野球”などの愛称で親しまれる、読売ジャイアンツ『長嶋茂雄』終身名誉監督。

スター性とダイナミックなプレースタイルによって日本中から愛された現役時代を経て、監督としても多くの栄光を掴んだ長嶋監督。その功績はまさに、今日のプロ野球人気の立役者と言っても過言ではない存在です。

そんな野球界のレジェンド、長嶋監督が愛用する腕時計の一つが、【ピアジェ】『ピアジェ ポロ45 クロノグラフ』。

瞬時にゼロ帰針し再計測する、フライバック機能クロノグラフを備えた「Cal.880P」を搭載し、第2時間帯表示、ラージデイト表示、スモールセコンドを備えながら、厚さ5.6mmという薄型ケースの曲線美は、ジュエラーでもある【ピアジェ】ならではのエレガントなスポーツウォッチと言えるでしょう。

【執筆者コメント】
このモデルは、長嶋監督が2013年に国民栄誉賞を受賞した際に着用されていましたね。監督時代の教え子である松井秀喜選手と揃ってダブル受賞し、その後開催された始球式では松井選手がピッチャーを務め、「背番号3」のユニホームを着て左手1本でバッドを握りしめてフルスイングした姿は、今でも胸が熱くなるほど感動したのを覚えています。

”世界のホームラン王”こと『王貞治』会長が着用する
【セイコー】
『セイコー アストロン』
「Ref.SBXB001」

2人目は、長嶋終身名誉監督とともに巨人軍の黄金時代を築き上げた”世界のホームラン王”こと、福岡ソフトバンクホークス取締役会長、日本プロ野球名球会顧問の『王貞治』会長。

1959年から引退までの21年間で積み上げたホームラン記録は868本。この累計本塁打の記録は、いまだに世界一として保持されています。そもそも国民栄誉賞は、かつての内閣総理大臣が当時の王選手を称えるために創設されたものです。

そんな歴史に名を刻む大スター、王会長が愛用するモデルの一つ【セイコー】のGPSソーラーウォッチ『セイコー アストロン』。

引用元:Gressive

こちらは、『セイコー アストロン』の第二世代となる、2012年に登場した世界初のGPSソーラーウォッチの後継機種モデルです。ボタン操作一つでGPS衛星からのシグナルを取得し、「10万年に1秒の誤差」という精度で現在地の時刻を表示する性能は、日本が誇る技術と言えるでしょう。『アストロン』では初の白文字盤が採用され、ブラックセラミックベゼルにチタン製ブレスレットの組み合わせがスタイリッシュな1本です。

【執筆者コメント】
王貞治の代名詞といえば「一本足打法」ですね。このフォームにあごがれて、真似した人も多いのではないでしょうか?!野球少年だった私も、小学生のころ真似してみましたが、ホームランは打ったことはありません。(笑)それはさておき、白文字盤の白は、白星の験を担ぐ意味でスポーツ選手の多くが好む色でもあります。きっと他にも腕時計はお持ちでしょうが、この『アストロン』を着けて験担ぎも大切にし、今もなお変わらぬ闘志を持っている方だと伺えますね。

プロ野球界 希代の名将『故 野村克也』監督が着用していた
【フランクミュラー】
『コンキスタドール キング ダイヤモンド』
「Ref.8005SCDKING1R OAC」

最後にご紹介するのは、ヤクルトスワローズを3度の日本一に導き、プロ野球界の希代の名将として活躍した『故 野村克也』監督。

『ノムさん』の愛称で親しまれ、球界では指導者として数多の名選手を育ててきた野村監督は、沢山の方から愛された、まさに野球界のレジェンドです。そんな野村監督は、メディア出演時のみならず試合中にも拘りの腕時計を着用するほど、腕時計愛好家としても有名でした。

過去には、バラエティー番組で【ハリーウィンストン】『オーシャンクロノ』の着用も確認されていますが、今回ご紹介するのは【フランクミュラー】『コンキスタドール』。

引用元:WEB CHRONOS

モデル名の『コンキスタドール』は、16世紀に名を馳せたスペイン人の征服者に由来しています。こちらは、ベゼル回りに上質なダイヤモンドがちりばめられ、ギョーシェ模様の文字盤、夜光インデックス、リーフ型夜光針、文字盤外周に配されたレイルウェイ、そこにビザン数字が大胆に浮かび上がった、【フランクミュラー】らしい、斬新且つ力強い1本です。

【執筆者コメント】
野村監督は白文字盤もしくは白に近いシルバー文字盤を好んでよく着けていたそうですが、それはやはり「白星」を追う験担ぎの理由だそうです。そして、勝利を呼ぶパワーストーンとしてダイヤモンドがあしらわれたものが、野村監督の拘りだったようです。ストイックで勝負に貪欲な姿勢をもつ野村監督が、勝利を導く名将と呼ばれた所以がよく伝わる1本ですね。また愛妻家としても有名な野村監督。こちらは沙知代夫人が贈ったものではないかと言われており、きっとどの腕時計よりも大切に使っていたんでしょうね。

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか。

いつの時代も貫禄や男らしさは背中で物語られると言います。腕時計も見た目だけではなく、色褪せないエピソードや思い出の奥深さによって、知れば知るほど大きな存在となっていく。今回の執筆では、どこか重なるところがあるように感じ、なんだか心がほっこりとしました。みなさんにとっても、ご自身の愛機がそのような存在になっていくと良いですね。

今回もこの記事が、ご自身のお気に入りの一本を選ぶ際の一助、そして時計愛が増すひとつのキッカケとなって頂ければ幸いです。

ではまた!

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