*出典元:https://www.gamesradar.com/

映画やテレビなどで活躍する俳優の腕時計にフォーカスする「Actor’s Watch」。
第167弾の今回は、クリス・ヘムズワース愛用時計をご紹介して参ります。

ヒーロー映画『マイティー・ソー』シリーズの主人公、ソー役で人気のクリス・ヘムズワース。甘いマスクと鍛え上げられた肉体美で世界中の女性ファンを虜にし、日本でも「クリヘム」の愛称で親しまれている彼ですが、『ゴーストバスターズ』(2016)などで見せる「イケメンと筋肉しか取り柄が無いヘッポコ男」の演技も実に素晴らしく、そういう役をやらせたらハリウッドでも右に出る者はいないと、ごく一部で高い評価を受けています。

今回の「Actor’s Watch」は、そんな彼の腕時計コレクションをご紹介して参りましょう。

ロレックス

デイデイト アイスブルー【Ref.228396TBR

*出典元:https:/bossluxurywatch.vn/

まずはお馴染み、こちらのブランドから。受刑者を使った新薬の治験を行なう刑務所の闇を描いたSFサスペンス映画『スパイダーヘッド』(2016)。そのプレミアでクリス・ヘムズワースが着用していたのは、ロレックス デイデイト アイスブルー(Ref.228396TBR)でした。

ベゼルとインデックスにバゲットダイヤがセットされたラグジュアリーなモデルながら、爽やかなアイスブルー文字盤とプラチナの組み合わせがクールで知的なイメージを感じさせる一本。彼が本作で演じた「冷徹な科学者」の雰囲気に合わせたチョイスなのかもしれません。

オーデマピゲ

ロイヤルオーク クロノグラフRef.26240BA.OO.1320BA.01

*出典元:https:/twitter.com/

続いては、2023年のF1 アブダビグランプリのヒトコマ。クリス・ヘムズワースは、ミハエル・シューマッハと並び史上最多7度のワールドグランプリに輝くF1界のトップドライバー、ルイス・ハミルトンと熱い抱擁を交わしています。

彼の腕の上で一際目立つイエローゴールドの腕時計は、ジバンシィの元クリエイティブディレクターであり、自身のブランド「1017 ALYX(アリクス)9SM」の創設デザイナー、マシュー・ウィリアムズオーデマピゲのコラボによるロイヤルオーク クロノグラフ(Ref.26240BA.OO.1320BA.01。金無垢の豪奢な腕時計ながら、マシュー・ウィリアムズが得意とするインダストリアルな世界観を反映したソリッドなデザインが、F1カーにも通じる機能美を感じさせる一本です。

ブルガリ

オクト フィニッシモ【Ref.102912

*出典元:https:/www.complex.com/

お次は、クリス・ヘムズワースの出世作となった『マイティ・ソー』シリーズの4作目、『ソー:ラブ&サンダー』(2022)のプレミアから。黒で統一したスタイリングの袖から見えるのは、ブルガリ オクト フィニッシモ(Ref.102912と思われます。

先ほどのロイヤルオークと同じく、こちらも円と直線の構成が際立つ、エッジィでソリッドなイメージの金無垢時計。どうやら彼は、このようなデザインの腕時計が好みのようです。こういった腕時計を、人気のSS(ステンレススチール)製ではなく、18KYG(イエローゴールド)や18KPG(ピンクゴールド)製のモデルを選ぶことで上品な色気を感じさせているのは、さすがハリウッドスターならではのスタイリングと言えるでしょう。

タグホイヤー

モナコ クロノグラフ キャリバー11【Ref.CAW211P.FC6356】

*出典元:https://www.starstyleman.com/

最後はコチラ。2015年12月、アメリカのテレビ番組『トゥナイトショー』に出演したクリス・ヘムズワース。クリスマスシーズンという事もあり、おちゃらけサンタを演じた彼の腕に着けられていたのは、タグホイヤー モナコ キャリバー11(Ref.CAW211P.FC6356)でした。

先に書いた通り、彼はF1のグランプリレースに足を運ぶほどのモータースポーツ好き。また、1970年代のF1レース界を描いた実録映画『ラッシュ』(2013)で、当時のトップレーサーだったジェームズ・ハントを演じた経験を持つクリス・ヘムズワース。その劇中では、希少なヴィンテージのホイヤー カレラ クロノグラフ(Ref.1158CHN)が着けられておりました。キャリバー11のモナコは、モータースポーツと縁が深い、そんな彼らしいチョイスなのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

金無垢のロイヤルオークオクトなど、スポーティーでありながら、ドレッシーかつラグジュアリーな雰囲気も併せ持った、大人の色気を感じさせる腕時計が彼の趣味のようです。力強いヒーローを演じながらも、力強さだけでなく、どこか母性本能をくすぐる「可愛げ」を彼が感じさせるのは、好みに秘密があるのかもしれません。

*出典元:https://www.superherohype.com/

さて、気になるクリス・ヘムズワースの次回作は、日本公開が5月31日(金)に決定した『マッドマックス:フュリオサ』。彼は「母なる緑の地」から若き日のフュリオサを攫った暴走集団「バイカー・ホード」を率いるウォーロード・ディメンタス将軍を演じています。腰にテディベアを付けているので、きっと、可愛いモノが大好きな優しいおじ様の役に違いないでしょう。

『マッドマックス:フュリオサ』は、1作目の『マッドマックス』(1979)から、シリーズ全5作でメガホンを取っているジョージ・ミラー監督作。予告編を観る限り、御年79歳の老監督作とは思えない、非常にパワフルな映画に仕上がっている模様です。

私事で恐縮ですが、前作『マッドマックス:怒りのデスロード』(2015)は、あまりの素晴らしさに感動し、17回も映画館で鑑賞してしまいました。本作も何回映画館へと通うことになるか、乞うご期待!V8!V8!V8!V8!

ではまた!

Actor's watch