新型コロナウイルスによる世界各国での行動制限が解け始め、日本への渡航もようやく緩和され始めましたね。街には外国の方を多く見かけるようになり、約32年ぶりの1ドル150円付近の円安も後押しして、様々なモノを購入している様子がニュースやインターネットなどに取り上げられているかと思います。そんな”活気に溢れる”知らせは、嬉しい限りではありますが、一方で『危機?』が迫っているモノもございます。
それこそが
【ヴィンテージロレックス】
です。
一体、なぜ危機なのか!?本記事では、改めて「ヴィンテージとは何か?」から話を触れて、危機の理由と今買うべき【ヴィンテージロレックス】モデルを、当店にある在庫からご紹介していきます。是非最後までご覧いただき、売買の参考にしていただければと思います。
まず初めに知っておいてほしいのは、
【ヴィンテージ】という言葉に明確な定義はない
ということです。
ネット上には様々な情報が溢れ、諸説【ヴィンテージ】の定義がございますが、一般的に言われているのは“1980年代頃までに製造された時計”というアバウトな定義だけなのです。
【ヴィンテージ】の時計は、ブランドの認知度や流通数、個体の状態によって価格=価値が大きく変わります。皆さんご存じの【ロレックス】は、特に認知度と需要が高いブランドとして確固たる地位を築いており、その最大の特徴の一つが“経年変化”です。
“経年変化”の代表例として、文字盤や夜光が変色し、本来の個体とは全く別物に見える”焼け”という変化がございます。皆さんも時計を見た時に「色がくすんでいる」「違う時計?」などと思ったことはありませんか?これはまさに”焼け”によって変化した個体なのです。
例えば、上の写真はどちらも同じモデルになりますが、違いは一目瞭然ですよね?2本とも元々は”白色”のダイヤルでしたが、片方は”クリーム色”(左)へと変化しています。
ちなみに、どのようにして変化するのかはハッキリと分かっておらず、下記のような要因で変化した個体が存在している、とされています。
・製造場所や製造期間
・紫外線や空気の影響
工業技術の進化により、現行モデルの時計にはほとんど見られなくなった“経年変化”。その唯一無二の存在は、【ヴィンテージロレックス】の魅力の一つとなっているのです。
※あくまで”焼け”は一例です。
そして、【ヴィンテージロレックス】を筆頭に、【ヴィンテージ】の世界でもうひとつ重要とされているのが、その当時の“オリジナル性”。もちろん、何十年と前のモノを使い続けるために、途中でメンテナンスをし、パーツを交換することは必須です。ただ、その価値・価格は、その当時のオリジナル性がどれだけ確保されているかで大きく変わってしまうのです。そのため、実物資産の世界でよく聞く「デッドストック」なんて呼ばれるモノは、とんでもない価値が付いたりもします。
このように、供給数が圧倒的に減っていく【ヴィンテージ】の世界。ただでさえ、廃盤となった時点で絶対数が減ってしまうのに、原因不明のロマンを感じさせる“経年変化”まで起こしてしまう【ヴィンテージロレックス】は、その魅力に一度はまってしまうと、抜け出すことが出来ない程、魅力に溢れているのです。
冒頭でもお話ししたように、現在は渡航制限の緩和や、加速する円安によって外国人観光客が日本で様々なモノを購入しています。これは、コト高級腕時計においても同じです。高級腕時計自体はもちろん、『ヴィンテージ』の認知度が世界中で高まってきている昨今、日本で【ヴィンテージロレックス】を購入する海外の方が増えてきているのです。では、その状態が続くとどうなってしまうのか、順を追ってお話ししていきましょう。
まず、高級腕時計自体が資産価値として認められてきたことにより、世界的に需要が高まってきていることを示しているのが上の表になります。こちらは、スイス時計協会FH(Federation of the Swiss Watch Industry FH)が公表している数値になりますが、スイス時計の総輸出量を見ると、2020年こそ新型コロナの影響で減少していますが、年々右肩上がりで増加し続けているのです。
次に、【ヴィンテージロレックス】への海外の方からの注目度について
【期間❶】2022年9月20日~10月10日(入国制限緩和前*3週間)
【期間❷】2022年10月11日~10月31日(入国制限緩和後*3週間)
期間❶と❷で販売データを比較すると、海外の方の【ヴィンテージロレックス】購入数が3倍に増加していました。(※コミット銀座の実際の販売データ)
これは円安の影響はもちろん、日本人は”パーツ”にこだわる傾向にある一方、海外の方はそこまで気にせずに購入される方が多いのも要因のひとつに考えられます。日本人はモノの扱いが良く、日本には状態の良い【ヴィンテージロレックス】がたくさんあると言われており、多少のパーツ変更がされていても尚、「買い」な個体が多いのかもしれません。つまりは、今の情勢が長引くほど、海外の方が日本で【ヴィンテージロレックス】を購入していく流れは加速し、最終的には国内から無くなってしまう、、、なんてことも想像出来てしまうのです。購入を検討している方は、早めに押さえておいても良いかもしれません。
ここからは、国内外問わず高い注目度を集めている【ヴィンテージロレックス】について、当店在庫をご紹介させていただきますので、是非ご覧ください!
■デイトナ
1963年に誕生したコスモグラフ『デイトナ』は、プロのカーレーサーのニーズに応えるよう設計され、誕生から50年以上経ってもなお、スポーツクロノグラフにおける比類なき存在であり、王者として君臨しています。
ロレックス
デイトナ
Ref.6265
製造年:55*****(1978年頃)
保証書:なし
箱 :なし
¥9,295,000(税込)
¥8,450,000(税抜)
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POINT
インデックス夜光の欠落やインダイヤルに多少の経年劣化が見られますが、文字盤は傷み(表面上のキズやはげ)が見当たらないキレイな状態です。
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POINT
ベゼルは年代の合ったMK2、プッシャーは後年に交換されております。
ロレックス
デイトナ
Ref.6239
製造年:10*****(1964年頃)
保証書:なし
箱 :なし
¥8,998,000(税込)
¥8,180,000(税抜)
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POINT
ダイヤルはローレターのスモールロゴとなっており、年代も合っております。また、ベゼルも製造年代と一致する「300タキ」が付いております。
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POINT
ダイヤルは僅かな経年劣化こそございますが、インデックス夜光には欠落が見られず、非常に良い個体となります。
■エクスプローラーⅠ
世界最高峰のエベレスト人類初登頂という偉業を称え、”エクスプローラー(探検家)”と名づけられたアドベンチャーウォッチは、極限の状況下での視認性を追求し、シンプルな文字盤に堅牢なケース、信頼性の高いムーブメントを備えております。誕生から現在までコンセプトを継承しながら、時代とともにアップデートされています。
ロレックス
エクスプローラーⅠ
Ref.1016M
製造年:15*****(1967年頃)
保証書:なし
箱 :なし
¥3,278,000(税込)
¥2,980,000(税抜)
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POINT
ミラーダイヤルは経年による小キズ、劣化がございますが艶感がしっかり残った良い状態が保たれております。
針夜光は修正が入っておりますが雰囲気は損なわれておりません。 -
POINT
78年のUSリベットブレスはヨレ感こそございますが、しっかりとした状態が保たれております。
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POINT
クラスプコード:78
ロレックス
エクスプローラーⅠ
Ref.1016
製造年:80*****(1983年頃)
保証書:なし
箱 :なし
¥2,497,000(税込)
¥2,270,000(税抜)
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POINT
通常焼けが入りにくいと言われる5型ダイヤルは、インデックスがキレイなクリーム色に変化し、抜群の雰囲気を醸し出しています。
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POINT
針もオリジナルと思われるトリチウム夜光で、ブレスレットの年代も一致しており、整合性の取れた1016をお探しの方に是非オススメしたい個体です。
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POINT
フラッシュフィット:580、ブレス:78360、クラスプコード:H、裏蓋:1016
ロレックス
エクスプローラーⅠ
Ref.1016
製造年:80*****(1983年頃)
保証書:なし
箱 :なし
¥2,288,000(税込)
¥2,080,000(税抜)
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POINT
ケース・ブレスと年代相応の使用キズがございます。
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POINT
年代の合ったMK4ダイヤルは非常にキレイな状態を維持しておりますが、針夜光には経年劣化がございます。
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POINT
フラッシュフィット:58、ブレス:7206、クラスプコード:65.2
■エクスプローラーⅡ
1971年に『エクスプローラーⅠ』の上位機種として誕生した『エクスプローラーⅡ』は、昼夜を区別するための24時間針が搭載され、そのデザインから一躍人気を博しました。特にヴィンテージモデルは流通数が少ないことから、高価格帯で取引されることが多くなっています。
ロレックス
エクスプローラーⅡ
Ref.1655
製造年:37*****(1974年頃)
保証書:なし
箱 :あり
¥5,368,000(税込)
¥4,880,000(税抜)
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POINT
ベゼルは年代の合ったMK2、ダイヤルは希少性が非常に高いセンタースプリット表記のMK3ダイヤルになります。
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POINT
ブレスは後年に交換されておりますが、ほぼヨレが感じられない状態です。
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POINT
フラッシュフィット:580、ブレス:78360、クラスプコード:T4
ロレックス
エクスプローラーⅡ
Ref.1655
製造年:32*****(1972-1973年頃)
保証書:なし
箱 :なし
¥3,993,000(税込)
¥3,630,000(税抜)
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POINT
希少なMK1ダイヤルには、4ー6時位置にルーペで確認できる針スレ跡がありますが、その他はキレイな状態の個体です。
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POINT
ベゼル・ブレスレットは交換されておりますが、その分価格を抑えております。
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POINT
フラッシュフィット:280、ブレス:9315、クラスプコード:70.4、裏蓋:72.2
ロレックス
エクスプローラーⅡ
Ref.1655
製造年:37*****(1974年頃)
保証書:なし
箱 :なし
¥4,598,000(税込)
¥4,180,000(税抜)
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POINT
ダイヤル、ベゼルは年代の合ったMK2でダイヤル、夜光コンディションは非常に良い状態を維持しております。
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POINT
パーツの整合性が取れており、トータルコンディションが良いオススメヴィンテージモデルです。
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POINT
フラッシュフィット:580、ブレス:78360
ロレックス
エクスプローラーⅡ
Ref.1655
製造年:82*****(1983年頃)
保証書:なし
箱 :なし
¥3,685,000(税込)
¥3,350,000(税抜)
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POINT
ダイヤルは5型、ベゼルは4型の1983年/最終年のRef.1655になります。
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POINT
パーツの整合性が取れておりダイヤルコンディションが素晴らしいオススメ商品です。
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POINT
フラッシュフィット:580、ブレス:78360、クラスプコード:H、裏蓋:1655
ロレックス
エクスプローラーⅡ
Ref.1655
製造年:30*****(1972年頃)
保証書:なし
箱 :なし
¥3,498,000(税込)
¥3,180,000(税抜)
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POINT
年代相応の使用キズがございますが、大きなキズはなくコンディションは良好です。
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POINT
ダイヤル、ベゼルは年代の合ったMK2になります。70年代ならではの雰囲気を味わえるオススメヴィンテージモデルです。
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POINT
フラッシュフィット:258、ブレス:7836、クラスプコード:I1 、裏蓋:72.2
■GMTマスター
1955年に発表された、2つの異なるタイムゾーンの時刻を同時に表示できるよう設計された『GMTマスター』は、世界を縦横無尽に飛び回るプロフェッショナルパイロット向けのナビゲーション機器として開発されました。ベイクライトベゼルからアルミベゼルへ、更にはセラミックベゼルへと変化し、第2時間帯だけでなく、第3時間帯まで読み取れる『GMTマスターⅡ』も後に誕生しています。
ロレックス
GMTマスター
Ref.1675M
製造年:14*****(1966年頃)
保証書:なし
箱 :あり
¥3,795,000(税込)
¥3,450,000(税抜)
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POINT
ミラーダイヤルは小キズがございますが、艶感はしっかり残っており良いコンディションを維持しております。
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POINT
綺麗に褪色したフクシアベゼルも雰囲気抜群で、漆黒ミラーダイヤルと絶妙に相まっております。
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POINT
クラスプコード:76、裏蓋:66.2
ロレックス
GMTマスター
Ref.1675
製造年:29*****(1972年頃)
保証書:なし
箱 :なし
¥2,255,000(税込)
¥2,050,000(税抜)
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POINT
MK1/ロングEダイヤルがキレイな状態を維持しており、ゴーストベゼルと相まって雰囲気抜群の個体となっております。
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POINT
年代一致した巻きブレスが装着されておりますが、付属品にUSジュビリーブレスが付属されておりますので、付け替えてお楽しみいただけます。
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POINT
フラッシュフィット:280、ブレス:7836、クラスプコード:72年2期、裏蓋:71.2
■サブマリーナー
1953年に誕生した『サブマリーナー』は、ダイバーズウォッチの先駆者にして代表的な存在であり、デザイン的な模範にもなっていると言われています。世界中の人々がダイバーズウォッチと言われて思い浮かべる時計は、恐らく『サブマリーナー』が最も多いのではないでしょうか。
ロレックス
サブマリーナー
Ref.5513M
製造年:13*****(1966年頃)
保証書:なし
箱 :なし
¥3,993,000(税込)
¥3,630,000(税抜)
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POINT
ミラーダイヤルはわずかな経年劣化がございますが、艶感がしっかり残った非常に魅力的なコンディションになります。
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POINT
針夜光は一部欠落箇所があるものの、インデックス夜光は欠落が見られない素晴らしい状態です。
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POINT
フラッシュフィット:80、ブレス:7206、クラスプコード:65.1、裏蓋:66.1
ロレックス
サブマリーナー
Ref.1680
製造年:22*****(1969年頃)
保証書:なし
箱 :なし
¥4,983,000(税込)
¥4,530,000(税抜)
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POINT
MK2ダイヤルのコンディションが良く、ごく僅かにトロピカルの焼けが入った雰囲気抜群の個体となります。
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POINT
ベゼルとクラスプは後年に交換されておりますが、年代一致の巻きブレス9315が付いております。
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POINT
フラッシュフィット:380、ブレス:9315、クラスプコード:DT11、裏蓋:69.3
ロレックス
サブマリーナー
Ref.5513
製造年:57*****(1978-1979年頃)
保証書:なし
箱 :なし
¥2,035,000(税込)
¥1,850,000(税抜)
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POINT
年代相応のスレや小キズはございますが、ケース・ブレスレットがしっかりとした、印象の良い個体となります。
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POINT
人気の希少レムリッチ社製MK1ダイヤルは傷みもなく、インデックス、針の夜光もトリチウムがほんのりと焼けています。
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POINT
フラッシュフィット:580、ブレス:93150、クラスプコード:VD
ロレックス
サブマリーナー
Ref.1680
製造年:55*****(1978年頃)
保証書:なし
箱 :あり
¥2,178,000(税込)
¥1,980,000(税抜)
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POINT
ケース・ブレスレットには年代相応のスレ、キズが見られますが、ケースはしっかりとしております。
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POINT
ダイヤルコンディションが非常に良く、トリチウムには綺麗焼けが入っております。
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POINT
フラッシュフィット:580、ブレス:93150、クラスプコード:K3
ロレックス
サブマリーナー
Ref.5513
製造年:21*****(1969年頃)
保証書:なし
箱 :なし
¥1,980,000(税込)
¥1,800,000(税抜)
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POINT
Ref.5513マットダイヤル初期のメーターファーストの仕様となっており、ヴィンテージの良い雰囲気漂う個体です。
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POINT
ブレスが交換されておりますが、その分価格は抑えております。
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POINT
フラッシュフィット:580、ブレス:93150、クラスプコード:VC、裏蓋:5513:68年4期
ロレックス
サブマリーナー
Ref.16800
製造年:81*****(1983年頃)
保証書:なし
箱 :あり
¥1,738,000(税込)
¥1,580,000(税抜)
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POINT
使用に伴う小キズはございますが、ケースは太くエッジラインがしっかり立った個体となります。
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POINT
ドーム型プラ風防(社外)を付属しておりますので、お好みで替えてお楽しみいただけます。
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POINT
フラッシュフィット:593、ブレス:93150、クラスプコード:S5
今後、高級時計自体や【ヴィンテージロレックス】への注目度が上がり、需要は増加する一方ではないかと思いますが、反面、供給数は限定的となり、需要と供給の差は開いていくことになるかと思います。
そうすると、大幅に価格が上昇することも予測されますので、狙っている方はお早目に購入いただくことをおすすめいたします。ただし、【ヴィンテージロレックス】をあまり知らない方も多いかと思います。まずは是非、当店鑑定士までお気軽にご相談ください。お客様に納得、安心してお買い求めいただけるよう、誠心誠意お答えさせていただきます。